ホームに戻る   記事一覧画面に戻る


 ■--ご自分で仕立てをしたことがある人?
 >>>ひとぴょん  男  沖縄  -- 2005/03/04-01:50..No.[930]
    はじめまして。ひとぴょんでございます。
小生、着物をつけてはじめて間もないのですが、サイズに見合う着物が見当たらずに悩んでおりました。(身長178p、裄75p)
沖縄県内では、当然古着は見当たらず、仕立て上げの品も化学繊維のものしかなく、呉服屋にいけば、足元を見られて、
「お仕立てしかありませんよぉ」と、目玉が飛び出るほどの値段を提示され、反物を自分で仕入れて、仕立て屋にお願いしても、大きいサイズは別料金になります、と、またまた目玉が飛び出る値段を提示され、堪忍袋の緒が切れて、

「だったら、自分で仕立ててやるわい! ゴルァ!!」(-_-メ)

という心境になりました。
そこで、皆様にお聞きしたいのですが、
ご自分で着物を仕立てたことのある人がおりましたら、自分で和裁を勉強して仕立てが出来るものなのか、どのようにして和裁を学んだか(学校 or 独学)など、ご教授願いたく存じます。
和裁士になるとか、そんな大それたことではなく、趣味の範囲で、自分のつけるものを十分に縫製できる位の技術を身につけたいのです。
そんなこと甘い!、とお思いになるかも知れませんが、ここはひとつ、
お手柔らかにお願いいたします・・・(^_^;)




>>> 朝路真行  男  兵庫  -- 2005/03/04-02:40..No.[931]
 
     初めまして朝路と申します。土地柄というものは如何ともしがたいですね。お察し申し上げます。

 さて和裁のことですが、御推察どおり少々手間はかかりますが、自身で縫うことは可能です。例えば袴でも時代がかったものでも作ることは出来ます。誰でも最初からプロではありませんからね。私の場合は、祖母が作っている所を見て覚え、その後は独学でした。主に参考にしたのは、平凡社刊行の『国民百科事典』の和裁の項目でした。我家の事典は少々古く、まだスターリンもチャップリンも生きている状態のものですが大いに役立ちました。
 一番良いのは、出来上がっているものを解いて、再び元に戻す方法です。
後は考え方です。『単物(例えば浴衣)などは縫えるけど、袷は無理』なんてことを聞いたことがあります。ですが私の場合、最初の頃は単物の方が難しく手間がかかりました。と言うのも単物は裏の始末が大変なんです。その点、袷は単物を二枚裏表に合わせているのと同じですから、裏の始末は単物の時よりも楽に済むのです。
 他にも和裁の場合、反物の裁断が難しいと言います。これも物馴れないと好き勝手に裁断はできません。ですが同じように考え方を変えて、最初から難しい反物で作るのではなく、幅の広い、切り間違っても生地さえ買い足せば問題が解消できる洋服地などからはじめればいいのです。
 そして次には、穴の開くほど物を見ることです。縫い方、始末の仕方などなど・・・とにかく見て設計図(型紙)を描けるようになる事です。
 着物は簡単に言えば、短い布二枚(袖)に長い布二枚(身ごろ)の四枚を繋ぎ合わせ、おくみと襟がついているだけなのですから、最初から難しいとは思われずに、まずは『・・・のようなもの』を手始めに作られてみてはいかがでしょうか?それから不都合な点を、教本などで補われていかれるのがよろしいかと存じます。
 こんな風に申し上げると、和裁をきっちりと学ばれた方からはお叱りを受けると存じますが、普段着を想定なさっているのであれば、決して遠い道のりではないと存じます。

 御健闘の程をお祈り申し上げます。
 

>>> 優妃 讃良  女  埼玉 [URL]  -- 2005/03/04-14:09..No.[932]
 
    私は本を見て縫いました。「塩沢とき やさしい着物の仕立て方」など写真の多いものが良いです。
ジツは、洋裁よりも和裁の方が楽なんですよ。
何故かというと、まず、和裁はほとんどが直線縫いです。そして「きせ」といって、仕立上がり線よりも内側1mmくらいのところを縫います。つまり、縫い代は見えないんです。更にその縫い代も3mm間隔くらいのぐし縫いが目安です。細かすぎてはいけません。

