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 ■--サイズについて
 >>>大介  男  愛知  -- 2005/11/27-19:25..No.[2023]
    こんにちわ 22歳♂です
着物に挑戦したいと思い予算の関係上ネットーオークション
で購入予定なのですがサイズについてご質問させてください

身長170、体重50kのとても細い女性のような体系です
(普段着のパンツなどもメンズでは大抵の場合太すぎる始末です)
私の様な(身長ー25)の適正身丈が当てはまらない場合は
どのように選ぶべきなのでしょうか?

「男の着物雑学ノート」を拝見しました所
「女性物でも渋い袖系統に男性物として着られる物がある」
とあるのですが変に見えたりしないものなのでしょうか?




>>> お祭り好きの電気や  男  神奈川  -- 2005/11/27-22:59..No.[2024]
 
    こんばんは、お祭り好きの電気屋です。

 貴方の体型ですと、恐らくヤフオクでも豊富にあると思います。
と、いうのも旧世代の着物ユーザー(表現不適切ならごめんなさい)
の体型は小柄なことが多く、そのため逆にいまどきの特に若者の
大柄サイズは希少といってもいいぐらいなのです。
 また、反物幅の関係で裄(ゆき・横幅のこと)が短く(狭く)
苦労することのほうが多いものです。その点貴方のほうがサイズ
を見つけやすいと思います。

 はじめから高額なもので危険を冒すのではなく、安い普段使いの
着物を入手(落札)してみて、着てみてください。
すると正確なサイズ(裄/着丈)がわかります。
着ている着物のサイズに過不足分を補正したものが貴方の本当の
サイズというわけです。

 サイズの測り方や意味は男の着物雑学ノートに載ってますから
そちらを参考にしてください。

 着物のサイズは着方や体型により大きく変わってきますから
一律に「(身長ー25)の適正身丈」という方程式を当てはめるのは
よろしくありません。あくまでも「あたりつけ」と思ってください。

 また、「大は小を兼ねる」というのもあります。小さいのを大きく
するには限界があり、叶わないこともありますが、逆に縮めるのは
かなり自由度があります。

 それでは、また。
 

>>> アド  男  北海道  -- 2005/11/29-00:12..No.[2027]
 
    オークションことはわかりませんので削除させていただきます。
オークションに詳しい方の意見を参考になさってくださいね。
 

>>> 墨田  男  東京  -- 2005/11/29-02:56..No.[2028]
 
    >大介さん
いわゆる“標準”と言われる体型とかけ離れていると、服を選ぶのも大変ですよね。
特に和服となると丈・裄・幅等、細かく調べないと丁度良いサイズは判りませんしね。
かく言う私は大介さんとは逆の体型で着物選びに困っている一人です。
(身長170cmで胴回り115cm)

必要な情報は前にお二人がレスして下さっている様なので繰り返しませんが、
身丈については、145cm±2cmを目安にして良いと思いますよ。
私の場合は145cm〜150cmくらいの間で着ます。
145cmでちょっと短め、150ではちょっと長めですね。
幅や生地にもよりますが、適正は147cmぐらいでしょうか。
お腹の出っ張りに着物を乗せる分、普通の方より2cm長めですかね。

初めての着物に関して「オークションでも良いから安いもので」というご意見と
「少し頑張って誂えで」というご意見がありますが、やはり安い物のほうが
とっつき安いのでは無いかと思います。
ただ、着物に関して全く知識のない人が、現物を見ずに購入するというのは
結構なリスクが伴う様にも思います。
出来れば中古着物屋等で試着して、手頃なお値段でサイズの合う着物を
直接探されるのが良いかと思います。

着物屋に足を踏み入れるのは気が引けると仰る場合には、やはりヤフオク等が
手頃という事になりますね。
とりあえず自分の寸法を自分なりに測って、それに合う着物を買ってみて、
サイズが合わない様でしたら再出品してみると言う手もありますね。
「購入しましたがサイズが合いませんでした」という事で。
多少買値よりも値下がりすると思いますが、1〜2千円程度の損失であれば
サイズを知る為の勉強代だと思う事は出来ませんかね?
 

