■--お茶会の時の装い >>>はじめ 男 東京 -- 2005/10/02-13:59..No.[1815] |
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はじめまして。「はじめ」と申します。48歳です。 お茶を始めて半年くらいなのですが、11月にお茶会が開催されることになり、先生から着物を着てくるように言われました。 そこで以下の用意をしようと思いますが、今ひとつ自信がありません。どうぞ、ご指南ください。 お茶の流派は裏千家。 今通っている先生が主催するお茶会で、生徒や生徒の家族等150人位が来ると聞いています。 招待状には、名前に「宗」のついた方が3人います。なお小生もお茶を立てると聞いています。 着物・・・正絹、無地、一つ紋(縫い紋(影紋) 羽織・・・正絹、無地、一つ紋(縫い紋(影紋)(着物とお対です) 長襦袢・・正絹 袴・・・・お召しの無地? 帯・・・・無地の角帯 雪駄・・・畳表で白鼻緒? 足袋・・・白足袋 質問@ 羽織には紋を入れようと思いますが、お茶席では羽織は着ないと聞いています。そのため、折角着物を作るのでお茶会以外でも気軽に着るために紋を入れないでおきたいとも思いますがいかがでしょうか。 お茶会の場所までは羽織を着ていこうと思います。(着物には一つ紋を入れようと思います) 質問A 袴は無地が良いのでしょうか。折角誂えるので、仙台平にしようとも思いますが、お茶の初心者なのに正式な装い過ぎでしょうか。 質問B 雪駄は白鼻緒意外は駄目でしょうか。白鼻緒は、結婚式やお茶会やパーティーなど、正式なときでなければ履けないと聞いています。そうすると、普段用にもう一足揃えなければいけないのでしょうか。 |
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>>> ユッキー 男 その他 -- 2005/10/02-16:08..No.[1816] | |||
15年の経験と全くの自分勝手な私見から申し上げますと、 質問1、羽織と着物はお召しの織の着物をお考えでしょうか、それとも縮緬、羽二重等の染めの着物をお考えでしょうか?11月のお茶会としますと炉開きとお察しいたしますが、基本的にはどちらでも構わないと思います。羽織は着ませんので、紋数ははじめさんの思うようでいいと思います。ただ、縮緬、羽二重などで羽織を作られるご予定でしたら、やはり紋は最低でも1つ入れれおいた方がいいと思われます。まだ初心者の方なので、少々の事は気になされなくてもよろしいかと存じますが、本当のことを言えば、炉開きは茶正月とも言われるくらい茶人にとってハレの茶会ですので、あまり砕けすぎるのも考えものです。紋はお召しなら縫い紋、縮緬であれば染め抜き紋のほうが良い感じがします。 お茶名をお持ちの方は男性であれば、ハレのお茶会ですので縮緬か羽二重の染め抜き5つ紋に金襴や緞子の名物裂の帯に十徳姿です。はじめさんもそれに見合う装いが必要です。 そこで、質問2。 仙台平のほうが良いでしょう。ただ、お茶会の趣旨によってもっと詫びたものが良い場合もありますので、理想的には仙台平1つ、お召し1つ、絽1つ揃えるのが理想的です。 質問3。茶人の履物は利休居士の作られた畳表の雪駄に白鼻緒が約束です。白は心の清浄を表すもの。全てのお茶事、お茶会に利用できますので一足必要です。ご自宅から着物を着て来られるとのこと、替足袋のご用意を忘れずに。 それでは良いお茶会を。 | |||
>>> 草屋 男 大阪 -- 2005/10/02-20:10..No.[1817] | |||
