■--着物の重ね(襲ね)の実行 >>>木挽町 男 東京 -- 2005/10/20-22:58..No.[1892] |
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今晩は。 今日歌舞伎座に着物で行って観劇して来ました。男の着物姿は見た限りでは私だけで、歌舞伎座に於いてもかなり珍しがられました。まず、着物を見て顔を見る。といった視線ですね。 それはさておき、男性役の出演者の着物をよく観察した所、武士から幇間の町人まで皆な着物は重ね(襲ね)で着装しているんですね。無地であったり、柄物であったり、色々で興味深く思いました。機会があったらためしてみたいなとも思っています。 そこで、「男の着物大全」の住人の皆様は筋金入りの着物好きで、色々な着装法を試されていると思うのですが、紋付羽織袴だけではなく、普段着で重ね(襲ね)を実行してみている方がいらしたら詳しいお話をお聞かせ頂けないでしょうか。 賛否の論などもお聞かせ願いたいと思います。 フリートークの方にしようかとも思ったのですが、あしからず。 |
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>>> 優妃讃良 女 埼玉 -- 2005/10/21-10:00..No.[1893] | |||
こんにちわ 明治位までは、着物は3枚重ねを正式としました。 下二枚を「下着」と呼び、一番上のと同じ生地で、色無地だったそうです。 今でも「無双」という襟や袖だけ重ねた生地をつけるのに、名残があります。 旅行だと、着重ねしてくことがあります。秋だと、意外にも好天気で暑かったり、逆に寒かったりします。これを着重ねで調整する次第。 私の場合は、重ねるパターンは単と袷とか、正絹と化繊といった形にしています。単でも着重ねるとかなり防寒力は高く、化繊は上にすると雨しのぎになります。 組み合わせは、一枚は無地かとび柄小紋、もう一枚は無地か柄。 下が柄の場合は上は無地っぽいタイプが合います。下が無地なら上はなんでもOK。 要注意は裄。揃っていないと間抜けです。女性の場合だと、袖丈も同じく。 着重ねると、上の着物の襟合わせを緩く着付けることも、サマになります。 | |||
>>> 木挽町 男 東京 -- 2005/10/21-12:58..No.[1894] | |||
優妃讃良さん早々のご教示有難うございます。 優妃讃良さんは、三枚重ねを、一枚着てからもう一枚という風に感じられるのですがそこはどうなんでしょう?役者さんは長襦袢を着て、その上に二枚重ねた着物を同時に着て帯を結ぶ、というものでした。 | |||
>>> 優妃讃良 女 埼玉 [URL] -- 2005/10/22-20:08..No.[1901] | |||
重ね方はy字に見えるまとめ重ね、V字に見える一枚づつ重ねと、気分によってどちらもしております。 昔もどちらもあったようです。 | |||
>>> 葉月 男 神奈川 -- 2005/10/23-13:47..No.[1904] | |||
私は、冬場角袖のコートを着るのが嫌なので、重ね着で寒さを凌いでいます。といっても、さすがに袷を二枚重ねるのは、重くて動きにくいので、羽二重の四丈ものを好みの無地染めにして、袖と裾の部分を袷にし、背抜きで仕立てています。 小紋もあるようですが、男性の場合、ましてや現代、よほど着こなす自信がないと、難しいのでは?一歩間違えば、芝居に出てくる幇間のようになってしまいます。 | |||
>>> 優妃讃良 女 埼玉 -- 2005/10/25-12:20..No.[1911] | |||
私は過去に、袷二枚や袷2枚+単と重ねたことがありますが、「重い」「動きにくい」ということはありませんでした。 ただ、大島やお召しといった軽めの着物が1枚は含まれていることがポイントかもしれません。 組み合わせに小紋が入るのは女性ならではの選択肢。 男性であれば、普段着ているものを合せればよろしいと思います。 もっとも、江戸小紋の鮫や行儀といった柄は男性でも着られますね。 もともと、男性の裃の図柄でしたから。 | |||
>>> 木挽町 男 東京 -- 2005/10/25-20:26..No.[1912] | |||
優妃讃良さま、葉月さま、有難う御座います。 手持ちの着物でぴったんこの物がありまして、濃い紺緑の米沢のしぼとりお召しの上に利休茶の西陣の紬風お召しを重ねて(両方とも単)、今日早速お出かけしてきました。 歩く時、裾がめくれて下に着ている着物が現れる感じや、襟のラインの様子などがいつもと違って面白かったです。他にも手持ちで会う物を探してみようと思います。 | |||
>>> 優妃讃良 女 埼玉 [URL] -- 2005/10/25-22:32..No.[1913] | |||
おお、いい感じですね。どっちを上にしても、サマになるのではないでしょうか。今の時期は、袷一枚ではちょっと寒いし、というとこなので、単二枚丁度良い暖かさかもしれません。 | |||