1998年6月分

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No.067 (NO TITLE)
岡野太一 さん
私が「男のきもの大全」を覗いたのは5月の終わりごろでしたでしょうか。高校の頃から着物をふいに着たくなり、それからというもの色々な本を探したりして着物の事をもっとよく知ろうと四苦八苦の日々が続いていた私は、それまでインターネットというものの存在にちっとも気づきませんで、全く苦労していました。そんなある日、町の図書館で本を検索していた私は、ふと、インターネットできもの関係のホームページというものがあるかもしれないという事にようやく気づいたのです。次の日、学校のコンピュータルームに行ってさっそく検索してみましたら、私の予想以上に多くのホームページがあるのに驚きました。そして、その中でもっとも目を引いたのが「男のきもの大全」だったのです。
全くその日は、ずっとパソコンのモニターにへばりつきっぱなしでした。男性用のきもの関係の書籍が極端に少ない中、実際に着物を毎日のように着ている人がご自分の経験を基に詳しく解説してくださるこのページは、私にとって全く福音でした。おかげさまで、ますますきものに対しての愛情が湧きました。私の持っているきものは今のところ、父からのお下がりの紺のウールと浴衣のみで、他にきものと呼べるものはありません。ウールの方は、冬から春にかけてまで家のなかで着ていたのですが、家族は「また妙な事を・・・」という目で見ておりました。最近はいい加減慣れたようですが。
何やら取り止めのない話になってしまいました。ここらへんでいったんお開きにして、またの機会に別の話や質問をしたいと思います。
どうやら私と似ていますね。頑張ってきもの着て下さい。それにしても、こうした学生さんからのお便りを頂くたびに、きもの離れという言葉が不思議に思えてなりません。そろそろ死語にしてもらいたいものですよね。
No.068 早く着物が着たい!
田澤昌之 さん
E-Mail = m980052@st.toyama-mpu.ac.jp
はじめまして。僕は着物に興味がある、しがない大学生です。学校でパソコンの授業があり、そこではじめてインターネットに触れました。そこで、もしかしたらと思い「きもの」と検索して、このホームページを見つけたわけであります。ほんと見つけたときは嬉しかったです。僕の着物を着るという夢に少し近ずいた訳ですから。思えば僕が着物を着たいと思いはじめてから、もう10年近く経つと思います。他の欲望は、時間が経ってしまえばどうでも良くなってしまうことが多いのですが、着物を着たいという欲望だけは、どうしても捨て去ることができません。僕は成人式で着物を着ようと思っていました。親にもそういって会ったのですが、2浪もしてしまい、その夢は実現しませんでした。今年はようやく大学に入ることができ、アルバイトなどをしてお金を貯めて、着物を買おうと考えています。それでは、これからよろしくおねがいします。
お次も学生さんです。10年来の夢、一日も早く叶うことをお祈りしています。きものを入手されたら、あとはこのHPを参考に、早く着馴れて自分のものにしてしまいましょう。
No.069 作務衣から卒業しよう
黒澤理 さん
こんばんは、酔っぱらいの会員NO.41の黒澤です。セブンイレブンで買った今日発売の雑誌GoodsPress(得間書店)によるとp42、43においてかんたんな浴衣及び関連グッズの紹介行っております。前回、全和装人アンケートにおいて、何とか作務衣から卒業したい思っているだけで、なかなか次の一歩が踏み出せないと書かせていただいたわたしにとっては、ひとつ誂えてもらおうかというきっかけになり、なかなか勉強になりました。
話は変わりますが、和服関連書籍を早速見せていただきました。すばらしいですね。monoマガジンの96年9月16日号は、私は大切に、保存しております。この号のグリーンの長着及び袴にしびれ和服に目覚めたのですが、独身安月給セールスマンにはかなわぬ夢と思い。涙を飲んで酒を煽っていたのですが、この雑誌をきっかけに店に行ったところ、とりあえず浴衣ならば誂えでも3万円(宇都宮西武百貨店によると)でできるということなので、いいデザインが入り次第、和服デビューしようと思います。
また、読売新聞社の今日の朝刊に、(6月8日朝刊20面おしゃれ欄)に、甚平の愛好者が増えているとでていましたが、浴衣の愛好者も増えています。男が服飾にお金を掛ければ、和装も同時に増えると思います。またメールお送り致します。大変失礼致しました。
モノ・マガジンの着物特集は意外と知られていないレアな情報だったようですが、しっかりチェックされていたのですね。若い方も多く目にする、ああいう一般誌が和服をもっと取り上げてくれたらいいのですが、なかなか浴衣以外では少ないですね。出版社各位、和服の特集もっと取り上げてみませんか?
No.070 もっと気軽に着物を着たい
伊達信夫 さん
E-Mail = hiroyuki-kannno@pop12.odn.ne.jp
早坂伊織さん、初めまして。伊達信夫と申します。つい最近38歳になりました。2ヶ月ほど前からインターネットを始めましたが、はじめてすぐに見つけたのがHPでした。以来常連になってしまいました。

