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 ■--堅い正絹の着物について
 >>>しず  女  千葉  -- 2005/08/16-23:54..No.[1616]
    こんにちは。
先日ネットで銘仙の着物を購入しました。
今まで正絹というとやわらかい、さらさらしたなど感触が気持ちよいものというイメージがあった(今まで購入した2点はそういう感じのものでした)のですが、
今回手元に届いた着物はハリがあるというか堅いというか、
ぱりぱり、ごわごわした感触のものでした。
(のりが利きすぎているワイシャツみたいな・・・・)
正直、着用すると硬くて着づらい、動きづらい、という感じです。

これはこういう生地なのでしょうか?
それとも、なにかするとやわらかい生地になるものなのでしょうか?

なにかいい方法がございましたらご指導のほどよろしくお願いいたします。




>>> 優妃讃良  女  埼玉  -- 2005/08/17-09:23..No.[1617]
 
    こんにちわ
「正絹」というイメージに分類されるものは、縮緬や綸子、羽二重の類ですね。おっしゃる通り、やわらかいものです。「染めモノ」「柔らかモノ」という言い方をする場合もあります。対して、同じ絹でも、「硬モノ」「織りモノ」というモノがあります。大島、お召し、その他紬の類です。これは、「染めモノ」が布に織ってから、色を染めるのに対して、糸を染めてから織ります。織るために糸にのりをつけるので、この工程の違いで、「織りモノ」は地が固めでシャッキリした風合いになります。

銘仙も「織りモノ」の仲間です。湯のしは済んでいますか?
湯のしをすると少しは柔らかくなります。
柔らかくする方法としては、一度洗い張りに出す方法があります。
大島なども「弟子や子供に着せて、洗い張りしてから自分用に仕立てる」という言い方もあるように、この仲間は硬い地質です。
が、それでも、縮緬のような柔らかさにはなりません。
これはこういうものだと、認識してください。