第7話 「西 光子 キモノ 私流」個展見学 1998/04/19


4月11日、和装アルバムのページでお姿もご紹介している莉求瑠さんのススメにより、かぼすけさん、雅さんといっしょに、東京銀座の「松崎画廊5F」にて開催されていた、西 光子さんという、きもの創作の作家さんの個展を見学してきました。西 光子さんは、「第一回家庭画報大賞・優秀賞」の受賞者で、現在は東京にお住まいで、家庭の主婦であるとか。

古着のリサイクルきものが中心で、古着の汚れや綻びを、別の古着から作った布でパッチワークのように上手に覆い、個性的で見事なデザインに仕立て上げた作品が20点以上展示されていました。一見古着とは思えない仕上がりで、男ものの着物や長襦袢まで利用してあるのが目を引きます。

女性1名+男性3名の集団を見て、やはり男性の着物好きは珍しいとの感想でしたが、着物の話にはお互い意気投合。「きものはもっと自由に着ていいのよ。」って、ベクトルが一致したところで閉館時間に。ぜひまたいつかお会いしたいですね。


この方が西 光子さん。
「写真を撮られるのは好きじゃないのよねえ。」
と言いながらも、快くHP掲載のお願いに応じて下さいました。
驚いたことにこの方、現在私の住んでいる隣町がご実家だとか。
思わず超ローカルな話題で盛り上がってしまいました。
世の中狭いですねえ〜(^^;。

全て西さんの手による作品です(パンフレットの写真から)。
当日お召しになっていた、右の市松模様の着物は、
実は布が足りなくて帯の下に隠れるお端折りの部分は、
模様を抜いてあり、それが「私流」とのこと。(^^)

残念ながら写真を撮り損ねましたが、私がもっとも注目した作品は、
やはり市松模様に仕上げられた「ちゃんちゃんこ」で、
男物の着物の端切れに混じって、男物袷の裏地に使われる胴裏(正花)が
表地として使用されていたことです。ごく普通の濃紺の裏地は細番手の木綿地で、
手触りもよく、前から裏地にするだけじゃもったいないと思ってはいたんです。
胴裏用の生地だけで単の着物を作るとか、長襦袢代わりに使用するとかをぜひ試してみたいものです。

みなさんも、機会があればこうした個展にも足を運んでみてはいかがでしょう。
きっと新しい発見と出会いが生まれることでしょう。(^^)





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