わたしも着物が好きで、家ではもっぱらウールの丹前を愛用しています。しかし、早坂さんに出会う前は、外に着物姿で出ることにとても抵抗を感じていました。でも、このHPで、着物を愛する若い人が多いことを知り、何か勇気づけられた感じです。もっと積極的に着物姿で外出したいと思います。

ところで、つい最近、小千谷縮みの着物を注文しました。今年の夏は北陸への3泊4日の旅行を計画していますが、家内と一緒に金沢の町を着物で歩こうかなどと語り合っています。そこで質問なんですが、足袋は必要でしょうか。わたしは、裸足に雪駄を突っかけようかと思っているのですが、やはり足袋を履くべきなのでしょうか。

このペンネーム「伊達信夫」は、わたしの住む地方の昔の地名を二つ続けたものです。
今後ともよろしくお願いいたします。
ご質問の足袋の件ですが、固いことをいうと、真夏でも外出時には足袋を履くというのが身だしなみと言えますが、素足に雪駄の軽快さも捨て難いですよね。小千谷縮みは、高級な浴衣としても扱われるきものですから、素足でも全く問題はありません。ご自分の感性で、気持ち良いとお感じになるスタイルをお選びになれば、それでいいと思います。ただ、老婆心ながら、もしも雪駄で長時間歩きなれていらっしゃらなければ、足袋を履いておくのが無難です。鼻緒で足の皮が擦り剥けてしまい、旅行どころではなくなる可能性もありますから。(^^;足袋を履いていれば、歩くのもずいぶん楽になるはずです。また、夏ですと、足袋を履くなら、なるべく薄い色の足袋をおすすめします。黒足袋や鉄紺の足袋などは見るからに暑苦しそうですし、実際真夏に履いて歩いたら、かなり暑く感じます。白足袋が涼しくてよいのですが、強烈に目立ちますので、それが気になるようでしたら、ベージュなどの色足袋がいいでしょう。夏用の麻足袋などもありますが、皺になりやすく足元がスッキリ見えませんので、履きなれないなら普通の綿キャラコの足袋が一番です。なにはとも あれ、気分よくが第一です。周りの視線や約束事などは必要以上に気にせず、本当のきものの心地よさをお楽しみ下さい。
No.071 お花見会写真
m.sawa さん
Niftyお花見会オフの写真拝見させていただきました。私自信は和服を着ませんが、男の和服姿はやっぱりいいですね。皆さんこれからも、是非和服を楽しんで、写真を見せて下さい。そのうち、ん、ちょっと着てみようかという気分になる人もでてくるしょう。
m.sawaさんも、「ちょっと着てみようかという気分になる人」の一人になって下さいね〜。(^^;
No.072 おひさしぶりです。
ぽちゃこ さん
ひさびさです。ただいま長襦袢縫ってます和裁の方は長襦袢(女物)ですが、3枚目を縫っている所です。男物のゆかたも1枚(父の分ですけど)縫いました。男物は大変です。特に大柄の人のを縫うときは、用尺が足りるかどうかが勝負です。(女性でも大柄の人は大変ですよ)今は長襦袢ですが、衿付けをしています。ぞべ(喪服とかの衿元に白い縫い目が見えるやつ)を入れるのがこれまた大変で、肩こりがひどくなりそうです。細かく縫い目を入れるのと、縫い目が布地に沈まないようにしなければいけないので、かなり時間がかかります。今縫っている長襦袢が縫い終わったらゆかたのシーズンですので、自分のゆかたを縫いたいなと考えているところです。しかーし絽の長襦袢の反物を買ってるので、それが先になってしまいそうです。(^^);ではまた遊びに来ます。これからも内容の濃いHP作りがんばってくださいね。
自分で縫えるっていいですねえ。・・・って何度も思うのですが、なかなか和裁にまでは手が出ないですう。(^^;ご自分で縫った着物や長襦袢の気心地などもまたお便りして下さいね。
No.073 お便りありがとうございました。
伊達信夫 さん
E-Mail = hiroyuki-kannno@pop12.odn.ne.jp
早坂伊織様
先日、小千谷縮みに足袋を履くべきかどうかという質問を差し上げた伊達信夫です。早速返事をいただき、ありがとうございました。ご助言のように、淡い色の色足袋を履いていこうかと思います。しかし、果たして気に入ったのが見つかるかどうか……。地方に住んでいるものですから、色足袋など置いてあるところがないんですよね、本当に…。情けなくなってしまいます。でも、まあ頑張って探します。