>>> けんちゃん  男  神奈川  -- 2005/11/29-10:02..No.[2029]
 
    私は「(できれば)初心者は誂えの方が」派ですが、理由は、『男のきもの雑学ノート』の続編『男のきもの達人ノート』で書かれているところと同旨です(というか、読んで納得)。著者の塙ちとさん、続編では古着の注意点をより強調されていますね。
(以下、点数はいい加減ですが、100点満点で)誂えの着物なら初心者でも簡単に60点以上の着こなしができる(結構サマになる)ところ、古着では相当困難と思っといた方が良いでしょう。
なお、ご質問の方は愛知ということで参考にならないと思いますが、神奈川方面の方には、ここのHPでも紹介されている「たちばなや」さん(神奈川県厚木市)の木綿着物仕立上り税込24,675円は、訪ねて仕立ててもらったものとして推奨できます。少しお金を足して、大きな居敷当をつけてもらってもよいでしょう。愛知にも同レベルの店は無いでしょうか?
(ただし、現在は、以前より木綿生地に通じまして、例えば「反物に1万円出して仕立ててもらうなら、アレがおすすめ、コレもあり」とかありますが、ご質問から外れるので控えます。)
 

>>> 優妃讃良  女  埼玉 [URL]  -- 2005/11/29-10:17..No.[2030]
 
    私も始めてお着物を召されるときに、ネットオークションやネットショップはオススメしません。
オークションは個人の方が出されていることもあり、意図せず正しくない記載をする場合があります。「失敗しても良い」「ネット記載の写真で、ある程度判断できる目がある」という条件がいりましょう。

お初は、「リサイクル着物屋」がよろしいと思いますが、昔の方の着物は170cmの方には向かないサイズがほとんどだと思います。
身長170cmですと、多分裄もそれなりにあるかと思います。
また、女性の着物と異なり、お端折りでの着丈調整、衣紋ひだでの身幅調整といった着付けで調整する部分の少ない男物はサイズが重要になります。
「女モノでも」という意味は「女モノ向けの反物でも」の意味で、仕立てあがった女モノを着てよいわけではありません。形が似ているようで全然違うのです。

そういった意味では、木綿か化繊のミシン仕立のお誂えを最初の一着にすると良いと思います。
生地が安く、ミシン仕立も安く、また洗濯が可能なので、初めての人には向いています。
 

>>> けんちゃん  男  神奈川  -- 2005/11/29-10:50..No.[2031]
 
    優妃讃良さまが触れられてる「リサイクル着物屋」で色々羽織ってみられるのもありですね。買いたくなければ「ピンと来ない」とお断りになれば良いです。
なお、上記の「けんちゃん」の補足として、現在の私は古着派(も色々でしょうけど)である事、申し添えておきます。
 

>>> 墨田  男  東京  -- 2005/11/29-11:57..No.[2032]
 
    「誂えで3万以下なら安い」というのは、いかにも着物を知ってる方のご意見ですね。
ヤフオクなら正絹のアンサンブルが襦袢付きで買える値段なんですが・・・。
初心者の方が失敗しない様に、というお気持ちはよく伝わって来ますが、
どうせなら初心者の方がヤフオクで失敗しないように
着物の選び方をアドバイスした方が良いのではないですかね。
元発言者さんはヤフオクで購入する前提で質問されているワケですし。

>大介さん
前回の書き忘れていたのですが、購入される時は後のクリーニング代も
頭に入れておかないといけませんよ。
綿やポリエステルや一部のウールなら自宅で洗濯も出来るでしょうが
正絹の着物となるとクリーニング等専門家に任せなければなりません。
着物のご購入前にお近くのクリーニング屋さんで着物を洗ってもらえるかどうかや、
生地による料金の違い等を調べておかれる事をお勧めします。
 

>>> けんちゃん  男  神奈川  -- 2005/11/29-13:08..No.[2033]
 
    墨田さまに対する反論はありません。
あえて、わざと、ご質問の方以外の初心者の方も想定した一般論を展開しました。
ただしネットオークション、私は全然利用しませんが、仕立上り品は「失敗しなかったら儲けもの」というスタンスで利用するのが正解と思えます。また「サイズ」から外れますが、微妙な色合いや風合いも気にする方は止めた方が良いでしょう。
なお繰り返しますが、『男のきもの達人ノート』で古着について書かれているところは一読の価値ありと思います。
 