練習用には、無地もしくは細かい縞など、柄あわせの不要な化繊の反物をオススメします。洋服地だと、幅が広いので、不要な端かがりが必要になってしまうので。朝路さまのおしゃるように、縫い端の始末の分、単は面倒ですが、袷は縫う量が増えます。けっこうどっちもどっちだったりします。
服地の厚手木綿を使えば、単なら洗濯がききますので、着られるようになってからが手軽です。

そうそう、和裁に独特な器具として「くけ台」というものがあります。一種のクリップのようなものです。裁縫道具売り場にいけば多分あると思います。和裁でいう縫い方の一つ「くける」には必要なものですが、普通の平縫いするときにも、便利なものです。

がんばって下さいね。
 

>>> ひとぴょん  男  沖縄  -- 2005/03/05-02:19..No.[936]
 
    朝路さん、優妃さん、ありがとうございます。
なるほど、皆さん独学で学ばれましたか。結構いいところまで、出来るのですね。なんだか、やる気がますます沸いてきました。早速、本と道具を買ってやってみたいと思います。「くけ台」も忘れずにそろえますね。
朝路さんのおっしゃった、現物をばらばらにしてもう一度縫い上げるやり方、よさそうですね。古着を調達して取り掛かりたく存じます。
頭に血が上った状態で買ってしまった反物は、しばらく出番なしですか・・・(^_^;)
洋服用の化繊で練習ですね。そこから取り掛かりたく存じます。
こうしてカキコしている間にも、やる気が出てきました。

ありがとうございました。手をつけた段階でまたカキコしますね。
そのときには、よろしくご指導くださいませ。

 

>>> 小梅  女  静岡  -- 2005/03/05-19:21..No.[938]
 
    私は一応国検技能士、プロとしての立場から。
勿論、修行しました。専門学校で4年間です。

和裁というと特別な感じがしますが、ちょっと考えてみれば
お母さんの夜なべ仕事だった時代もあります。
(無論、そのような時代であっても、苦手な人や高価な反物は
プロに任せていたわけですが。)
つまり、普段着であれば素人仕立てでも大丈夫。
ただ、この状況でも年配者や器用な者が教える立場にあったと思われます。近くに「先生」となる人物がいたわけです。

できれば、衿肩まわりなどは直接誰かに習うのがベストです。
本から得る知識だけでは、着姿、着心地に差が出ますので。
でも、やってやれないことはないでしょう。
誰でも、最初は素人ですから。

 

>>> 小梅  女  静岡  -- 2005/03/05-19:23..No.[939]
 
    以下は長くなりますが、本気でしたらおつきあいください。
こちらも本気で応答しております。

さて、生地について。
こちらは、手始めが化繊というのは、難しいですね。
化繊、正絹は縫う時に滑ります。そして柔らかい。
柔らかい、ということは縫い目が曲がる原因になります。
和服は直線縫いですから、曲がることを嫌います。

初心者におすすめは、なんと言っても浴衣。
二枚を重ねるだけで(待ち針が少なくても)も、ずれることが少なく、縫いやすいのです。
適度に硬く、縫い目がふらつきません。
裁断も、細かい紳士用の柄でしたら柄合わせを考えずにできます。
(既製の浴衣の柄あわせは、大きな柄でも、していない物がほとんどです。)
和裁の本においてのレベル表示は
肌着、浴衣、絹襦袢、袷長着、単衣長着、、、、の順です。
絹の単衣は袷よりも高度な技術が必要、ということになっています。
縫い代の始末が難しい、というよりも丁寧さが必要なためです。
 

>>> 小梅  女  静岡  -- 2005/03/05-19:24..No.[940]
 
