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 ■--殿様が
 >>>SUKU  男  埼玉  -- 2006/01/28-19:32..No.[2198]
    時代劇で、殿様が寝るとき、着ている着物をなんていうんでしょうか??おしえてください。おねがいします。




>>> 和麻呂  男  京都  -- 2006/01/28-21:11..No.[2199]
 
    白小袖でしょうかね?
 

>>> 優妃讃良     女  埼玉  -- 2006/01/29-20:02..No.[2201]
 
    白小袖でしょうか。白羽二重の無地ですね。

 

>>> 伊勢木綿臼井  男  三重  -- 2006/01/30-08:58..No.[2202]
 
    歴史学者でなく、単なる製造業者です
言い伝えによりますと、大名の寝具は和晒しであったと聞いております
吸湿性、肌触りが優れ、病気の早期発見、健康管理にも良かった
そうです
一般の人が、寝巻きを使うのは江戸末期からで
白装束を忌み嫌ったため、白地に色縞格子を入れたそうです
それが現代の白格子です

言い伝えですので、御検証宜しく
 

>>> 朝路真行  男  兵庫  -- 2006/02/16-13:37..No.[2236]
 
    初めまして。朝路と申します。
 皆さんがお書きですので、余談を申し上げます。
 お尋ねの「時代劇で、殿様・・・」という事から拝察して、テレビや映画の時代劇で見る、大名の寝具だと存じます。先のお二人が書かれているように「白小袖」と言うしかないのですが、実際は白の襦袢です。
 テレビや映画は、その草創期に歌舞伎を元に作りましたので、衣装に関しては歌舞伎の影響が強く残っています。ことに映画初期は、名題下の歌舞伎役者が多く出演しましたから、ほぼ歌舞伎の衣装を使用しました。また当時のフィルムは感度が低かったので、柄の細かいものは敬遠されました。格子や縞は映すとチカチカしてしまうからですね。
 歌舞伎で、大名の役が寝具で登場することは滅多にありませんが、病中という設定では、白綸子の重ね着という衣装にすることが多いですね。織柄のあるものを使うのは、丸っきりの白無地だと、伊勢木綿臼井さんがお書きのように白装束=死装束になるのを嫌った為です。宮中や城中での正装の下着の色が白と決められているので、白という色にこだわるのかと存じます。
 実際は、伊勢木綿臼井さんが仰るように、江戸の末期頃から木綿物が多く出回るようになって、晒し木綿を寝巻きにするようになりました。それまでは、下着のまま寝ていたのですね。
 当時は重ね着することが当たり前でしたから、上着を脱ぎ、中着か襦袢で寝ていました。真綿の布団や、木綿綿の布団が出回るまでは、蒲の穂の綿毛を使った蒲団でした。ふとんという表記が「蒲団」と「布団」の二種類あるのはそのためですね。掛け布団というものは無く、その日着ていた上着を羽織って寝るのが通常でした。時代が下がって、寝具用の着物が考案されるようになり、綿の入った着物型寝具=衾(ふすま)というものになりました。現在でも「かい巻き布団」とか「どてら」にその名残がありますね。
 将軍を始め大名や上級武士には、「常に戦場に在り」という侍の本分を求められていましたから、寝るときでさえ、あまりくつろいだ姿になることは許されませんでした。凡そは、絹か麻の下着に襦袢を重ねた姿であったろうと存じます。

 以上ご参考までに。

 

>>> SUKU  男  埼玉  -- 2006/02/18-19:09..No.[2244]
 
    いろいろ回答ありがとうございます!
もう1つなんですが、その素材はわかるでしょうか・・・??
おねがいします。