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 ■--結城紬の見分け方について
 >>>ひょうたん小僧  男  東京  -- 2005/08/26-09:56..No.[1650]
     度々取り留めの無い愚問で恐れ入りますが、商標の取れた無地の結城紬の見分け方についてご存知の方がいらっしゃればお教え下さい。

 現在、手元に淡古代紫ネズ色の結城反物があります。いつもは「結」の商標文字と右端の重要無形文化財指定工芸品の唐茶の証紙があれば「結城紬」、その他の「紬」の張り紙なら石毛やおく玉紬等の「紛い物」と判断していますが、今回の反物は検査を受けていないらしく、一切商標の張り紙がないので、こういう場合は手触りで判断するしか無いと思いまして試したところ、明らかな粗悪品では無いようなので判断をしかねてしまいました。

 そこでいつも贔屓の呉服屋で見てもらったところ、上等の石下だといわれ、日本橋の三越では重要無形文化財の本物に間違いなかろうというのです。はたまた困りました。着物は数多くあるので、もし本物なら長着に仕立てておこうと思いますが、それ以外でしたら友人に差し上げてしまおうと思っているのです。仕立て代を惜しみ、はたまた生地に対する欲深で誠にお恥ずかしき限りです。




>>> ぶりぶりぎっちょう  女  神奈川  -- 2005/08/27-00:04..No.[1651]
 
     沢山の着物を持ってらして、手触りで良い物とわかるのであれば、相当のものでしょう。 織り元を探し出されては、いかがでしょうか。
「結城紬」「本場結城紬」などでweb検索すると、様々なページが出て参りますので、問い合わせて、実物を持参されれば、わかるのではないかと思います。

 以前、値段の安い泥大島、柄がとても気に入って買ったのですが、ある呉服屋さんでは本物、違うところでは西陣の機械織りと言われました。 切れ端から織り元を捜してもらって、結局、韓国産とわかりました。 気に入っているので、愛用しております。 あまり参考にはならなかもしれませんが。
 

>>> ひょうたん小僧  男  東京  -- 2005/08/27-11:40..No.[1652]
 
     ご教示ありがとうございました。早速ネットで検索してみます。上等な物でも、安物でも紬の仕立て代は同額なのですから、せっかくだったらいいものだけを仕立てて行こうと思っております。
 

>>> 優妃讃良  女  埼玉 [URL]  -- 2005/08/27-15:17..No.[1653]
 
    こんにちわ

「石下」というなら、「石下結城」ですね。「本結城」とは別の「結城郡」の方の石下で織られているものです。
で、証紙がない、ということは、厳密には「本結城」ではありません。
本結城を織る工房でも、必ずしも「本結城」ばかりを織るわけではなく
、本結城ではない、紬を織ることもあるのだそうです。
はたまた、なんらかの、「本結城」の条件を満たさない結果になってしまった反物も同様です。
ですから、「本結城なら」という条件であれば、それは、該当しないものになります。

こちら は、結城紬のサイトで、本結城かどうかの見分け方を教えてくれると思います。

また、デジカメで接写写真が撮れるならば、こちら に掲示すると、誰かが判断してくれます。
私も、以前、結城市内の工場で織ったというものを、当の社長から買ったものがあったのですが、当人曰く「本当の絣技法で染めたものだよ」とのことでしたが、サイトでの判断は「高機織りの結城紬」と。絣織りはいざり機のみを「本結城」と称するからです。見慣れている人ならば、接写写真だけでも判断できてしまうのには、ビックリです。

>いいものだけを仕立てたい

とは、そんなにも、色々反物をお持ちなのでしょうか?
羨ましいですね。仕立て代は同じでも、反物代は、天と地程にも違うので、なかなか、そうはいきませんので。
 

>>> ひょうたん小僧  男  東京  -- 2005/09/04-10:46..No.[1674]
 
     ご親切なご教示を頂きましてありがとうございました。いつもご高尚なる御知識をご披露くださり、心より感服いたしております。