男性が和服を着るときの肌着は、やはり褌と肌襦袢に限りますが、どうしても抵抗がある場合は、和洋兼用できるタイプの洋装の肌着を着けます(袖が長くても七分袖で襟元がUかVネックのシャツ、ひざ下くらいの長さの股引かステテコなど)。普段、家の中で着ているだけならどんなものでも構いませんが、ちょっとした外出でも、人目に触れる場所に出かけるときは、襟元や袖口、きものの裾などからシャツの胸元や袖、股引の裾など、肌着が見えるのはお世辞にもカッコいいとは言えません。もし、粋でおしゃれな和服姿をお望みなら、下着が外から見えないものにしましょう。無理して伊達の薄着をする必要はありませんが、和服はきちんと着ていれば洋服などより結構暖かいものです。
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