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■--大島と塩沢紬、百亀甲絣一疋の価格について >>>着物好きな40代 男 東京 -- 2005/08/16-22:52..No.[1613] |
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男物普段着の代表格といわれた両者の反物価格について、今から20年ほど前、広幅ものでおおよそ本場泥染め大島紬一疋で35万円前後、本塩沢では一疋40万円前後しておりましたが、その後の更なる需要の減少や景気低迷、販売方法の多様化などで価格が下落し、現在は前者で20万円前後、後者では15万円も出せばたやすく入手できるようになりました。さらにネットオークションでは時に10万円以下でもかなり良いものが手に入れられます。 そこで、不思議に思うのですが、大島紬より本塩沢のほうが値崩れが甚だしい傾向があるのですが、これってやはり知名度の差によるものなのでしょうか?以前ですと呉服屋あたりでは塩沢といえば希少で渋い高級物の代名詞のように扱われましたが、このところではあまり喋々されることもなくなってきたように思われます。 さて、皆様は両者をどのように感じられ、着物としての格付けをしていらっしゃいますか?たわいも無い愚問で大変恐縮ですが、友人の呉服屋が真剣に悩み抜いていますので、今後の営業方針の道筋を示す意見としてアドバイスしてやろうと思います。 |
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>>> 優妃讃良 女 埼玉 [URL] -- 2005/08/16-23:46..No.[1615] | ![]() | |
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ネットオークションは、当たり外れがありますから、対象として省くとして、大島や塩沢がそんなに安価に売っているのでしょうか? 大島も機械で簡単に織れるタイプもありますので、凝らない絣では、当然ながらそれなりにお安く、お求め安い値段で手に入るものもあり、そういった品に力を入れている呉服屋さんもあります。 が、従来高額だったものが、安価になっているかというと、そうは感じません。本物の「本塩沢」が20万円切るようなら、飛びついてしまいます。 塩沢や大島は、紬よりは上ですが、小紋から訪問着のような「柔らかモノ」がフォーマルに使えるのに対して、100万円する超絶技巧の希少品であっても、普段着、よくて街着にしかなりえません。 着物を着る機会が七五三と成人式、結婚式といったフォーマル中心になった時代には、普段着のくせに高額なこれらは、購買対象から外れていたのだと思います。 ですが、最近は、着物ブームで今まで着物を着なかった人も浴衣や化繊の小紋などから入ってきています。洋服でも地味目なものを好む人は大嶋やお召しの色柄が気に入るようです。 ただ、「これはいい大嶋だから100万だよ」といっても、寄ってこないでしょう。やはり「手頃な価格」でこそのもので。 昔でも、超絶技巧の絣モノは高額でおいそれとは手に入るものではなく、誰もが着ているわけではありませんでした。庶民は大嶋や塩沢でももっと手頃な価格の色柄を使いました。ですから、一時期高額品しか、なくなってたのが、手頃品が出てきたのが最近の現象ではと見ています。超絶技巧の絣モノはやはり高額です。 私の中の格付けは、「街着、旅着」です。大嶋や塩沢、お召しの類は軽く、旅にはうってつけです。ちょっと良い帯を持参していれば、夕刻に気の効いた料理店をくぐるのにも向いています。 お召しを単に仕立てておくと、意外と長い期間着られるのも利点。 生地が薄いワリにしっかりしているので、単仕立てでも、クタクタせずに安心して着ていられます。 遠くからは無地っぽく見える亀甲地などは、柄モノに比べて、ちょっと格高く使えます。(ほんのちょっとね) | ![]() |
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>>> 着物好きな40代 男 東京 -- 2005/08/17-20:09..No.[1622] | ![]() | |
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ご丁寧なご教示を頂きまして、誠にありがとうございました。早速友人に伝えましたところ、大変参考になったと喜んでおりました。 なお、先に記した反物価格は問屋の卸相場だと申しております。大変失礼いたしました。ご参考までに本場大島紬、地球印、旗印で日本橋の大手問屋価格で、(都城ものは大方2割り増し) 男物キングサイズ一疋 手織一色百亀甲 18万より22万円 同 百二十亀甲 36万より45万円 同 百六十亀甲 78万より90万円 手織白雲、西郷、有馬等珍絣及び目返し色打 個々の設定価格による 機械織小格子、散し絣 4万5千より7万円 機械織織絣、手絣 6万より8万円 女物一反、1尺3分幅 手織カタス7マルキ13万より18万円 同 カタス9マルキ18万より24万円 同 地空及び龍郷絣 19万円前後 同 一元絣、割込み等(7)20万より40万円 同 特殊技巧物、12マルキ等 55万より80万円 その他逸品物は個々の設定価格による 機械織 縞格子 3万より4万円 同 手絣、織絣、特横絣 3万5千より6万円 同 特殊染め糸、変地織等4万5千より8万円 同 染め下用白生地 1万8千円 にて現在入手(仕入れ)しているとの事です。 | ![]() |
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>>> 星の世界 男 東京 -- 2005/08/17-22:22..No.[1626] | ![]() | |
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新潟出身の者です。そつじながら本塩沢について一言申し上げます。現在、お召織の本塩沢、紬糸を使った塩沢紬、薄物の夏塩沢と本場塩沢の組合では三種の商標を使っており、前二者は国の伝統的工芸品に指定されております。これらの反物はすべて手織であり、大島紬同様、蚊がすり、亀甲絣が中心で、大島の緯総絣に相当する縞格子柄もあります。しかしながらこれらについても全て手織されているところが大島紬と違うところです。 さらりとしていて着心地よく上品で飽きの来ない本塩沢は、元来重要無形文化財の渋紙を付けられた越後上布(麻織物)の技術をもって製織され、星野、桑原、酒井等の一流会社では亀甲、蚊がすりの本塩を中心に、また、やまださん辺りでは縞格子を中心に力を入れられているもようです。 なお、価格につきましては問屋相場で、本塩沢男物キングサイズ百亀甲疋物が10万円から13万円、女物亀甲織り出し柄(経緯絣相当)で1反7万円から12万円、縞格子(緯総絣相当)で1反2万5千円から4万円、無地が2万5千円といったところです。ただし、絣等の手の込んだものですと、3割から5割程度割り増しになります。これだけ手の込んだ、しかも手間暇かかる手織の本物がこの価格では充分安い善良な品物であると確信しております。 和服好きの皆様、ぜひとも本塩沢、塩沢紬、夏塩沢をご愛顧の程よろしくお願いいたします。 | ![]() |
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