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 ■--伯母の三回忌の法要に和服で
 >>>ひともと蓬  男  東京  -- 2005/07/06-00:28..No.[1400]
     今月の31日に伯母の三回忌があります。出席するにあたって無地の麻縮みの無地か白絣の長着、盲目縞のグレーの絽袴、紗の黒羽織という出で立ちで出席しても大丈夫でしょうか?勿論絽の黒紋付も一揃えありますがこの度は施主ではなく、施主を含め出席する人たちは黒の略礼服か婦人も黒の洋装で和服を着る人は皆無かと思われます。
 従いまして紋付だとあまりに礼々しいので、立場上からも今回は着用を考えていません。かといって羽織付では心元無い気もいたしますし、盛夏なので黒服にネクタイ締めで行くのも考えただけで消沈してしまいます。
 このような場合、和服好きの皆様でしたらどのようにされますか?ちなみに私は40代、和服暦は20年になります。




>>>  男  兵庫  -- 2005/07/06-04:15..No.[1403]
 
    私事の経験で恐縮ですが、。
お世話になりました恩師の葬儀に出席したのは、昨年夏でした。
呂の黒の羽織、一つ文。夏塩沢濃紺色。呂の袴で出席をしました。
結果は着物を着た男性は私だけでしたが、恩師である故人を偲んで感謝を、礼を尽くすつもりで和装の前記の服装でしたが、奥様から大変喜ばれました。まるで正装のように受け止めて下しました。あれこれ悩みますが、お会いする方にそのような服装でお逢いすれば喜ばれるかを考えられたら宜しいのではないでしょうか。亡くなられた恩師も和服がお好きでした。それも考えた上で和服の出席でした。
ご参考になれば嬉しいです。
 

>>> 朝路真行  男  兵庫  -- 2005/07/06-08:04..No.[1405]
 
     初めまして、朝路と申します。

 拝読させて頂きますと、大変結構なお取り合わせかと存じます。

 以下は冠婚葬祭の『葬』と『祭』に関しての私の取り合わせです。

 葬儀に関しては、以前にもこのコーナーでお話したことがありましたが、余程のことがない限り、黒紋付は着ません。余程とは、密葬の他に葬儀、告別式などがある場合だけです。それ以外、つまり通常の葬儀で、親交の深かった方には、艶のない濃いグレーの羽二重の日陰一つ紋、黒に近い紺の袴。他には濃い焦げ茶の紬に一つ縫い紋、同じ濃紺の袴としています。お通夜などでは、普段着の上に、どちらかの羽織だけを羽織っていきます。黒紋付の羽織は出来るだけ避けようとしています。

 『祭』つまり、中陰の法要や一周忌などの年忌の法要には、出来るだけ葬儀の時と同じ服装は避けるようにしています。関西と関東では、法要に対する考え方が少し違うようですね。関西では葬儀以外、また一周忌以降は『喪』に関わるような服装を避けますし、関東では法要も『喪』に近い服装にしますね。私の場合、特にこれとは決めてはいませんが、縞柄など柄物は避ける程度、地味な取り合わせで済ませています。祖母などは、グレーに近い藤色や納戸色、錆びた緑色に、黒や黒に近いグレーや茶の帯を合わせていました。

 龍さんがお書きになっているように、まずはお気持ちからのことかと存じます。

 手前の事を、長々と申しました御容赦のほどを。
 

>>> 優妃讃良  女  埼玉 [URL]  -- 2005/07/06-16:00..No.[1409]
 
    こんにちわ。
葬式および法事の着物に関しては、地方やおうちでの習慣が根強く残っていることがあります。
通常は「洋服でコレなら、着物ならコレあたり」となるのですが、法事に限っては、「黒紋付はこの範囲の人、色無地などの着物はこの範囲」と言って、着物自体が格付けの中に組み込まれていることもあります。

そういう習慣のある場合、参列者や喪主の方から「若いクセに着物なんてきて(40代はまだ十分若い分類です)」と言われることもあります。
私も、配偶者の実家とウチでは、反対と言っていいほど習慣が異なりました。
「恩師の法事」「会社の上司」といった、血族的に遠い人には、ワリと寛容ですが、親族だと、もう少し注意する必要があります。

喪主の方に「こういう着物で行きたいが」と確認しておくと良いです。

「麻縮み」が、場合によっては引っかかるかもしれません。
正絹絽や正絹紗、紗紬あたりですと敷居は低いですが。
 

>>> ひともと蓬  男  東京  -- 2005/07/06-22:48..No.[1411]
 
    皆様、この度は貴重なご意見をありがとうございます。充分参考になりました。今回、和服などという変わり者の骨頂のような身なりはさっぱりと諦めて、どんなに暑かろうが略礼装の「洋服」で行くことといたします。和服などを着用したら、白眼視され、かえって面倒なことになってしまうことが良く解かりました。恥を掻かずにすみました。