    和服の仕上がりの善し悪しは、平らであることです。
畳んでみて、突っ張ったり、シワが寄ったり、左右が対称になっていないと、ピタッと畳めません。
綺麗に畳めない着物というのは、保管中に余計なシワがつきます。
高価な物ほど保管期間が長くなりますから、仕立てが悪いと悲しい結果になるのです。
しかしながら、畳むことだけを重視しますと、着やすい着物にはなりません。既製品と手縫いの一番の違いはココです。
この、気易く、綺麗に畳める着物を仕立てるために、和裁士は3〜5年の修行をし、工賃をいただいています。
 

>>> 小梅  女  静岡  -- 2005/03/05-19:27..No.[941]
 
    では、裁断について。
和服は洋服と違い、基本的に型紙を使いません。
ですから、袖二枚、身頃二枚、衿とおくみを縦に二枚に、計六枚に裁ち分けます。
袷になると他に胴裏を、袖二枚、身頃二枚、衿、おくみに。
裾回しを、裾4枚、おくみ、袖口、衿先に裁断します。
上でも触れましたが、型紙が無いので、柄を合わせながら
順不同に裁断する必要があります。また、織りキズや染めムラを
出すポイント、出さないポイントの知識が必要ですが、着てしまえば気にならないものですので、最初は難しく考えずに裁ってください。
絹、麻、ウール、などは地の目を通して裁断します。
生地の横の布目に沿って裁断するのです。
この裁断によって、裾が直線になり、型くずれしません。また仕立て替えが容易になります。布目を真っ直ぐ、つまり縦糸と横糸がなるべく垂直になるようにするには、裁断前の加工が必要です。
絹ですと、湯のしが上手に上がっていれば、最小の手間で済みます。
絹でも紬、ウールなどですと、地のしというアイロンがけの作業で、布目を正す必要があります。(詳細ははぶきます)
木綿はよほど曲がっていない限り、少々布目は無視します。
浴衣は糊もきいていますので、絽や紅梅などの高級品以外は省略です。

 

>>> 小梅  女  静岡  -- 2005/03/05-19:29..No.[942]
 
    裁断の一番の失敗は、寸法間違い。続いて枚数の間違い。
柄を合わせながら、袖を三枚裁断するというようなミスです。
(途中で気づけば、最終的に完成させるための例外的な裁断も可能です。)
ともかく、裁断ミスは一番避けたいことですので、ハサミを持つ前に寸法の確認をしてください。
和裁所などは、縮尺寸法を決め(10分の1が適当です)、紙で裁断の練習をします。
ひとぴょん様は、着物の各所の名前をきちんと頭に入れていらっしゃいますか?指導者なしで作ろうとするならば、最低限名称を覚えてからになさるのがよろしいでしょう。

最後に道具に関して。
1.針
生地に応じて、針の太さを換えます。長さは、私の場合は換えません。
普通、木綿は「三の三」(さんのさん)絹は「四の三」(しのさん)です。「もめん」や「きぬ」といった袋の物もあります。
頭付きの待ち針もありますが、私は使いません。袷で、仕上がったあとに中に針を残してしまうことがあります。頭付きは取り出せませんが、縫い針を待ち針として使うと、取り出せます。
また、針山にある針の、どれででも縫うことができます。時間勝負の試験などでは全て新品の針を用意します。
縫い針はどうしても曲がってきますが、曲がった針での運針は縫い目が曲がる、など縫いづらいのでマメに選別しながら使います。
曲がった針は裁断専用に使用します。
使用する針の本数は決めておき、使用後に必ず数えます。
うっかり落とした針を足に深く指すと、切開しなければなりません。
針山は、詰め物にゴマを使用しますと、滑りの良い針を使うことができます。昔は髪を入れていましたが、それは髪に油をつけていた時代の話です。
 

>>> 小梅  女  静岡  -- 2005/03/05-19:30..No.[943]
 
