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■--正絹の夏物 >>>忠吉 男 東京 -- 2005/06/13-17:38..No.[1252] |
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千葉県在住の忠吉と申します。 入梅も致しまして、だいぶ蒸し暑くなってまいりました。 皆様如何お過ごしでしょうか? 先日、質問コーナーにて「武家と町衆の着物」にてお世話になりました。 かもめのたまこのダンナ様、朝路真行様におかれましては、懇切丁寧な お返事を賜り誠に有難う御座いました。 さて、申し訳ございませんが、一件皆様にお伺い致したく、お送り 申し上げました。 夏の着物に関します事なのですが、正絹の単なり薄物なりは、皆様は、ご自分で洗われておられますか? 私も麻なり綿の長着は、風呂場を使って手洗いにしておりますが,お恥ずかしい事に正絹の夏物はあまり縁が無くこの度、一枚手に入れたは良いのですが、何分経験が無いで悩んでおります。 夏着は、冬の袷等と違い季節変わりにドライに・・・等では手入れが行き届かぬかと思いまして、もし何かご存知であればと恐縮ながらお伺いいたします。 皆様は、普段から着物のお洗濯は如何なさっておいでですか? 用件のみにて失礼では御座いますが、一件質問申し上げます。 |
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>>> かもめのたまこのダンナ 男 神奈川 [URL] -- 2005/06/13-18:20..No.[1253] | ![]() | |
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忠吉さん、着物を楽しんでおられるようですね! さて絹物の手洗・・・家庭での手洗が出来る絹紅梅なんかもあるようですが、私は絹物を自分で洗ったことが無いので「洗ったことのある方(勇者!)に聞き、知人の織屋さんにも聞いてみました。 絹物の家庭での手洗が出来ないというのは様々な問題があるからだそうです。素材的に染物が出来る絹ですから、水洗いは可能です。 ただ気を付けなければならない事は、絹は水に濡れた状態での摩擦に弱いため揉み洗い・擦り洗いは厳禁だそうです。また漂白剤などの使用はこれまた厳禁。それと染料によっては水洗いでも色落ちする可能性があるとの事。 さらに織によっては激しく収縮する事が多く、皺を伸ばすためのアイロンも温度に注意する必要があります。以上は”あくまでも単衣”の話です。 袷は裏表の生地の違いからフクロになる可能性が非常に高いので、プロの「丸洗い」にお任せした方が賢明です。 ゆえに、汗っかきの私としては盛夏の夏の絹物は今のところ持っておりません。挑戦する価値はあるかも知れませんが、高いリスクは覚悟した方が良さそうです。 他の諸先輩方、どうですか?私も非常に気になります。 | ![]() |
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>>> 優妃讃良 女 埼玉 [URL] -- 2005/06/13-18:45..No.[1255] | ![]() | |
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夏物でも、季節の終わりに京洗いに出せば、特に問題を感じていません。 長じゅばんに関しては、無謀ですが、白絽で家で洗濯機を回しています。 主には麻楊柳の半襦袢と腰巻か、袴の場合はステテコで。 肌襦袢はこの時期男性下着売り場に山と盛られるクレープ素材の半袖シャツ。ステテコもここでクレープ地のを。盛夏には、肌襦袢なしで綿サラシの身頃の半襦袢を直に着ます。 腹は、おぼろタオルを巻きます。腹だけは、シャツと襦袢を越えて汗が染みてくるからです。ここにタオルを巻いた方が体全体の発汗は抑えられるようです。 脱いだ着物は2日以上室内で干します。 後は、「絹は着たいけど、汗は怖い」と思うときには、シルックにします。絹並の着心地で、洗濯が利くので、汗の心配がいりません。 | ![]() |
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>>> 忠吉 男 東京 -- 2005/06/14-08:43..No.[1256] | ![]() | |
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かもめのたまこのダンナ様、優妃讃良様 初心者ゆえにお世話をおかけいたします。 ご丁寧なご教示、心より感謝いたします。 なるほど、やはり正絹は扱いが難しい素材ですね。 様は、なるべく汗を長着に通さない事が肝要とい うことでしょうか。 その上で、風を通しす等、洗濯する以外の方法で 手入れをする様にしてみます。 >かもめのたまこのダンナ様 毎回のご親切心より感謝いたします。 楽しんでいると仰って頂くとまだまだ汗顔の至りですが(苦笑) 武術を遣っております事も有り、仕事以外は着物をきております。 私も汗をかく方でして、夏の道場は・・・言わずもがなな状態と なります。稽古後の団欒は道着を着替えて寛ぐのですが、盛夏は 我慢大会と変わらないような(笑) 男の汗っかき、やはり夏の衿の汗染み等気になりますか? >優妃讃良様 お返事有難う御座います。 確かに、腰周りを締めるのは効果があるように感じます。 私は、稽古で腰を痛めて長く、稽古時のみ晒しを半反に して巻締めておりますが、仰います事実感致します。 ただ、普段は巻いておりませんで素腰で帯を締めており ます。 お返事有難う御座いました。 勉強になりました。 | ![]() |
