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 ■--七五三の父親の和装にふさわしいのは?
 >>>みほきち  女  大阪  -- 2004/03/29-21:46..No.[123]
    はじめまして。
今年、息子が七五三を迎えます。
息子は羽織袴を着せるつもりなので、親も和装で・・・
と思っているのですが、父親もやはり袴でなければおかしいでしょうか?
正月にウールの着物(羽織も)を作ったのですが、それではだめですか?




>>> 朝路真行  男  兵庫  -- 2004/04/01-06:00..No.[125]
 
    はじめまして。朝路と申します。早いかもしれませんが、七五三おめでとうございます。皆さんで和服とは、いい思い出になるでしょうね。
 さて、御質問の件ですが、一口ではお答えしにくいですねw まず経済的に左右されないのであれば、羽織袴を(紋付紋服という意味ではありません)新調されたほうがよいでしょう。おそらく、みほきちさんの当日の着付けは、訪問着か付け下げなどでしょうから、ご主人がウールでは釣合いが取れないと思います。
 しかし、最近のウールの着物の中には、一目でウールの生地とは判りにくい物もありますから、そういうものなら、新調を是非にとも言い難いですね。それにご主人が和服を召される頻度にもよると思います。
 もし、新調されるのであれば、結城などの紬か、お召しなどで作られるのがよいでしょう。他にも利用できますしね。
 老婆心ながら、袴に関しては、新調されるのもよろしいでしょうが、値の張るものですし、必ずしも高級な物をお求めになることもないと思います。と申しますのも、慣れない方ですと、端を踏んだり、ひざの部分を抜いてしまったり、汚れやすい物です。そんなに頻繁にお召しにならないのなら、化繊物でも充分かと思います。
 話がまとまりませんが、一応御参考までに。
 
 

>>> 田舎もんのトトロ  男  栃木  -- 2004/04/05-20:15..No.[128]
 
    お晩です、田舎もんのトトロです。

親子3人で、きものとはすてきな七五三ですね。
残念ながら、朝路真行さまの仰ること以上のご助言とは
なりませんが、一度、ご夫婦で、お手持ちのきものをお召しになり、
できましたら、デジタルカメラなどで撮影なさってはいかがでしょうか。
それをご覧になられて、お考えになられたらいかがでしょう。

貸衣装をとも提案の一つに考えたのですが、結婚披露宴の紋付紋服なら、
貸してもらえるでしょうが、そうでないものは少ないでしょうし、また、
お金もそれなりにかかってしまいますからねぇ。

あとは、古着も考えられますが、お薦めはできかねます。

では、ごめんなさい。
 

>>> 名古屋のハチクマ  男  愛知  -- 2004/04/08-12:54..No.[129]
 
    こんにちはハチクマともうします

ただいま袴に興味を持って古着を探しているところでして、朝路真行 さんのお答えのなかの

>ひざの部分を抜いてしまったり

というくだりの意味がわかりませんでした。結婚式で着せてもらった他は、まだ袴をはいたこともない者です。どうぞよろしくお願いします。
 

>>> 朝路真行  男  兵庫  -- 2004/04/13-03:34..No.[131]
 
    名古屋のハチクマさんへ
 はじめまして。朝路と申します。御質問の件ですが、『ひざの部分を抜く』というのは、正座などでびざを曲げ、無用な圧力をかけて布地を変形させてしまう事です。横から見ると、ひざの部分だけがポコっと出てしまうので、そこだけ抜き出たようになるために、そう言います。
 古着をお求めになると言うことですが、その際にはひざの部分だけでなく、前紐、後紐、腰板、袴の脇などをよくお調べになることですね。
 特に茶事などで使われていた袴ですと、ひざを使って立ち居振舞いをしますから、ひざや袴の脇などが傷みやすいものです。
 ご理解いただけましたでしょうか?
 

>>> 名古屋のハチクマ  男  愛知  -- 2004/04/21-00:38..No.[132]
 
    朝路真行さま
「ひざを抜く」の言葉の意味がよくわかりました。丁寧にありがとうございました。
もう一点、「袴の脇をよく調べる」とはどういう事なのでしょうか。
 

>>> 朝路真行  男  兵庫  -- 2004/04/22-03:08..No.[135]
 
     あえて用語を使わずに申し上げますと、着付けたときに出来る両脇のV字に開いた部分の事を申しました。この部分は立ったり座ったりする時に、よくビリッとやってしまう部分なのです。古着の場合は、何度も補修されていて生地自身がヤワになっていることもありますから、気をつけて見られたらよいでしょう。また腰板の部分との繋ぎ目や、腰板が割れていたり、癖がついていないかなどをお調べになることですね。腰板、脇、前紐、後紐は、絶えず力のかかる場所ですから、傷みやすい場所でもあります。
 脇以外は補修しにくい個所ですから、もし傷んでしまった場合には、腰板を外し、前紐、後紐も別布を使って、腰板無しの袴にすればよいでしょう。
 ご理解いただけましたでしょうか?
 
 

>>> 名古屋のハチクマ  男  愛知  -- 2004/04/24-23:25..No.[137]
 
    丁寧な説明ありがとうございます。はいたことも無いゆえに参考になりました。