    2.指ぬき
指ぬきを中指の第二関節にはめます。
運針ができない場合、あまり用がないと思われがちですが、生地から針を抜く際には、指ぬきで押してやると楽です。
金属製、皮とプラスチック製、自分サイズに作る指皮があります。
これらは消耗品です。運針をしない場合は、どれでもかまいません。
3.物差し
手にされる本によって、センチか鯨尺(あるいは曲尺)を選んでください。センチでしたら、30cmと50cm。できたら1mも。
鯨尺、曲尺でしたら一尺、二尺。できれば三尺を用意してください。
4.ヘラ
条約のできる前は象牙が最高でした。柔らかさがあり、生地が傷まないからです。現在は牛骨製などが使われます。象牙も少数販売されています。小学校で買う「裁縫セット」にあるようなプラスチック製は役に立ちません。生地の上で滑らず、しるしがつきません。木綿地には、どうにか使えるでしょう。
和裁士は、適度に滑りよくするために頭皮の脂をつけます。
ヘラ先を地肌にススっと当てるのです。そうしますと、デリケートな生地にも安心して標をつけられます。
 

>>> 小梅  女  静岡  -- 2005/03/05-19:32..No.[944]
 
    5.はさみ
裁ちばさみ、糸切りはさみ を用意されるといいでしょう。
6.こて
和裁士は、「釜」にこてを立てて使いますが、高価ですのでコテに直にコードのついたタイプか、旅行用のミニアイロンがよいでしょう。
7.くけ台、かけはり
かけはりとは、滑り止めのゴムのついた洗濯ばさみのような物。
くけ台は、このかけはりをつけて使う木製品です。
「男仕立て」をされる場合は不要です。
くけ台でなく、左足を上にあぐらをかいて、足の親指と人差し指で生地を挟みます。親指にかけはりをつけて使用することもできます。
8.チャコ
白を使います。色の物は生地が染まってしまいます。白地にも白です。
標付けをしたあと直線を引く場合。片方をかけはりに、片方は左手に、標で折って持ち、折り線をつけます。今度はチャコを持ち、折り線に当てて滑らせると直線がひけます。
9.糸
しつけ、縫いの種類があります。単衣絹布にはミシン糸も使います。
素材に合わせた糸が必要です。
10.裁鎮
持て居れば、こんなに便利な道具はありません。裁縫用の重し、大きな文鎮のことです。手洗いで縮んだ半衿も簡単に綺麗に伸ばせます。
絹布の仕立てには欠かせません(きせをかけるコテの熱でも絹は縮むので、縮防止に必要です)が、浴衣には無くても仕立てられます。



初心者には不要な情報もありますし、言葉だけでは限界がありますが、飲み込んでいただけたでしょうか。
男性が本気で縫うのでしたら新しく揃える道具も多数必要ですし、こちらでざっと用具を見ておかれるとよいでしょう。通信販売もしています。

女性の物と思われがちな和裁ですが、和裁士会というTopの組織など男性が活躍されています。全体には数は少ないのですが。
スーツを仕立てるテーラーも男性の職業ですよね。
着物の構造は単純ですので、やる気があれば、できます!
頑張ってみてください。
疑問はこちらで投稿されるとよいでしょう。

上では浴衣の仕立てをお勧めしましたが、針を持つことに慣れていなければ、まずは針山、肌襦袢を縫ってみてはいかがでしょうか。
沖縄でしたら、うそつき襦袢を仕立てはいかがでしょう。
きっと活躍しますよ。下着ですから、失敗やアラもご愛嬌。
肌襦袢には、専用の巾の広い晒しが向いています。
先に紹介したサイトで販売されています。たぶん探せば、呉服店にもあるでしょう。
 

>>> 小梅  女  静岡  -- 2005/03/05-19:36..No.[945]
 
    >反物を自分で仕入れて、仕立て屋にお願いしても、大きいサイズは別料金になります、と、またまた目玉が飛び出る値段を提示され、堪忍袋の緒が切れて、

ということですが
「お持ちの反物では裄が足りないので、ハギを入れるため、割り増し料金になります」
といった説明を受けられましたか?
ハギがなければ、大きいサイズの割り増しというのはあり得ません。

普段着でしたら、裄75cmも必要ないと思うのですが。
実際のひとぴょん様を存じませんので、断言はできませんが、
その裄はどのように決められたのでしょうか?