>>> 牡丹亭  男  三重  -- 2005/11/29-21:56..No.[2034]
 
    >大介さん
オークションを前提に着物を誂えていかれる予定のようですが、
仕立て直しも含めて考えてみえるのなら、随分選択の幅があると思います。細身であることを気にされているようですが、父親も随分細身でしたが特に補正もせず、すっきり着ておりました。

予算が許すのなら、着てみたいものを選んで仕立て直しをすれば良いのでは思います。体型を気にされてるようですが、仕立て屋さんとじっくり相談されて、あなたにあった仕立て方を見つけていけばよいのでは。乱暴な言い方をすれば、最初はミシン縫いで始めて、気に入らない点をどんどん次から直してもらっていけばいいと思うのですが。

女性物を使いたい場合、別に「渋い紬」にこだわう必要はないと思います。あなたが「渋い紬」がお好きならそれでいいとおもいますが。縮緬だって上手に着こなして見える方はいます。オークションでいいなと思っても上着にするにはというものなどは、長襦袢にするのも面白いですしね。
 

>>> けーちゃん  男  埼玉  -- 2005/11/30-07:22..No.[2036]
 
    こんにちわ 私は着物初心者(2年目)です、先輩諸氏のご意見等大変参考にさせていただいております。今までの私個人としての事を書かせていただきます。
1:ネットオークションの古着は買わない。
  3枚買いましたが何処かが寸法違いで着にくい、仕立て直してくれ  る人が見つからない、いてもいい値段になってしまう。
2:古着屋さんで試着し購入
  これが失敗しない初心者の着物選びの一つと思います、私は浅草の
  ちどりに行き捜してもらいます。結講良いものもあります。
3:呉服屋さんより購入
  ふところ具合 年齢 等々いろいろ有ると思いますが外出着等は思
  い切ってこちらからいただいております。
意見とはいきませんが私の今までの感じた事を書かせていただきました。
 

>>> 優妃讃良  女  埼玉  -- 2005/11/30-11:05..No.[2037]
 
    「ネットオークションで失敗しない買い方」は結構難しいかも。
まず「サイズが合っていること」、そも最初の一枚の場合、「自分のサイズを知らない」ということもあります。身長からの概算が、太め、細めの場合は使えないという点も、サイズだしの難しいところ。

次に「シミ、焼け、色褪せ、虫食いのないこと」着るわけですから、着た時に判る場所に問題があるのは困り者。襟、胸元、膝上辺り、袖口は要注意。
ネットでは仮に「シミなし」とか言っていても、実際に入手した場合に存在することは結構あるようです。

「収納臭の問題」もあります。オークションやフリマの場合、蔵から出してそのまま、ということも多く、「着て、樟脳のような臭いが気になる」という問い合わせがよくあります。クリーニングや丸洗いではこの臭いは取れず、解いて洗い張りしないと取れません。これでは割高に。

更に「布が薄くなって、要所要所がすりきれかけている」こともあります。
こうなると、洗い張りも仕立て直しも効きません。

「産地の誤記」、意図的なのか、知らないからか正しくない産地表記もあります。これは写真の生地見て「これはxxxだなぁ」と見る目がないと難しいです。写真の掲載の仕方では「目の効く人でも判別が難しい」こともあり、更に正しくても「石下結城って何?」「村山大島って大島なの?」「風通お召しって、白鷹お召しや矢絣お召しと同じものなの?」といった反物に対する基本的な知識も必要です。新品時点での価格が格段に違うからです。
当然、オークション価格でも差がついてしかるべきなので。
「時代によって、産地の柄の傾向が変わる」なんてのは、相当高度な目効きじゃないかと思います。
私の手持ちで結城縮のような着物があるのですが、(祖母世代の)購入時期から考えると、十日町で織られるお召し(名前ド忘れ)だそうな。
店員さん位じゃ判らず、展示会で着物の目利きとコーディネートをされている方が着ていて、その方が断定したという位、判断が難しいものです。
「絹紬」とあって、着たらウールだったなんてのも、ネットの笑い話。
掲載写真程度じゃ判断のつかないものもあります。

という次第で、ネットオークションは「失敗しても良い」という条件で
落とすしかあにと思っています。
オークションを使っている人でも「失敗品はいくらでもある」というのが普通です。

