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 ■--夏用の着物の下着
 >>>てつろー  男  東京  -- 2005/06/12-09:20..No.[1243]
    220のサンペさんの質問と似ているのですが、ご教授していただけると幸いです。

夏用の麻の着物をインターネット通販で購入したのですが、
着てみてびっくり!すけすけというか、中が丸見えです。

「麻の長襦袢」を買うか、「半襦袢+ステテコor裾よけ」を買うか
迷っているのですが、どっちかおすすめとか、購入するときに
考える基準はありますか?

また、どうしてもすける事が気になっているのですが、下着類は
色が薄い色・濃い色どちらを買えばいいのでしょう?

透けることはそういうものだと気にしないでもいいのでしょうか?
自分が気にしていなくても、周りの人がおかしいとか思っているものも
よくないので、皆様のご意見を聞かせていただければ幸いです。
よろしくお願いします。









>>> かもめのたまこのダンナ  男  神奈川 [URL]  -- 2005/06/12-10:12..No.[1245]
 
    てつろーさん、やっちゃいましたね。私にも経験がありますよ。
着物の色にもよりますが、半襦袢+ステテコは粋じゃないかな?麻の長襦袢が無難かと思います。ただ麻の長襦袢は高価ですので、下手な着物より高かったりします。ここはひとつリネンの極薄の生地を買って(10センチ80円位)「簡単浴衣」の型紙を使って関西衿の長襦袢を縫ってしまうのも手です。もちろん総ミシンでOKです。
これだと4,000円位の出費で済みます。

それと、ここはプラス思考の攻めとして”墨絵等の入った長襦袢を着て見せる”という楽しみ方もあります。
紗の羽織を着て長着の柄を見せるのと同じ発想です。玄人っぽくなりますが、これはこれでおしゃれかと・・・

ご参考になればと思います。
 

>>> 府越義博  男  東京  -- 2005/06/12-20:12..No.[1246]
 
    麻の単衣がスケスケで困るのは、中の下着が見えてこまると言うことですよね?それを避けるのには下着が見えないように遮断する(長襦袢や半襦袢+腰巻きで隠す)か、見えても大丈夫のようにすることです。
私は白いクレープの猿股&シャツ&ステテコの上に綿の半襦袢を着用し、その上に麻の長着を着ています。これで大丈夫ですし、もちろん涼しさは完璧。でもクレープの下着はスーパーでは、今の時期しか売っていませんので、買い求めるなら時期を逃さないようにご注意下さい。

また麻の長襦袢を求められるならこちらにあります。使ってみましたが快適ですし、一着¥13,000という破格の値段です。
 

>>> 朝路真行  男  兵庫  -- 2005/06/13-02:09..No.[1249]
 
     初めまして。朝路と申します。

 皆さんお答えになられていますので、余談を申し上げます。

 麻や紗や絽は透けてしまうものですから、下着が透けるのを防ぐよりも、見せるつもりで選ばれる方がよろしいかと存じます。隠してしまうにはどうしても厚着になりますし、汗を流しながら涼しげな物を着ていても、御自身も見ている周囲も、好ましく思えないですものね。下着の色の濃い薄いは、着物の色に合わせるのが第一です。無難なのは着物と同系色、同濃度の色合いがよろしいでしょう。(透けにくくする場合、これが一番です)私などは太っておりますので、あえて下着には濃い色(黒や紺系)を選び、着物は淡いものにしています。こうすると身体の線は細く見えますからね(笑) 逆に細すぎる人は、濃い色の着物に白の襦袢などがよく合います。
 女性ですが、舞踊家の故 武原はん史の衣装は、紺地に白の絣模様の極薄い紗の着物に、白に浅葱色の薄いぼかしの襦袢、襟裏と袖口に柿色の返しをつけた、実に風流なものでした。
 かもめのたまこのダンナ さんがお書きのように、半襦袢とステテコという方法は、一昔前ならよく見かけたものです。袴でも着ければ別ですが、重なった裾というものは、いくら薄手の生地でも足にまとわり付いて暑いものです。足元を風通し良くすると快適ですよ。

 改まった場合でなければ、半襦袢にステテコで充分かと存じます。
また別の方法としては、半襦袢の代わりに甚平を用いる方法もあります。
 こんな時に用いる甚平は、百貨店や呉服店などで扱っているような上等のものでなく、ホームセンターやダイエーなどの大型スーパーで、1000円前後で吊るしで売っているような、安価なものがよろしいですよ。
 甚平ですから、打ち合わせの紐がついているので腰紐も必要ありませんし、腰紐が鬱とうしい場合は、切ってしまうなり、そのまま結ばずに腰紐で締めてもよろしいでしょう。
 今売られている大概の甚平にはズボンもセットされているでしょうから、付属のズボンをステテコの代用にされるのもよろしいでしょうが、丈が少々短いですから、私の場合は別の物を使っています。
 余談の蛇足ですが、冬場には肌襦袢代わりに、同じく安価な作務衣の上を使っています。作務衣には袖口がゴムなどで絞ってあるものが多いですが、これも切ってしまうなり、ゴムを抜くなどして使っています。襦袢などに比べて、甚平も作務衣も打ち合わせが広いですから、衿が広がりすぎるのも防いでくれますしね。

 以上長々と失礼致しました。
 
 

>>> かもめのたまこのダンナ  男  神奈川 [URL]  -- 2005/06/13-18:27..No.[1254]
 
    朝路真行さん、おもわず膝を打ってしまいました。
私も甚平の活用を参考にさせていただきます。あ〜良いこと聞きました。