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>>> かもめのたまこのダンナ 男 神奈川 [URL] -- 2005/06/15-01:45..No.[1264] | ![]() | |
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忠吉さん、お互い汗っかきのようですね。これからの季節はいろいろなやむのですよね・・・ さて夏の着物、涼しげな顔して首から下はビッショリの「我慢大会」状態は私の場合避けられません。そこで汗っかき対策ですが、長着は出来るだけ風通しの良い物を選び襦袢は麻、半衿は”ポリエステル”の絽です。しかも汗に濡れている事が目立たない色を選びます。私の場合、半衿は白です。 長着も着たい色・柄よりも汗をかいた時に目立たない色を選びます。 以上は普段着レベルの話、礼装は別です。 だから夏は結婚式に呼ばれたくないですよね〜正直な話・・・ | ![]() |
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>>> 忠吉 男 東京 -- 2005/06/15-08:39..No.[1272] | ![]() | |
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かもめのたまこのダンナ様 同感です。ですが、それでも、着物が良いですね。 私は、襦袢は綿の胴に絽の袖の物を着用しております。 本当は、盛夏は袖を取って袖なし襦袢に風通しの良い 着物に挑戦しようかと思っております。 私の場合、嗜好もあり夏も冬も黒系統が多いのですが、 一念発起(?)して、化繊ではありますが白の薄物を 購入しようとお店に反物を見に伺いまして、涼しげな 紗紬風の生成りを発見し、仕立てを頼んでいたところ 店奥に黒紗で筆書瓢の柄を散らした反物(共に化繊で すが)があり、気が付くと其方の注文に変更された伝 票を握って帰路についておりました・・・ また痩せ我慢対応品が増えました。 しかし、化繊で丸洗い出来ますし、何より妥協ではな く気に入った着物を仕立てるとウキウキします。 今年は、瓢をさらっと着流して夏を楽しもうと思いま す。 | ![]() |
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>>> ボブ 男 埼玉 -- 2005/06/20-23:35..No.[1297] | ![]() | |
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一般的な紬や大島紬など、甘撚糸で織られた単は自分で洗っております。もちろん自己責任です。 縮緬やお召しなど強撚糸で織った反物の水洗いは困難です。本塩沢で試したところ、漬け置き洗いで100mmの端布が85mmまで縮み、端の糸がホツレテ再生不能となりました。さらにアイロンかけたら、112mmまで伸び、シボがペッタンコになり、プラスチックな風合いとなりました。 また百貨店の呉服部部長によると、紗や夏紬も強撚糸系かつ打ち込みが強い、と言う理由で水に濡れると縮むとのこと。今度実験してみます。 洗剤は中性「エマール」を少し濃い目にして利用していますが、それだけでは少しゴワゴワになり、シワが残るので柔軟材を入れます。リンスインシャンプーも良いそうですが、私は使ったことはありません。 洗い方は、袖たたみにして、大きな洗面漕に張ったぬるま湯に漬け、手押し洗いをしております。衿を重点的に押し洗いします。擦ったり揉んだりはしません。途中、何度か畳み変え、表となる面を変えます。草木染の新品は物凄く色が落ち、どす黒い水があふれてビビリます。 洗ったあとは、風呂場で着物ハンガー等に吊るして、水のシャワーですすいでいます。後から前からと、袖の中からも念入りにシャワーします。このまま20分ほど置いて水を切り、廊下と部屋の間のドアの鴨居にかけて陰干ししています。水がたれるので下には新聞を敷きます。生乾きのときに何度か手で裄丈方向に伸ばし、しわを取ります。 ちなみに麻縮みを洗うときは、この陰干し時に、裾をクリップつきハンガーのクリップで挟み、ハンガーのS字金具に南部鉄瓶を吊るして、引っ張りながら干しています。少しクリップの挟み跡が残りますが、叩けば消えます。愛がない干し方です。 洗濯機も使います。正絹紬をドラム式洗濯乾燥機に放り込み、乾燥までしたところ、丈で3%ほど縮み、シワシワになり、表面が白っぽくなりました。実用上問題ありませんが、その後はネットにいれて脱水までとしています。表面が僅かに白っぽくなったのは洗濯と脱水乾燥過程でコスレ・叩きにより、絹のフィブロインがバラケて光を乱反射しているためのようです。 大きく縮むのは絹、麻、綿問わず、強撚糸で織った反物でした。強撚糸は20倍くらいのルーペで見ると硬く撚った様子が分かり、甘撚糸はふわふわしてます。強く撚った繊維は水に濡れると膨らみつつ、元に戻ろうとするため、糸の直径方向にほどけて、鉛直方向に縮むようですが、この原理を説明した書籍などは見当たりませんでした。 今度は袷の自宅・洗濯機洗いに挑戦です。裏表の伸縮差からフクロが出来るそうですが、その状態から仕立て直せば、二度とフクロが出来ないのではないでしょうか。経験者の方がいらっしゃたら、ご教授ください。 | ![]() |
