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 ■--夏の男の着物。
 >>>万博  男  大阪  -- 2005/05/12-10:59..No.[1120]
    茶道のお稽古で、着物を着ているのですが、
暑い時期には麻が良いと思ったのですが、よく考えると
正座をしている時間がほとんどなのでシワの問題で無理となりました。
ということで浴衣でもいいかなと思ったのですが、よいのでしょうか?
というより着物っぽい浴衣を着ようと思ってるのですが。
真夏には綿絽の着物を着たいのですがなかなかありませんね。
男物で綿絽の着物なんてあるのでしょうか?




>>> 優妃讃良  女  埼玉  -- 2005/05/12-14:30..No.[1122]
 
    「浴衣や綿の着物で良いか」については、まず一番には、お稽古先の先生もしくは、先輩にご相談されるとよろしいと思います。
お教室によって、この考え方はさまざまなので、どこかのお教室で良いという話でも、別のお教室では「ちょっと相応しくないわぁ」と言われることは十分にあります。
お茶の基本は「一緒にいる方への気遣い」ですから、一緒にいる方に
伺うのが一番と思います。

綿絽や綿縮みは浴衣の中でも、格上のもので、下に襦袢を着ることで夏着物扱いになるのは、ご存知でしょう。男物でも綿絽、綿縮みの反物は出ています。大阪でしたら、大丸ほか老舗のデパートや、老舗の呉服屋さんが探し処として良いと思います。
裄に問題がなければ、女モノの地味な柄のものを男用に仕立てて貰うのもひとつの手です。伝統的な柄は意外と男女共有な柄と思います。

また、シルックの着物も夏場には便利です。同じ化繊でも、汗がつかず、絹並みの通気性と発色の良さがあります。これで、ネットに入れて洗濯機でまわせますので、夏の軽いよそ行き系に便利です。
東レのシルック、テイジンのシルドール他いくつかあります。
夏用の生地としては、絽、紗、紗紬、夏塩沢などお茶のお稽古向きなものが多くあります。
浴衣のジャンルに入ってしまうようですが「セオα」という素材を使ったものも今年はかなり商品化されています。生地が木綿というよりは、化繊というか、絹縮みの印象のものがあり、これも襟をつけて、夏着物っぽく着るには良いのではないかと見ています。

いかがでしょうか?
 

>>> ぬのくま  男  神奈川 [URL]  -- 2005/05/12-19:52..No.[1125]
 
     あ、ちょうど質問しよう、と思ってたというか…ほぼ同じ悩みを抱えているものとして。
 それは「袴を着けるべきか否か」。

「お茶の着物本」はそれなりに出ているものの、ほとんどが女性の着物にしか言及していないんですよ。それが悩みの種。
男性の茶席の着物の参考になりそうなのは「茶道雑誌」や「淡交」などの雑誌の写真ですが、出ている人の多くが宗匠方だったりして…これまた悩みますね。だって十徳をお召しになるような状況では袴を着けないのもありでしょうけど、十徳を着ることが許されない僕のようなへっぽこでは、やはり袴を着けないとあまりにもラフすぎるように思えて…
 ということで、私の場合、お稽古の時には紬の袴を着けています。そもそも半坐を開く所作のときに袴を着けていないとどうも…

 ただ、これからの季節をどうするか。そこが課題です。
 先生方は女性が多く、男性の着物の知識に疎い方が多かったりします。残念ながら私の師も、師の師も、こと「男性の夏の茶席の着物」という点に関しては「?」なのです。なので、思考停止してしまい、これまでは夏はスーツを着ていました。

 稽古であれば、まあ、理解のある先生では「袴をつけなくても」とおっしゃるでしょう。私の先生も(あまりにも不向きでなければ)「稽古」の時は木綿の単でも構わないとおっしゃってくれます。

 しかし、きちんとした席ではどうなんでしょうか。
 朝茶の席では涼しげな麻の上布もいいんではないか、ともおもえます。しかし…袴をつけるべきかどうか。そこがまったくの疑問点なのでございます。夏の袴といえば絽か紗ですが…どうなんでしょうね。