古着屋さんでウールの単を調達するのが、一番手軽かと。
実物が見られますし、あまりにひどい焼けやシミのは除いていますし、臭いも何らかの処理をして、ほとんど気にならないレベルにしてあります。
私の行き着けは「たんす屋」さんですが、一枚500円で出ます。
一枚買って、着てみて、マイ・サイズを算出するのにも使えます。

愛知で名古屋近辺だと、大須のお店をよく聞きます。
 

>>> けんちゃん  男  神奈川  -- 2005/11/30-13:38..No.[2038]
 
    あらま、アドさまのコメントは良いものと思いましたが、自ら削除されてますね。わかっていないと想定しといてよい「初心者」の方には、ただ文言に即し答えるだけでは不親切で、必要な注意をして差し上げた方がよい場合もありましょう。
なお、アドさまも私も「誂えで三万以下なら安い」とは書いてない訳ですが、まあ、そういうニュアンスを感じ取ったと言われれば仕方ありません。
ちなみに、今の私は、上記たちばなやさんの提案には乗りません。それに出す二万五千円はありません。手織りの(結果的に高額な)木綿を使った誂えものは欲しいと思います。予算の都合で実現の目処は立ってませんが(笑) ただし、そこを経由したのは良かったと思っています。

「誂えは、自分の身体に合ったオーダーメイド。身体に合ったものなら、ラクに着られるし、着崩れもしにくい。内揚げも帯でしっかり隠れる。最高の贅沢!」(『男のふだん着物』から。)

なお、先に紹介した『男のきもの達人ノート』からも引用したいところですが、長くなりますし、立ち読みなりご購入なりされて下さい。
 

>>> けんちゃん  男  神奈川  -- 2005/11/30-17:31..No.[2040]
 
    大須というと「大福屋 名古屋店」、安いらしいですね。
私は神奈川で行ったことありませんが。

なお、話がずれますが、このHP「和服を買う(各種店舗)」でも紹介されている「たちばなや」さん(神奈川県厚木市)は、まったくのきものスターターにもおすすめできる呉服屋さんです。十分に話をうかがえます。買い物以外のこともきさくに相談にのってもらえます。無理にすすめられることも無いでしょう。注文した品々の仕立上りは(私の如き初心者に毛の生えた程度のものが見た限り)すべて納得いくものでした。
こちら
↑以上、先に書いた、「今の私は、上記たちばなやさんの提案には乗りません。」という文も、誤解を招きそうなので補足しておきますものです。
ただし、少なくとも男物に関しては、高級品ををさまざま吟味したい方には向かないかも。また、全体として安めと思いますが、最安の店ではないでしょうし(仕立てはもちろん安ければいいというものではない訳ですが)、ネットショップと比べるのは酷でしょうし、小物・履物などは別の店で揃えればよいと思いますし、呉服屋さん・仕立屋さんは他にも沢山あるわけですし・・・(←良心的?にコメントしようとすると切りがありません。おしまいにします。)
 

>>> けんちゃん  男  神奈川  -- 2005/12/01-09:17..No.[2042]
 
    何か独演会をやってますが(笑)
 ご質問の方が例えば「この正月、絹の羽織袴で着物デビュー」という線で考えられて居られたとしたら、「単の木綿長着誂え」など、まったくトンチンカンな話という事になりますね。
 ただし、私も、墨田さまと優妃讃良さまのコメントを通し改めて気づいたのが、「古着のにおい」の問題。はじめちょっと気になっても、吊るしておけば直に気にならなくなるレベルの物もある訳ですが、クリーニングや丸洗いでは取れないレベルのものがあるとは知りませんでした。
 なお、安い買い物ということで言ったら、骨董市も「五百円とか千円とかでゲット」という可能性がある世界の様ですね。トンビを四千円で買ったという方を知っています。一度覗いてみたいとは思ってますが、仕事の休日と骨董市開催日とおりあいもつかず、未だ利用した事はありません。
 

>>> 優妃讃良  女  埼玉  -- 2005/12/01-10:14..No.[2043]
 