75cmが正しいとして、お手持ちの反物でその寸法がとれるかどうか、入手前にお考えにならなかったのでしょうか?
そういったことに着目するためにも、和裁に挑戦されるのは良いと思います。

仕立屋は、呉服屋に渡される寸法で仕立てることが多いので、本当に着易い物を仕立てたいと考えていれば、寸法にも大変気を遣います。
直接頼まれれば、その点でも本人を見ていますから、嬉しいものですが。お忙しい仕立屋さんだったのでしょうか。何やら、仕立屋にも悪感情をお持ちになったようで、残念です。


全てをこの欄にてお伝えするのは難しいのですが、お役に立てれば幸いです。
最後まで長文におつきあいくださり、お疲れさまでした。
 

>>> 優妃 讃良  女  埼玉 [URL]  -- 2005/03/05-21:31..No.[946]
 
    裄75cmということは、1尺9寸7分ですね。この裄はどのようにして計られたのでしょうか?
着物は普通は尺幅という幅1尺の反物から作りますので、1尺9寸か、できれば1尺8寸5分あたりまでが裄の限界になります。

男性向けには1尺1寸や1尺2寸のワイド幅と呼ぶ反物も出回っていますので、こちらを使えば、「裄75cm」は実現できます。

で「どのようにして、計ったのか?」と伺ったのは、洋服と同じ裄サイズではありません。着物の場合は、手を水平にして、背骨から手首迄の長さです。
また、これで計って1尺8寸5分(約70cm)を越えている場合は、この長さに抑えた方がバランスが良いという考え方もあります。

着物の場合「縦と横のバランス」というのもあるので、無闇に裄を出すと間抜けた形状になる可能性もあります。

自作される場合は、まず、裄は1尺8寸5分で作られることをお勧めいたします。
で、一枚目は、サイズに関して、絶対に失敗すると思って取り組んで下さい。着てみると、意外と寸法は違うものです。
慣れた呉服屋さんの採寸や、心得ている仕立て屋さんは、色々なノウハウで、実寸と並べて「着てバランスの良いサイズ」を導き出します。これでも、「着てみると、随分大きく直しが必要」ということがあります。これは覚悟して下さい。
 

>>> ひとぴょん  男  沖縄  -- 2005/03/06-00:48..No.[947]
 
    小梅様、優妃様、貴重で詳しいお話を頂き、心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。最後まで熟読させていただきました。
貴方のレスをファイルにて保存させていただきました。読み返しながら取り組みたいと思います。
道具のほうも母や祖母と共有して使わせてもらうことになりました。
それでも足りないものが多々あるので、そろえてチャレンジしたく存じます。

>仕立屋にも悪感情をお持ちになったようで、残念です。

回った仕立て屋の件数が少なかった(2件程度)せいか、良心的な仕立て屋に会わなかっただけだと思います。中には小梅さんのように何でも明瞭に教えてくれる方もいらっしゃることがわかりました。もっと多くの仕立て屋を回るべきでしたね。
気を悪くして申し訳ございません。m(__)m
自分が持ち込んだ反物は、キングサイズと呼ばれるもの(幅が41p近く)のものを持ち込んだのですが、2件とも多く金を巻き上げてやろう、という態度が露骨だったので。こちらの勉強不足もいけなかったのでしょう。
裄は、私の祖母に計ってもらったのですが、背筋を伸ばして、腕を45度に上げた状態で、背中のぐりぐりから、肩関節を経由して、手首のくるしまで計りました。それが75pだったのです。
優妃さんは直角に上げた状態で計るとおっしゃってましたが、どちらで計ったほうがいいのですか?
最初の作品は、浴衣や襦袢のほうがいいのですね。生地も化学繊維よりは浴衣生地のほうがいいのですね。
ありがとうございます。早速試してみたく存じます。
忙しい中、皆様本気のレスありがとうございました。

 

>>> 小梅  女  静岡  -- 2005/03/06-02:16..No.[949]
 
    言い回しなど、全体に少々修正、道具について追記いたしました。
私の駄文を保存されたとのこと(保存し直してください(汗))、気恥ずかしいことですがお役に立てて何よりです。

