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 ■--兵児帯
 >>>がねさん  男  愛知  -- 2005/02/20-21:44..No.[904]
    兵児帯をいただきました、以前一年中西郷さんは締めていたと本でよんだことがあります。締め方もぐるりと巻くだけ、僕は浴衣の結び方(わがひとつ)は、分かります。他の締め方季節が有るのなら教えてください。




>>> 朝路真行  男  兵庫  -- 2005/02/20-23:01..No.[905]
 
     初めまして、朝路と申します。

 兵児帯には季節と言うものはありませんので一年中締めることが出来ます。文中『西郷さんは・・・』とは西郷隆盛のことでしょうが、彼の出身地である鹿児島(薩摩)の方言で、青年男子のことを兵児と言い、幼少年から青年までが主に用いたことから兵児帯と呼んだそうです。兵児帯の名が全国的になるのは明治以降のこと。それまでは「しごき帯」あるいは「しごき」と呼び、室内着用、寝巻用として用いました。そのためにどんなに高価な物でも、正式な装いには用いません。
 さて結び方ですが、特に決まりと言うものはありません。参考までにお書きになっている以外のものを申します。
 
 ☆ 手拭を縦長に折りたたみ、適当な帯の幅にします。これを芯にして兵  児帯も綺麗に折りたたみ、最後は結び切りにします。

 以下は歌舞伎などで見られる上帯(角帯の上から締める補助的役割と装飾を兼ねたしごき帯)の締め方を申します。

 ☆ 帯の中央を上前の襟下に合わせ、一巻きして後で交差させ、元の位置で小さく蝶結びにします。垂れた両端をねじり合わせ(中尾彬が締めているスカーフのようにして)、端を結び目とは逆の位置に帯の下から入れて挟みます。見た目は横綱の綱のような感じになります。結び目は前にしたままです。

 ☆ 上と同様に巻き、元の位置で一結びします。同じく両端をねじり合わせ鍵結び(投げ輪を作る結び方)にします。短くて鍵結びが出来ない場合は、ねじり合わせた部分を輪にして締まっている帯に一潜りさせ輪を帯の上から見えるようにします。結び目を回して後にします。見た目は助六の鉢巻のようになります。

 この他にも色々ありますが、御自身でアレンジして見られるのも楽しいかと存じます。
 

>>> がねさん  男  愛知  -- 2005/02/21-21:26..No.[906]
 
    ありがとうございます。
結びかたは、まだピンときませんが、おしゃるとおりアレンジしてためしてみます。
正式でないなら、紬にあうのでしょうね。
 

>>> 朝路真行  男  兵庫  -- 2005/02/23-00:17..No.[912]
 
     どうも朝路でございます。

 ピンと来ませんよねw 文字だけで申し上げるには無理がありました。お詫び申し上げます。帯の結び方と言うものに決まりはありません。それは兵児帯だけではなく角帯にも言えることです。

 またお判りのこととは存じますが、「正式な装いには用いない」と申しましたのは、袴などを用いる場合の礼装の場合であって、普段着に用いられるのであれば紬以外でもかまいません。
 兵児帯に関しては、近所の買い物程度・・・など、ごく近隣でと範囲を決め付けている教本などもありますが、それは兵児帯の程度と着物とのバランス、見た目にもよりけりです。

 どうぞ色々とアレンジされてお楽しみください。老婆心ながら申し上げました。