    着物はどれくらいお蔵にしまいっぱなしだったかで、臭いのしつこさは決まるんじゃないかと思います。
「死ぬまで着物好きだった人の着物」」なら、ほとんど臭いはないですが、「おじいちゃんの着物をお父さんも着ないまま死んだことだし」なんて、50年位しまいっぱなしだったりするものだと、かなりしっかりしみついています。
過激に日光干しで太陽光線を直撃すると、かなり消えます。

こういった臭いのきつい衣類は、虫が住んでいることもあるので、そういった意味でも洗い張りをした方が良いというわけです。
フリマで買った古着で虫に食われた人を知っています。

「お正月を着物で」だと、値段の割にカッコのつく新品というと、
「化繊無地紬風」でしょうか。羽織とのお対で誂えればかなり格好がつきます。お対で4万円位かな。長着だけなら2万円位です。単仕立てなら、八掛け分が安くなります。
汚しても洗えるので初心者向き。

お古でも正絹は「汚してはいけない」と歩きにも食事にも気を遣う羽目になります。まずは「着物を楽しむ」という点で「洗える着物」から入るのが良いのではないかなと。
正絹は、ちょっとシミつけても「染み抜き」に出さないといけないので、お金がかかります。自分で始末するのは無理なのです。
それなりの回数を着た着物はシーズン後は「京洗い」に出すのですが、これが、また「化繊の反物一つも買えるじゃないか」という額。
500円位で古着を買っても、シーズン末には5000円位が必要経費になる始末。(しみつけたら、数に比例して加算です。経験では、しょっぱなだと「長着仕立て代込み」位かかります。)
絹モノは着物に着慣れてから手を出す方が良いのではと思います。
 

>>> けんちゃん  男  神奈川  -- 2005/12/01-14:13..No.[2044]
 
    においの問題は、まったくのスターターの方には盲点だったのではと思います。(今回ご質問の方は存じませんが。)
なお、また混ぜっ返しますが、においつきなどを前提として、例えば現在ヤフオクで《男 大島 アンサンブル》で検索して出力される袷のアンサンブル、見巧者からだとどう見えるんでしょうね。
私はほとんど素人ですしよく分かりませんが、やはりサイズの問題は大きいでしょうが、値段だけ見ると並みの古着屋より安く手に入りやすいのかなと。
しかし、あまり良いと思えないものに結構な値段が付けられる例もと聞いたことがあります。が、これはヤフオクに限らず一般呉服店などでも同じですかね。
 

>>> 優妃讃良  女  埼玉  -- 2005/12/01-18:04..No.[2048]
 
    見巧者ではありませんが、見る点は

1.サイズ、柄
2.写真の範囲で襟や袖口、裾にシミがないか
3.きちんと畳まれているか、シワシワ、ヨレヨレか
4.接写写真が掲載されているか(マルキ数がわかります)

後、「買おうかな」と思ったら、メールで確認することは

1.正絹、大島と判断した理由
2.胴裏にシミがないかどうか
3.誰がいつ頃着ていたものか、収納されてどれくらい経っているか
  どれくらい着こんでいたか、収納臭はないか
4.尻位置や膝位置が薄くなってる、すりきれかけていないか


といったところでしょうか?
やたらに安いものは、「ダメ元」とカケとします。
出す方も「ボロだから」と思って出しているからかもしれないので。
とはいえ、逆に「高いから安心」はありません。
けんちゃんおしゃるように「なんで、こんなに高く出すの?」なんてのも結構ありますから。

本場大島と断言できるのは、端切れでもある場合、
そうでない場合は、村山大島だったとか、他の大島風のだとか、中国製の大島だとか、風通お召しだったとか位は覚悟しましょう。
一時期、大島が売れるというので、各地で大島風の反物が織られたそうで、親や祖父母の世代のものは、意外にそういったものもあります。

柄ゆきに通じていないと、写真では判断は無理です。実物見ても風通お召し以外は区別できないのが普通でしょう。
風通お召しは、糸絣でなく、ジャガード織りなので、裏が逆色になります。

胴裏にシミがあるのは、古いもので、長く着た上に収納期間も長い証拠。
「ハズレでも良い」つもりでいましょう。

臭いは「少しはするが」と控えめに言って来るようなら、かなりしてると
見ても良いです。後の手間が大変なので、止めます。

ヨレヨレなのは、収納が悪い証拠。虫食ってる可能性もあり。

たまに「江戸時代のもの」というのも出ます。眉唾でなく本当だとしたら
コレクションにするのは別にして「着る」目的なら買いません。
絹は意外と着用可能期間が短く、江戸時代に作られたものだと、ほとんどはもう生地がヨレヨレで着るに足らないのだそうです。

