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 ■--生洗いとドライクリーニングの違いは
 >>>成城の葉桜  男  東京  -- 2005/10/10-09:41..No.[1837]
     私は、家での普段着には大概、大島紬の縞格子か緯総絣、もしくは石毛の結城縮み、夏は麻縮みで過ごしておりますが、気をつけていてもつい食べこぼしや泥垢が付いてしまいます。普段の着物は30枚前後あり、家事こそ一切しませんが、取替え引き換え着たとしても10回も着れば洗濯をしなければなりません。

 そこで頻繁に洗濯屋を呼ぶのです。いつも生洗いがよろしかろうということでそうしておりますが、絹のスーツ、洋服等はドライクリーニングで済ませるようなのです。同じ絹ものであるのに、なぜ和服は手間暇かかる「生洗い」という方法を取るのでしょうか?ドライクリーニングではうまくありませんか。生洗いは時間が3倍以上かかるので厄介といえば厄介です。この違いについてご存じのかたがいらっしゃればお教え願います。




>>> 優妃讃良  女  埼玉 [URL]  -- 2005/10/10-13:05..No.[1838]
 
    「丸洗い」とか「京洗い」というのは、大方、ドライクリーニングらしいです。本来、「丸洗い」は「ほどかずに水で洗濯したもの」なのですが。
で、ドライクリーニングだと、何が困るのかというと、着物についたシミの類は有機系洗剤では落ちないのだそうです。
衿の汗油シミ、膝近辺の食べこぼし類、裾の泥はね。こういったものはドライ洗剤の苦手とする分野です。
といいうわけで、着物向けには、こういった汚れ落しに向いた洗い方をするわけです。

ちなみに、食べこぼしに関しては、食事中は、膝にエプロン状のものをかけておくと防止できます。洋服でもうちの父は、食事中は短い前掛けかけています(母の自作品)。
また、汚れるようならば、家で洗濯の効く、木綿や麻を着ておくのも一つの手です。そうそう、麻は自宅で洗濯できますョ。
私の場合は、これらを袴が防御してくれています。化繊の袴は家で洗濯できます。腰近辺の食べこぼしも、裾の泥はねも袴が受けます。
ですから、絹モノである大嶋や結城を着ていても、かなり安全です。

洗濯代をケチるより「汚さない」手立てを講じるのも一つの考え方かと存じます。前掛け、袴、水屋着(上っパリとの言います)といったもので。
ご参考に。
 

>>> 成城の葉桜  男  東京  -- 2005/10/10-21:55..No.[1844]
 
     優妃讃良様、ご教示ありがとうございます。やはり普段着であればあるほど、柔らかくて着心地がよい緯総絣大島紬が一番好きです。館山唐桟や薩摩以外の木綿はぎしぎしするようですし、ウールはすべりが悪いのであまり好みません。
 お説のように前掛けか塵除けでも作って汚れを防御する手段を講じて参りたいと思います。重ねて御礼申します。