裄の測り方ですが、腕を45度上げる測り方は、少し長めになります。
水平の採寸は、昔ながらの方法です。

最近の若い方が従来の採寸で仕立てますと、洋服時の感覚から「短い」というクレームをつけられますので、”45度”の測り方をします。
また礼装、正装用では少し長めの裄が改まった雰囲気を醸します。

普段着用には”水平”で採寸し、仕立てられるのがよいと思います。
長すぎる裄は、着用の汚れへの近道ですよ。
(但し、痩せ形で肩が四角く張っている場合は、どうしても長い裄が必要とされます。和服の構造が立体ではないからです。)

>自分が持ち込んだ反物は、キングサイズと呼ばれるもの(幅が41p近く)のもの

・・・。41cmは十分な幅ですね。割高になることはありません。
不親切、不適当な仕立屋に当たってしまったのだと思いたいですが、同業者としましては、誠に申し訳在りませんでした、と謝罪いたします。
このような仕立業者などが着物離れに拍車をかけた一因でしょう。
私などが代表であるかのように謝罪するのは、おこがましいと承知しておりますが、謝らずにはおれません。(とても悲しくなりました。)


ご家族と同居されているのでしたら、少し安心しました。
木綿物やウールでしたら、ミシン縫いでも大丈夫ですから、教えていただいたらどうでしょう。早く仕上がりますし、なにより真っ直ぐ縫えますよ。苦手なようでしたら、手縫いの方が着実ですが、意外に使いこなせる男性もいますから。(女性でも使えない人もいます)

道具は、実は肝心の断ち物板について触れませんでした。
塗装の無い合板などで、縁を滑らかに加工した物(ザラつく程度なら全面に少し厚い紙を貼ってもO.Kです。梱包用の茶色い紙が適当です)
を、ちゃぶ台に乗せて使うという手もあります。ヘラつけ、コテを使う時など省スペースで役に立ちます。

>趣味の範囲で、自分のつけるものを十分に縫製できる位の技術を身につけたいのです。

ということでしたので、一通りの道具を書き出しましたが、足りなくても工夫で仕立てはできます。小さな物、簡単な物からチャレンジしてみてください。
一応、メアドも入れましたので、直接の質問もどうぞ。
 

>>> ひとぴょん  男  沖縄  -- 2005/03/06-18:18..No.[952]
 
    小梅様、早速のレスありがとうございます。
保存しなおしました (^_^)v
正当な裄の計り方は水平でやるのですかー、おどろきです。
このやり方で計ったら、73pありました。これなら裄70センチでも十分ですかね?
裁ち物板はすぐに揃いそうです。小生、日曜大工を嗜んでおりまして、雨戸の補修に使った余りものがありますので。
そいつを加工して作ってみたく存じます。
ミシンを使ってもいいのですね。安心しました。
家にあるものが、そろそろ天寿を全うしそうなので、祖母の誕生日プレゼントにひとつ買ってあげようと思います。
何から何まで、お心遣い感謝です。ありがとうございます。
 

>>> 小梅  女  静岡  -- 2005/03/06-23:27..No.[954]
 
    木工をされるなら、専用の箱脚(板の台にする箱)も制作されては如何ですか?
手元にありますのは40×15(cm)のH20の箱です。
引き出し仕様にされると便利です。
ひとぴょん様は長身ですから、H30くらいがあうかもしれません。
使用中の板は40×195です。幅は、もう少し広い方が作業が楽になります。195cmは鯨尺で5尺1寸5分です。
ほぼ最長と思われる裁ち切り寸法に対応しています。
また、この板の長さを頭に入れて、裁断ミスを防止するのです。

今は正座で裁断していますが、修行中は立位での裁断でした。
こちらの方が楽に裁断できます。カラーBOX2個を脚にします。
(この高さにパイプ椅子で縫うスタイルの和裁所もあります。)


水平が正当というのかどうか、少なくとも 
日本和裁士会編 「新版 和服裁縫」上巻
全国服飾学校協会和裁専門委員会編「和裁」初級編
の二冊では、水平測定が記述されてています。