 ここをご覧の方の中にはお詳しい方もおられるのではないか、と思いまして、ここに重ねて質問をさせていただく次第でございます。
 

>>> 万博  男  大阪  -- 2005/05/12-22:30..No.[1126]
 
    優妃讃良さん>
大変詳しく教えて頂き有難うございます!!!
ネットで色々探しているのですが、中々見つからなくて
がんばって探してみます。
それよりまず先生に聞かねば・・・
とにかく有難うございます。

ぬのくまさん>
お稽古で袴を着用なさるんですね。私は大体スーツです。
すごいですね。見習います。
私の先生は正式なお茶会でも袴を着用しなくていいよと
言っています。色々な先生がいるみたいですね。
それでもやっぱり袴が正式ですよね。
あとブログ見させて頂きました。いい写真がいっぱいですね。
海の写真がお気に入りです。あと、電柱の下の白ワンピースの
女の人の写真もいいですね。
すみません話ずらして。
 

>>> ぬのくま  男  神奈川 [URL]  -- 2005/05/13-21:51..No.[1131]
 
    万博様>
あ、Blog見ていただいて恐縮です。最近仕事も忙しく心身とも疲れているので下がり気味なんですが…

 さて、某SNSの茶道関係のところでの書き込みを調べましたが、やはり、十徳をお召しになる位の人(宗匠レベル)は袴を着けずともよく、逆に僕のような身の上では袴をつけるべしとのこと。
 さらに袴についてですが…無地の袴を良しとする意見が多いようです。仙台平の袴をつけていかれた方が「!?」な意見を言われたこともあるとか。

 ただ、私個人としては、正式な茶事や茶会と、稽古とは別物と考えるべきだと思います(そもそも本来の茶の精神からして、区別するのが妥当かどうかの議論もあるんですが、ここは現状に鑑みての話として)。私のようなへっぽこな熊では、やはりざくざく着ていける着物(私の場合は、稽古ではポリが多いかも。袴もポリ紬風と正絹紬とを持ってますがほとんど前者)で、最悪汚してもなんとかなる位の気楽さでいます。それでもスーツと比較すると楽なんですね。袱紗をつけたり、懐に懐紙を挟んだりという諸々の所作はやはり洋服では…ということで、お稽古の場合は、先生さえよければ優妃讃良さんのおっしゃるとおり、下に襦袢(夏場だったら下着はクレープのシャツにクレープのステテコ、その上に半襦袢が快適)をつけて、その上に麻の着物か綿麻混紡や綿縮の着物、袴は着けず、というのもありだと思います(明らかに寝間着チックなプリントものの浴衣はどうかと思いますが)。
 

>>> 白萩  男  静岡  -- 2005/05/17-01:18..No.[1140]
 
     以前、お茶を習っていたとき、お稽古で袴を着けたことは
ありませんでした。着物もサマーウールが多かったし。

 綿絽の浴衣は、百貨店でも入手できると思います。
あるいは綿縮みや綿麻なら、もっと選択肢が増えるでしょう。
個人的には綿紅梅(格子織りのもの)が好きです。
一番軽くて、肌にくっつかないので。
 下には、半襦袢+裾よけというのが、わたしの定番です。

 夏袴は難しいですね。日本舞踊用のカタログを見ても、
袷の袴は多種多様なのに、絽袴は仙台平ばかり・・・
わたしもぜひ、夏袴について教えていただきたいと思います。
 

>>> 優妃讃良  女  埼玉  -- 2005/05/18-11:52..No.[1146]
 
    夏袴について
女ものでもそうですが、夏物の袴は、探してもなかなかないですね。
大伯母の元からきた着物の山の中には大伯父のものであろう袴がいくつもありました。夏モノらしき単モノでは、無地紗紬、大島風に艶のある紬、ざっくりした羅風などがありました。鼠、茶混黒、こげ茶など。
「クレイン」さんとこだとサマーウールの無地がありました。
ここは神社用の差袴も扱っているので、無地鼠の紗、絽、化繊絽などがある筈です。こんなとこを狙うのも一つです。

今は、私は、テト麻の袴を普段穿きにしています、涼しくていいです。