「呉服屋さんと語り合おう」


前にお便りコーナーで紹介した、東京目黒祐天寺の呉服店「ふかや」さんを南さんと訪ねてきました。かねてより一度お会いしたかった手紙の主の深谷さんご夫婦は、とても明るいご夫婦で、初対面とは思えないくらい楽しいお話を伺うことができました。店主の深谷さんは、手紙の文章から受ける印象とは一味違った、エネルギッシュ雰囲気もお持ちの方。この日は特別に和服に着替えて私たちをお出迎え下さった様子でしたが、ぜひ普段にもお店で着物着て下さいね(^^;。

さて、偶然お店に居合わせた熱心な男性のお客様も交えて話は盛り上がり、非常に充実したきもの談義となりました。お互いに、今までのきものへの想いを一気に話し込み、きものが取り持つ縁の不思議さを改めて感じた次第です。深谷さんも私も、着物に対する想いは同じで、もっと広く自由に衣服として活用してこそ、きもの文化は活きたものになるとの考えです。そうした土台があってこそ、伝統的な着こなしや活用もますます深まるというもの。きものユーザにとって、こうしたことが語り合える呉服屋さんとの出会いは、何よりも嬉しいものです。直接お会いできたことで、メールだけのやり取りでは感じることのできない「出会い」を感じることができました。そうした意味でも、深谷さんとの出会いは、私にとって新たな喜びのひとつとなりました。

きもの好きが集まってのきもの談義はいつも楽しいものですが、むしろ呉服屋さんとのきもの談義も大切なことではないかと感じています。普段はなかなか足を踏み入れにくい呉服屋さんですが、深谷さんのような呉服屋さんとの出会いをもっと多くの方々に持って頂きたいものです。深谷さんご夫婦は、こういう方と着物友達になりたいと感じさせる方でした。お近くにお住まいの方は、ぜひ一度訪れて見て下さい。



東京目黒祐天寺のきもの専門店「ふかや」にて。
両端が深谷さんご夫妻。左の男性は写真家の南さん。
偶然お会いしたお店のお客様はこの時カメラマンでした。
(Fさんどうもありがとうございました)


〒153-0052 東京都目黒区祐天寺2−6−14
<きもの専門店>ふかや
Tel/Fax 03-3712-2922




1999年5月8日 掲載

  

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