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 ■--三尺帯について
 >>>雄太郎  男  千葉  -- 2005/08/30-18:37..No.[1661]
    本を読んで知ったのですが、三尺帯と言う男物の帯があることを知りました。職人さんが主に締めていたらしいのですが、現在調べてみてもどういうものだかわかりません。お祭りで子供が締めているのと変わらないのでしょうか?また、現在簡単に手に入るものなのでしょうか?お願いします。




>>> KWAN  男  千葉  -- 2005/08/30-20:00..No.[1662]
 
     こんにちは
 実物を知らないのに差し出がましいようですが。
 昔は三尺手ぬぐいというものがあったそうです。今あるような手ぬぐいとどう住み分けていたのかわかりませんが、ほうかむりやはちまきにも使い、帯にも使ったとのことです。
 三尺といえば120センチ弱ですから当然一巻きのはずです。最近お祭りの時子供たちが半纏を結ぶのに使うのと同じでしょう。
 今の三尺帯は名前は同じながら長く変わったのでしょうね。
 

>>> 優妃讃良  女  埼玉  -- 2005/08/31-09:38..No.[1663]
 
    俗に「お三尺」というと、子供が浴衣に締めている兵児帯を指しました。
男性の自宅でのくつろいだ姿の場合、兵児帯を結ぶ形態があります。
端の鹿の子仕上げや生地の良さによって、結構ピンキリあります。
成人男性用は、紺地、挽茶地、焦茶地などが一般的です。

もしかしたら、こちらのことかも、と思い記載しました。
 

>>> 朝路真行  男  兵庫  -- 2005/09/02-05:46..No.[1669]
 
     初めまして、朝路と申します。

 皆さんがお答えですので、毎度乍余談を申し上げます。

 優妃讃良 さんがお書きのように、子供用の兵児帯の類を『三尺帯』と呼び、後に兵児帯の総称として大人用の兵児帯も長さに関係なく三尺帯と呼ばれるようになりました。兵児帯は幕末から明治以降に、全国的に使われるようになった言葉です。ですからそれ以前は同じ形態の帯を、単に「しごき」と呼んでいました。
 昔は角帯が大変高価な物でしたから、誰でも気軽に使えるものではありませんでした。よって現在の伊達締め(男締め)のような物を普段には使用していました。中には、KWAN さんがお書きのように三尺手拭や布生地をそのまま帯に使っていました。形状が兵児帯に似ていることから、三尺=兵児帯となったと考えられます。後に三尺とは長さのことではなく、普通の帯の長さより極端にに短いという意味に使われるようになりました。


 これは一説ですから、他にも理由があるかもしれませんね。御参考までに。

 
 

>>> 雄太郎  男  千葉  -- 2005/09/03-10:27..No.[1670]
 
    KWAN様、優妃讃良様、朝路真行様ありがとうございます。もとは三尺手ぬぐいだったんですね。現在では三尺手ぬぐいは無いようなので、
機会があれば簡単に手に入る豆絞り2、3枚ほどで三尺手ぬぐいを作り
、試しに家で甚平などに締めてみようと思います。木綿のものなので、
結構締めやすいかもしれません。皆さんありがとうございました。