早坂さんのHPで、わたしがいちばん気に入っているのが、和装の肌着についての主張です。早坂さんは、和装には和装用の肌着を着用すべきだと主張されていますが、わたしも全く同意見です。せっかく着物を着ているのに、襟元からシャツが見えたり、裾から股引がのぞいたりしていたら興ざめですよね。やはり、肌襦袢と褌を着用すべきだと思います。なんでも、早坂さんのアンケートによると、着物愛用の人の9割がたは褌党だとか。やはり着物党にはこだわり派が多いのですね。うれしくなってしまいます。(ちなみにわたしも褌党で、どちらかというと越中派です)ところでアンケートはどのぐらい集まったのでしょう。結果が楽しみです。

今後とも「男のきもの大全」を楽しみにしつつ、応援していきます。よろしくお願いします。
足袋の入手につきましては、今回紹介した「きねや足袋」さんの通信販売を利用するという手もありますよ。小千谷でのご旅行のご感想を是非また聞かせて下さいね。なお、アンケートは現在まだ集計中ですが、回答者の男性のおよそ8〜9割は褌経験者というのは正直私も驚いてます。
No.074 はじめまして
府越義博 さん
E-Mail = ha800086@fsinet.or.jp
このたび登録させていただきました府越義博と申します。よろしくお願いいたします。

前々から男の着物についてのマニュアルがないかと捜しておりましたがなかなか見つからず、古本屋でも捜してみようかと思っていましたところ、YAHOOのカテゴリー検索で遊んでおりましたら、偶然このホームが見つかり早速登録させていただきました。

私たち僧侶にとって着物は普段着であり、お洒落着としての着物のように高価なものでは懐が堪りません。ですから実用品としての丈夫さと値段が絶対条件となります。そのため普通の呉服店ではなく、法衣店や僧侶専門の白衣店で求めております。これらの店の既製品は実用品としての仕立てのため特に注文しなければすべてミシン縫いですが、下手な手縫いよりよっぽど丈夫で、何度自宅で洗濯しても、生地が傷むまでほとんどほころびたりしない優れものです。またその安価なことはみなさんには驚かれるものだと思います。例えば現在着用している夏用の長着は、ポリエステル65%麻35%のねずみ色無地と同じく茶色の無地の長着が仕立て上がりの既製品で9000円です。これは兵庫県西宮市にあるサンコー通商という通信販売の白衣店から求めたもので、この店は生地見本がついたカタログを発行していますので実際に生地を確認して注文が出来ますし、既製品のL/M/Sのサイズが合わない場合は生地代プラス仕立て料金8500円で別寸仕立てもいてくれます(先ほどのポリ麻の長着なら生地代4000円プラス8500円で12500円。着丈150p以上は生地代金20%増し)。また長着の他に作務依や袴(生地代プラス仕 立て料金12500円)・半襦袢(但し白のみ)・雪駄・草履・下駄・白足袋(キャラコ1300円、ブロード1200円より)などを扱っております。普段着として着用するのには十分だと思いますので一度カタログを取ってみられたら如何ですか。住所と電話番号を書き込んでおきます。