裄73cmは鯨尺で1尺9寸3分。やや幅広の反物を選ぶ必要のある
寸法です。 70cmでは1尺8寸5分。大抵の反物で仕立て可能です。(古い反物では無理です)
73cmを基準として、お手持ちの着物を測り、3cm短くても
御自身の着こなしに満足できれば70cmでも大丈夫です。
ただ、羽織の寸法まで考えますと、長着よりも1分ないし2分(4〜8mm)裄を長く仕立てる必要がありますから、70cmに決めておくと
反物の選択肢が豊富になるでしょう。
センチと鯨尺の換算表はこちらが便利です。こちらは和裁本の紹介です。

では、仕立ての難易度から考えてみましょう。
後幅と肩幅の差が大きいほど、手間がかかります。
縫い代の始末にコツが要るのです。
(ココを上手に始末するためにはアイロンよりコテがベストです)
裄70cmの場合は、よほど細身の体型でなければ、基本の方法で仕立てられる範囲です。73cmですと、ほんの少し別の方法になります。

ミシンを購入されるのでしたら、こちらこちらのサイトをご覧になると面白いですよ。
自分に必要なミシンのスペックが見えてきます。
電動と電子の基本的な違いは、スピード調節です。
電動は「はやい/おそい」だけですが、電子は無段階です。
お年寄りや不慣れな方には電子がおすすめです。
電動は安いのですが。

ミシン縫いは左手で生地を動かすのですが、一般的なミシンは左側が狭く段差があるので使いにくいのです。(個人的にはテーブルフラットな足踏みが最高です。)
こちらなんかが良いと思います。
 

>>> 優妃 讃良  女  埼玉 [URL]  -- 2005/03/07-15:01..No.[956]
 
    私のオススメの和裁本は「やさしい和裁 清水とき著」です。
「はじめて縫う方のための」ということで、写真入りで、縫い方の基礎から出ています。

ミシンで縫う場合には、洋服と違って、針目を大きくして下さい。
その方が落ち着きがよくなります。
また、衿付けだけは、手縫いをオススメします。ミシンの方が難関な部分です。

あと、実物大にトライする前に、雛形で練習すると良いですよ。
私の場合は、子供の浴衣が最初でしたので、結果的に雛形状態に。
自分の寸法の1/4位を目安に作ります。
縫う順番や、どう仕上がっていくかがわかります。

鯨尺とセンチの換算でセンチで縫っても良いですが、着物の場合、鯨尺の方が半端が出にくいので、もし入手可能であれば、鯨尺のものさしを使った方が、楽だと思います。
和裁士でもセンチで縫う方もおられるようなので、慣れなのかもしれません。

裄の測り方は、最近は「45度に下げて」と書かれているものが増えていますが、成人式や七五三のように「何もしないで立っている、座っているだけ」なら、その方が綺麗ですが、普段着のように、動いて、食べて、とするには、袂が邪魔になります。
私は、洋服では裄78cmですが、着物は礼装用で70cm、普段着には66cmを使っています。66cmだと、パソコンなどを打っていると、大体袖口から15cmくらい腕が出ています。これだと袂が邪魔にならないので、仕事に便利というわけです。着物が普通だった頃の着方として、これは普通の腕の出方です。

私のミシンはエルナー社製です。これは電動ミシンなのですが、空気圧を使って踏み加減で速度を加減できるので、電子並ですね。
そういえば、祖母の足踏みミシンは左の台が広くて便利でした。
私の場合は最初からポータブルでしたので、この辺は慣れてしまいました。

色々と必要小物があって、大変と思いますが、針と待ち針、ハサミ、糸きりはさみ、くけ台があれば縫い始められます。
これらは100均店でも買えるものですが、和裁用には不向きです。針は縫いにくいし、ハサミは切れにくい。先日も友人に「生地がまっすぐ切れないのは、不器用だからかな」と相談されて、ハサミを買い換えることを奨め、ちゃんとしたハサミを買ったところ、まっすぐ切れるようになったとのこと。同じように安い針は縫い目が曲がります。
お母様やお祖母様のものをお借りできるそうですから、この点は問題ないと思いますが、一応念のため。
 

