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 ■--黒紋付って高いの?
 >>>とま  女  東京  -- 2004/01/14-21:44..No.[82]
    うちの婿さんが紋付羽織袴を欲しがっているので、知り合いの方に相談したら「70万円くらいでしょうか」と言われました。これって妥当なお値段なのかしら、と、調べようにも、あまりネット販売でもみかけないので、比較検討のしようもありません。ただ、女性の黒紋付を作ってもらったことがある自分にはなぜそんなに高いのかしらと思っています。70万円は妥当ですか?そうだとしたら、なぜこんなにかかるんでしょう?




>>> 田舎もんのトトロ  男  栃木  -- 2004/01/15-19:37..No.[83]
 
    お晩です、田舎もんのトトロです。

まずは、

こちら

をご参照ください。

よく言われることですが、50万円くらいはかかっちゃうようですよ。
まず、羽織、長着、袴、長襦袢が必要になります。
もし、長襦袢をお持ちであれば、半襟を換えて済ませれば、
その分、お安くなります。

女性物に比べて、お高い理由ですが、まず、需要がない。
需要が多ければ、いくらかお安くなりますが、現在は、
難しいですね。。。
一般に、男物は高いですが、単に、需要の問題だけではありません。
糸質を良くする必要があります。一般に、男の方が体重が重いですから、
その分だけ、生地(糸)に負担がかかります。
そのため、良い糸を使う必要があります。
また、反物の幅が広く(通常40cm位でしょうか)なり、
余分に手がかかることも一因です。
経糸の本数が増えることは、いろいろな影響(整経機、織機の幅など)
を与えますので、その分、どうしてもお高くなってしまいます。
#でもね、たくさん売れれば、設備投資もできますから、どうにか
#なるかも知れないんですが、難しいでしょうね、今の需要では。

あとは、どれだけ、着物に凝るかで価格はすぐに上がってしまいます。
襦袢をちょっと良くしたり、羽裏をちょっと凝ったりすれば、
10万円位は上がってしまいますよ。

また、地域によって、仕立て代が異なります。東京と田舎の栃木では、
栃木の方が安いですが、こればかりは相性(着易さ)ですからねぇ。
安ければよいわけでもないでしょう。
京都の仕立て代は高いと聞きますが、出してよかったぁ!と仰った方も
いらっします。
結局、仕立てる品物に依りますし、また、買い手の満足度ですから、
比較は難しいかなと感じています。

ちょっと、曖昧さの残る書き方で申し訳ありませんが、ちょっと
凝った作り方をすれば、70万円はかかってしまいます。
もう少し、お安い作り方もありますが、そちらで満足できるかどうかは
私にはわかりません。でも、50万円とはよく言われることです。

早坂さんも書いてらっしますが、私は、黒紋付にこだわりはないので、
紬やお召しで、きものを作ることにしています。

では、ごめんなさい。

 

>>> 隅田清次郎  男  愛知 [URL]  -- 2004/01/28-20:37..No.[86]
 
    こんにちは、隅田です
本式に羽二重で作れば高いですが、ポリエステルなら安く作れます
扱っている店もあり、呉服屋さんに相談されればいいと思いますが
ご参考までにネット上では
こちら
着る目的により、お考え下さい
 

>>> 鶴亀  男  神奈川  -- 2004/04/21-22:23..No.[133]
 
    芸事をやっていますので、紋付きを10枚ほど持っています。ちょっと高いのから、信じられないほど安いのまで、さまざまですよ。東京にお住まいなら、いろいろありますから、こまめにお歩きになって、お探しになれば、けっこうよいものが、安価に得られると思います。私は汗をかきますので、お稽古用には、化繊の、袴まで全部合わせても、ほんの数万円のものを着ています。ごく大事なときは、軽くてよいものを付けますが、見ている人には、どれを着ても、よいものかどうか、値段のほどはほとんど分からないようです。
よい呉服屋さん出会うことですね。ん十万だなどと言っている呉服屋さんを鵜呑みにしないこと。
 

>>> 優妃 讃良  女  埼玉  -- 2004/07/06-10:30..No.[202]
 
    羽二重の黒紋付にこだわって探したところ、女モノでは安物しかなくて、男物の羽二重の生地を使って仕立てました。
仕立てて20万円ってとこでした。羽二重はかなり上等の匁の重いので。
同じ上物でもお店によってピンからキリですので、いくつものお店を見て回りましょう。

んで、いい生地のを着るか、安いので済ますかは、立場と好みです。
旧家や権門の方は安物で済ませるわけにはいかないようですが、こういったところで、ご相談されているということは、そういったお立場ではないのではないかと推察します。
もっとも、羽二重は「匁」といって1反に使った絹の重さで価値をはかるのですが、「同じもの?」と思うほど風合いが異なります。
買わないまでも、最高級の羽二重がどんなものかだけは、見ると知識として楽しいでしょう。