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和装の魅力と着こなす楽しみを提案する、男の着物総合ガイド

履物Japanese footwear

履物
■ 和装用の履物について


履物の詳しい説明については、北海道札幌にある和装履物のお店、和装履物専門店現代屋さんのホームページにお立ち寄り下さい。ここは私が見つけたページの中でも、履き物に関して一番詳しく紹介されているページです。ここではごく一般的なことを簡単に紹介します。

男性用和装履物のいろいろ を紹介するページを追加しました。
画像提供:「和装履物専門店現代屋」の高野さん(北海道札幌市)。

畳表の雪駄 コルク素材表の草履
撮影協力:「銀座もとじ」さん

男性用の履物は、一般的に雪駄、草履、下駄の3種類です。呉服屋さんや履物屋さんで尋ねても、「男物の草履ことを雪駄といって、どちらも同じ物です。」なんて答える方もいらっしゃいますが、正確には草履と雪駄は違うのもです(上記で紹介した現代屋さんのページに詳しい説明があります)。

千利休が考案したとされる雪駄は、畳表の草履の裏底に牛革を貼ったもので、かかとにつけた皮の部分に写真のような金属製の鋲が打ち込まれているものです。草履は通常、表の台と底張りとの間に一枚芯が入れてあるもので、裏底の素材もクローム底(女性用の草履で使う牛革底)です。ですから、一般的には草履の方がかかとも高めです。(私は雪駄派で、今は草履を持っていないので比較写真はありません)

雪駄や草履のサイズはおよそフリーサイズで少し小さめなくらいが丁度いいです。鼻緒にちょっと指の先をひっかける程度で、後ろはかかとがはみ出すようにして履くのが粋な履き方です。私のは普通のより大きな八寸五分(25.7cm)のもので、専門店に行かないとなかなか置いてありませんが、日常履きには一般的なサイズのものも履いています。

雪駄のかかと裏
雪駄の表(右の雪駄の方が高級品)

雪駄の表は棕櫚(シュロ)の葉か竹の皮で編んだ畳表のもので、上の写真でも違いがわかるように、目のつんだものが高級品とされます。普段用にはビニール表のものなどがあります。草履は比較的趣味性の高い素材が多く、よく見かけるのはエナメルのやつですが、爬虫類や象、カンガルーなどの皮草履もあります。こうしたものは通人や年配好みとされますが、個人的にはあんまり好きではありません。なお、皮草履は普通鼻緒も同じ素材です。

礼装用の履物は、畳表に白の鼻緒、その他は鉄紺や黒、茶、鼠などの鼻緒をつけます。雪駄は好みで鼻緒を色々とすげ替える楽しみもありますが、鼻緒を取り替えてくれる履物屋さんも今では数が少なくなり、どこにでもあるとは言えなくなってしまいました。印伝の鼻緒も人気がありますが、やはり長時間履いていて痛くならないのはビロードなどの布性の鼻緒です。こうした鼻緒は3000円くらいから買えますし、すげ替えの時間も雪駄は30分くらい、下駄なら10分くらいで大抵やってくれます。

雪駄の値段は15000円〜45000円くらいですが、東京・大阪の履物問屋を利用できるならもっと安くいいのが手に入ります。エナメルの草履は大体20000円前後からありますが、趣味性の高い動物皮のものは品により値段もピンキリです。なお、馴れないうちはどちらかというと、雪駄より芯が入っていてかかとの高い草履の方が履きやすいと思います。

雪駄
畳表は目がつんでいるものが
高級品とされる。
こんな風に反りのあるものが
歩きやすくて粋に見える。
これは二枚重ねのもの。
(一番上は数えない)。
一般には一枚〜七枚重ね
のものがあります。

礼装用の白鼻緒の雪駄 普段履きのビニール表の雪駄

私は背か高いため、下駄を履くとさらに大きく見えるのが嫌で下駄はあまり履きません。しかし、家の周りやちょっとした散歩は下駄も履き良くていいもんです。特に夏、素足に履く下駄の感触は非常に気持ちのよいものです。履きやすいのはやはり桐の下駄です。下のものは8000円くらいの手ごろなものですが、結構長持ちしてます。下駄のいいのは、細かい柾目のまっすぐに通ったものですが、高いものになると数万円以上もしますし、どちらにせよ、くつろいだ普段用の履物ですからこのくらいので十分だと思います。なお、写真のは普通の下駄ですが、他にも台が細身で横から見ると曲線がつけてある作りの「右近下駄」というものもあり、これも履きやすくてお奨めです。

桐の下駄





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