サンコー通商  西宮市苦楽園四番町22−32
TEL:0798−70−9808  FAX:0798−70−9810

もう一つ僧侶用の白衣店で福助の足袋や半襦袢を求めるのなら福生がおすすめです。この店も通信販売の店ですが、いろいろなサイズの白足袋を用意してあって、例えば足幅が特に細いささ型、少し細い細型、なみ型、ひろいゆたか型、特に広いふっくら型などがあります。またここのおすすめは身丈91pのロング丈の半襦袢(2着で5000円から)で、これがあれば冬でも長襦袢無しでも十分です。

福生  TEL:0120−29−0068  FAX:0722−29−6888

また私たち僧侶の便利なアイテムとして使われていますのが、法衣店で入手出来る金属製の帯留め(800円〜1000円)です。これは大型のクリップのような形をしているものですが、白帯(白衣の上に締める白の角帯)を締めるときに、貝の口の結び方のときのような手をつくらず、帯の端からそのまま巻き付けて行き、最後を30pくらい折りかえして、その折り返した折り目と巻き付けた帯とをこの帯留めではさんで終わりという最も簡単で結び目が全くない結び方が出来ます。これだと帯が結べない人でも間違いなく着物が着られるというものです。但しあんまりお行儀のよくない人や長時間使用しているとだんだんゆるんで来ますが、締め直すのも帯留めと帯を手でもって引っ張ってやれば簡単に締まりますので大丈夫です。

実は白帯はマジックベルトを使っている人もあります。しかしあれは夏は汗でべとべとになりやすいので、私は使いません。宗派によっては禁止になっている所もあります。やはり夏は麻の袋帯をキュッと締めなくては、気持ちが引き締まりませんので。

帯留めと同じ発想で襟留めというアイテムもありまして、これはZ字型の金具なんですが、左右の襟をこれで引っかけておきますと、少々激しく動いても襟がはだけないというものです。本当は和服は襟が少々はだけるくらいがゆったりして自然なのでしょうが、なんせ僧侶は儀式を執行するわけでして、襟がはだけていてはいけないことになって居りますので、こんなアイテムが考え出されたわけです。一般の方でも、結婚式やお葬式できちんと襟をあわせておかなければいけないときなどには、よいかもしれません。

これはみなさんには関係のないものかも知れませんが、夏のアイテムとして着物が汗で肌にべたつかないように、着物の下に着用する汗よけというものもあります。これはちょうど腕が入るくらいの筒状に細い藤つるを編んだものでして、これを着用するといくら汗をかいても着物が肌にくっつくことはありません。但しあんまり格好のよいものではなく、おじんくさいので私も持ってはいますが、よほどのときでないと使いません。もっとすごいのは同じ目的でチョッキのように着物の下に着るものもあるんです。これは本当に年寄りでないと着てはいませんが。

ところで作務衣が一般化して久しくなりますが、一般向けの作務衣は何であんなに高いのでしょうか。法衣店の価格とずいぶん差がありよくこんな高いものを買う人がいるもんだとおどろいて居ります。法衣店のものなら、夏物ならポリ麻のもので8000円位で手に入るのですから。最もたまに新聞広告に出ている2枚で5000円というとんでもなく安い一般向けのものもありますけどね。一度面白がって買ってみましたら、一度洗うとくたくたになってしまうすごいものでした。それと一般向けの作務衣はどういう訳かポケットが外に着いているのです。法衣店のものは内側につけられています。これは一般向けのもののメーカーでは作務衣を洋服の一種と考え、法衣店では和服の一種と考えているからなのではないかと思うのですが。

このほかにも作務依やインバネスなどの通信販売などがありますが、また折りをみてご報告いたします。

WWWA00000079 府越義博
僧侶というご職業も、和服と最も縁の深いお仕事の一つですが、一般の我々としては僧侶専門の和装用品のお店の情報というのはなかなか得ることが難しいものです。そういう意味では今回府越さんから頂いた通販のお店は貴重な情報といえますね。それにしても安いですねえ。それに、帯留めのような面白いアイテムもまだまだありそうです。汗除けというのも珍しいアイテムだと思いますが、これも通販されているのでしょうか?いずれにせよ、僧侶系専門店はやはり要チェックですね。たくさんの情報ありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いします。

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