■--正絹の皺について >>>いずれ大島 男 東京 -- 2005/11/22-00:29..No.[2001] |
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いつもこの掲示板で勉強させていただきありがとうございます。 おかげさまで着物を着て外に出る機会、また手持ちの着物の数も増え、まったく楽しい盛りなのですが、今一点お伺いしたい事があり、投稿させていただきました。 掲題についてなのですが、先日ネットオークションにて珍しく自分の身長にあう着丈の大島紡がでており、手頃な値段で入手する事ができました。 ところが、たたんだ状態が悪かったのか、届いて長着を広げてみると袖や前身にくっきり皺がよっておりました。 あまり通常ではつかないだろう場所であることや、あまりに深く目立つこともあり、どうにかこの皺を除去したいのですが、何かいい方法はありますでしょうか? 湿気に弱い正絹と、どこかで読んだ事もあるのでスチームアイロンなどはもってのほかかとおもったりもするのですが。。。 どうかよろしくお願いいたします。 |
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>>> アド 男 北海道 -- 2005/11/22-01:25..No.[2002] | |||
紬は(大島は本当の紬ではありませんが)丈夫なのでスチームでも 大丈夫です。 水にも強いですよ。 ただ、念のため胴裏からかけてください。 それでも取れない場合は表から当て布をしてかけます。 その場合も押さえすぎると生地が伸びてしまい表裏の連れ合いが狂ってしまうので気をつけてください。 また、キセの部分は避けてかけます。 湿気・熱に弱いのはお召しとかのいわゆる柔らかものですね。 | |||
>>> いずれ大島 男 東京 -- 2005/11/23-21:16..No.[2010] | |||
アドバイスありがとうございます。 そうですか。安心しました。 ちょっと弱めの温度+スチームで対応してみます。 ところでアイロンなどが普及していない昔はどうしていたんでしょうね?:-D 皺も粋のひとつだったのでしょうか。 | |||
>>> 優妃讃良 女 埼玉 [URL] -- 2005/11/24-12:20..No.[2014] | |||
昔は火熨しを使いました。「熨斗目」という言葉があるように、かなり古くからあるようです。(「熨斗目」は「熨し」たように滑らかに平らな生地のこと。) 火熨しはアイロンの前進で、炭火の中に入れて暖めて使いました。 大きな部分ならば、きちんと畳みなおして紙に包み、布団の下に敷いてのす「寝押し」や、同等の裁縫台を載せて伸す方法も使われました。 昔は「不要な畳み皺をつける」のは、たしなみのないことでした。 「畳み方、収納の仕方が悪い」ことがバレバレだからです。 | |||
>>> いずれ大島 男 東京 -- 2005/11/24-14:05..No.[2015] | |||
ありがとうございます。 「火熨し」。そういえば江戸民族博物館とかそういうところでみたことあります。 でも温度加減が微妙そう。。。デリケートな着物には最終手段だったのでしょうね。 おっしゃる通り、日頃の行為(適切な畳、収納)が大事ということか。。。 また一つ、粋/無粋の境を覚えました! | |||