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>>> 忠吉 男 東京 -- 2005/06/21-17:32..No.[1307] | ![]() | |
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ボブ様 ご返信有難う御座います。 凄く挑戦されておいでですね!ご尊敬申し上げます! 今まで濯ぎがあまり得意ではなかったのですが、ご教示 いただきました方法は真似させて頂きます。 この夏は、なるべく自家洗いを試して、さっぱりした 着物生活を楽しみたいと思います。 大変ためになるご教示有難うございました。 | ![]() |
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>>> 樫 男 宮城 -- 2005/06/22-12:18..No.[1311] | ![]() | |
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表題とは異なり、冬物の話しであることをご容赦ください。 ●ボブさん >今度は袷の自宅・洗濯機洗いに挑戦です。 完全な袷ではありませんが、胴抜き仕立てでしたら 自分で押し洗いしています。 表は紬、裏は木綿です。 あらかじめ反物を洗って縮めてから仕立てているので、 片方が縮んで袋になることはありません。 ただ、袷は単衣とは違って、縫い代が表地に縫い止められて いませんので、きせが取れる恐れがあります。 洗う度にきせにしつけをかけるか、あるいは隠ししつけで 押えっぱなしにした方が良いと思います。 それと、濡れた状態では相当な重さになりますので、 ある程度水を切ってからハンガーに吊るしています。 ところで、とてもよく縮むという縮緬の話しですが... 私は、縮緬の裾除けや襦袢袖も洗濯機で洗っています。 最近の縮緬は昔のものとは織り方が変わっていて、 縮まないのもあるのだそうです。 詳しくは、たとえばこちらをどうぞ。 こちら こちらの、「ハギレは語る」というコーナーでは 実際にどれくらい縮むかの写真もあります。 経験的には、縮む縮緬の方が、縮まない縮緬よりも 洗って干した後の感触が柔らかいです。 結局、縮む縮緬も縮めてしまって裾除け類に使ってます。 多少長さが変わっても困らない、裾除けや襦袢袖だから できることですが。 | ![]() |
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>>> 忠吉 男 東京 -- 2005/06/24-12:25..No.[1322] | ![]() | |
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樫様 >表題とは異なり、冬物の話しであることをご容赦ください。 とんでもない。勉強になりますご教示感謝いたします。 なるほど、仰います通り縮めてからの仕立てと言うのは、有効な 手段ですよね。目から鱗が落ちる心境でした。 実際、この質問を立ち上げました様に合わせや厚手の単は、時期 の変わり目にまとめてクリーニングに出すか・・・という固定観 念がありましたので、着物全般の洗濯という広さでで皆様にご教 示いただけましたことは、誠に幸せで御座います。 改めて、お教示いただきました皆様に御礼申し上げます。 | ![]() |
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>>> ボブ 男 埼玉 -- 2005/06/26-15:52..No.[1336] | ![]() | |
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単の水通しや長目の仕立てには注意してきましたが、袷では言われて目から鱗でした。着物の洗濯は、仕立て前から準備が始まっている訳ですね。きせのしつけも、仕立ての本を引っ張り出して、ナルホドと膝を打ちました。 既存の袷に関しては、洗い張りの直前を狙って、自宅で寝巻きにしたり水洗いして十分に「いじめ」ておこうかと企んでおります。ちなみに袷は、濡れて裏地の色が表に染みるトラブルが多い点にもご注意ください。 洗い張り、再仕立ての後は、汚れが落ち風合いも増し、サイズ調整もされ、新品以上の着心地となるでしょう。和服の醍醐味と楽しみにしております。 | ![]() |
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