人数と社中の家族の方も来られるとこと、始められて半年でお点前をされるとのことから、大寄せのお茶会かと推察します。そのことを前提に話させていただきます。 名前に「宗」のついた方への招待状は、先生のお知り合いに出されたのではないでしょうか?名前に「宗」のつくのは茶名を取られてるということだけですので大寄せでしたら、はじめ様は気にされなくてもよろしいかと思います。茶名を取られてる方が必ずしも、約束どおりの格好をされてくるとは思えません(大寄せのお呼ばれで男性でしたら茶名を持っておられてもスーツでこられる方が大多数ではないでしょうか?)。 質問1に関してですが 下の書き込みの324番「初釜の時」をご覧ください。私はお茶用はすべて御召の一つ紋です、長着はすべて入ってますが、羽織は入ってるのと入っていないのがあります(同色アンサンブルがあまり好みではないので、別の色同士で、気分で組み合わせてます)。 質問2ですが、 仙台平でも好みでよろしいのではないでしょうか、ぐらいでしょうか。どちらでも許されると思います。 質問3は ユッキー様のおっしゃるとおりかと。 後、基本的には先生に確認されるのが一番だと思います。 それと私見で余計な差し出口かとは存じますが、入られて半年との事、社中の先輩もおられるかと思います、大寄の水屋はお茶碗洗い、お水沸かし、道具の据付後片付け等、掃除等、男性の社中の方が多いかどうかにもよりますが、男性の力が頼りにされる部分も多いかと思います。また汚れる仕事も多いです。はじめ様がどれぐらい着物を着慣れてるかにもよるかと思いますが、せっかくのお召し物、そういった作業をされるのに支障はないでしょうか? 個人的には茶事ならさておき、大寄せのお茶会では、裏方でもがんばられるのでしたら、お点前するとしても、シルック等の化繊無地に一つ紋、はかまも無地既製品のほうがよい思うのですが、また、事前の準備、後片付けの手伝いもされるのでしたら、着物ではしづらい仕事もあるかと思います、家から着て行きその場で洋服に着替える等された方がいい場合もあります。 事情も確認せずに、えらそうなこといって申し訳ないですが、そういったとこもあるのだなと流していただけますでしょうか。 | |||
>>> 優妃讃良 女 埼玉 -- 2005/10/03-10:30..No.[1819] | |||
裏のお仕事をする場合は、女性ですと、水屋着や水屋袴を着物の上に着用します。こういったものを身に付けていますと、洗い物や路地の水撒きなども、着物の袖や裾が濡れずに作業できます。 女性の着物は、簡単に脱ぎ着できませんから、こういった上から着用するもので防御します。 男性の方はちょっとわからないですが、袴は手早く脱ぎ着できるように練習しておき、裏方用に水屋袴や細身の木綿や化繊の袴にサっと着替えられるようにしておくと良いと思います。 ちなみに「脱ぎ着」には「畳んで片付ける」も含まれます。 袴は、これが意外と厄介なので、練習しておいて下さい。 知り合いのお茶の先生は、びっくりする程脱ぎ着が迅速です。 つい今しがたまで着物をお召しだったのに、あっという間にGパン姿に。もちろん、お召し物はきちんと畳まれてカバンの中に消えています。 着物での所作も慣れていらっしゃるでしょうに、「片付けには、何があるかわからないから」と、すぐに着替えてしまわれます。 その先生と私がごいっしょするときは、社中でないとこでですので、先生自ら、お道具を洗って片付けないといけないので。 本番用も、お手前の際にお粗相する可能性がありますので、着物と帯は正絹で、袴は無地紬地の化繊にしておくと、安心です。危険は大概、腰から膝の範囲です。最近の化繊地はよくできているので、見た目も悪くありませんし、自宅で洗濯が効きますので、初心者には向いています。 | |||
>>> はじめ 男 東京 -- 2005/10/03-23:41..No.[1820] | |||
ユッキーさま、草屋さま、優妃讃良さま、丁重なアドバイスありがとうございました。 着物、羽織とも御召しを予定していますので、それぞれに縫い紋で一つ紋を入れようと思います。また、鼻緒も白鼻緒にいたします。 お手伝いの件は、着物にばかり気持ちが行ってしまい、新人としての心配りを忘れるところでした。ご忠告に深く感謝します。 袴はできることなら仙台平で誂えようと思いますが、裏方の仕事がきちっとできるよう、「化繊の袴」、や「着替えの準備(着替えの迅速さも含めて)」などについて、もう少し考えてみようと思います。 ありがとうございました。 | |||