そこまでして「買ってみよう」と思っても、来たものが
「襟、袖にやっぱりシミがある」
「縫いにほつれがあった」
「仕立て返しがあった」(胴の内揚げあたりで、接いであるなど)
「生地がヒラヒラで、相当洗い張りして着込んだもの」
「尻や膝が薄くなってて、着るにはみっともない」
なんてことは、かなり確実にあると思ってください。

40代位の女性が「夫に作ったのだけど、着ないというので」といった
辺りの出店理由のだと、かなり品には期待ができますが、一方、お値段も「購入価格」を知っているだけに、それなりの額を提示してるかと。

オークションに限らず、ネットショップや通販カタログでの「新品」でも「写真と実物はずいぶん違う」なんてことは良くありますから、
「最初はダメ元、購入を繰り返して、信用できる業者(個人)から買う」という辺りが、まぁ、妥当に確実なとこです。
 

>>> 鏡よ鏡  女  北海道  -- 2005/12/02-09:04..No.[2050]
 
    >過激に日光干しで太陽光線を直撃すると、かなり消えます。

ずっと蔵で眠っていた着物にこんなことをしたら、
糸が痛んで切れてしまいます。
袖を通すことは不可能な状態になります。

優妃讃良さんの書いていることは
実際の経験を伴っていないことが多いので
そういう情報も自分で選り分けることが大切だと感じます。
 

>>> けんちゃん  男  神奈川  -- 2005/12/02-10:43..No.[2051]
 
     ネットーオークションは初心者にはおすすめし難いと云う事については、言い切れると思います。

 なお、私がここにコメントを付ける気になりましたのは、ご質問の方が『男のきもの雑学ノート』を読んでおられたからです。この本は、きもの好きでもあるしっかりしたライターにより、きっちりと仕上げられた好著だと思います。なお、詳細な索引もついていますが、これ一つとっても結構な手間だった筈です。そこで、続編『男のきもの達人ノート』の紹介もしたいと思いました。

 他にも、例えば本HPをしっかり読むのも良いかも知れませんが、私はパソコンディスプレイを長々見るのは嫌いで、自身実行していません。

 なお、フリートークでは、先に「ところで皆さん、『男のふだん着物』(鴨志田直樹 著、2000年4月刊)はご存知でしたでしょうか。一般的な呉服屋さんやその信奉者が目を剥くと思われる内容も含まれます。好き嫌い・毀誉褒貶あることでしょう。特に若い方におすすめ(かなぁ)。」と打ちましたが、こんなのもアリ(様々な意見あり)ということで、重ねて紹介しておきます。

 では、さようなら。

 

>>> けんちゃん  男  神奈川  -- 2005/12/02-12:56..No.[2052]
 
    「では、さようなら。」と書いたばかりですが、なぜ、過剰に「反応」したかに気づきました。
超初心者のころ、某古着屋で長着を羽織ってみて、「裄と丈」はまあ良いとして、自宅で改めて着てみると、「身幅」がデカ過ぎて仕方が無いというものを、言われるがままに結構な値段で買ってしまったという苦い経験があったのでした。(塙ちとさんが買った「宮古上布」と同様の過ち。←上記のご著書を参照。)

では、本当にさようなら

 

>>> 優妃讃良  女  埼玉  -- 2005/12/02-16:54..No.[2053]
 
    「直射日光干し」は、書いたように「過激」な方法です。
鏡よ鏡さんのおっしゃるように、古いものだと、「ダメになってもいいから」位の決断がいります。

ただ、日光干しができなような状態であれば、着て日中歩くことも不可能じゃないでしょうか?
日中にきて歩く程度の時間干すと考えて下さい。

60年程度、蔵入りしていた大伯父や大伯母の着物は、日光干ししても問題ありませんでした。糸が切れたりもしていません。
その後、真夏の炎天下を歩いても、特に問題ありませんでした。
仕舞い込まれる前にどれほど着込んでいたかにもよるとは思いますので、どんな着物でも、大丈夫だとは申し上げませんが。