>>> ひとぴょん  男  沖縄  -- 2005/03/07-22:27..No.[958]
 
    優妃様、小雪様、ありがとうございます。
ただいま、ミシンの選定中です。
母と、祖母と、ああでもない、こうでもないといいながら選んでおります。
ハサミの件も驚きです。裁断用のちゃんとしたハサミを使えば真っ直ぐに切れるんですね。真っ直ぐに切るのはウデだ!、と思い込んでいたものですから・・・(^^ゞ
裄のほうは短めでもかまわないのですね。見た目的には問題なさそうなんですね。
個人的には着物を着けて仕事をしたいと思っているもので、袂が短めのほうが助かるんだけどなぁ・・・と思っていたので。
また、採寸などは鯨尺でやるものらしいですね。自分はセンチのほうがなれているのでこちらで考えています。ウデが上がって本格的にのめり込んだら鯨尺も使ってみたく存じます。
箱脚と裁ち物板は今度休みをもらったときに作ることにしました。
ついでに足りない道具も購入したく存じます。
基本書の推薦もありがとうございました。アマゾンで注文しました。
何から何まで、皆さんありがとうございます。


 

>>> 小梅  女  静岡  -- 2005/03/08-01:39..No.[959]
 
    はさみは、それなりの金額の物でなければ、使いにくいです。
私の鋏は高級品ではありませんが、¥8000です。
良い鋏は、切るのではなく、鋏が切ってくれる、という感覚です。
生地を地の目で裁つ場合、力を必要とする鋏では、切り損じます。
鋏にまかせて、手前に引くようなつもりで裁つと、余計な力が入らず
鋏が切ってくれます。
薄手の綸子、チェニー、総絞り、などは横糸を引き抜き、溝を作って裁つ場合もあります。

因みに日本の裁ち鋏は、西洋のそれよりも形状に優れた特性があるのです。
僅かな違いですが、裁断の正確さに大きな違いアリだそうですよ。
ついでに注意事項を。良く切れると嬉しくて紙を切りたくなりますが、ダメです。(ご年輩の方ならよく知っていらっしゃることですが。)
理由は、紙の原料が木であるからです。鋏にとっては、硬い物の部類になるそうです。


いずれ鯨尺を使うつもりであれば、最初はともかく、次から
使った方がいいと思います。
単位の感覚は経験と慣れで身に付けるものだと思いますので、
経験が多いほど良いと思いますよ。

採寸は、私はセンチのメジャーしか持っていませんから、センチで測ってから換算します。鯨尺のメジャーの存在はつい最近知りました。

ミシン縫いは当然、直線箇所のみとの意識しかなかったので
注釈しませんでした。すみません。
電動ミシンでもフットコントローラーで速度調整はできます。

これはテーブル&イスで縫製できる環境が常に在れば、便利です。
食卓と兼用ですと、思わぬ生地の汚れもありますので
床座、椅子座の両用である電子ミシンをお勧めした次第です。

そろそろ春ですから、張り切ってどうぞ。(^-^)

 

>>> ひとぴょん  男  沖縄  -- 2005/03/09-00:16..No.[962]
 
    小梅様、お返事どうもです。
ハサミは奮発しないといけないみたいですね。
今日、仕事帰りに手芸店に行きましたが、関の名工が作った和裁ハサミが、¥15000でしたね。考えどころです・・・・((+_+))
針や、ある程度の道具はあったのですが、洋裁主体とのことだったので、コテなどは見当たりませんでした。
針と糸だけを買ってきました。ハサミは・・・家にある洋裁用のハサミで代用しましょう・・・((+_+))
ミシンの件ですが、知人から安くで譲ってもらうことになりました。
最低限の機能がついたマイコンミシンですが。
スピードも無段階調節で、床座、椅子座の両方で使えて、当面はこれでいいかなと。ボーナスが入ったら、ちゃんとしたものを買って頂戴ね、と家族からせがまれましたが・・・(ToT)
まずは、襦袢から作ってみようかと存じます。
またカキコします。ありがとうございます。


 

>>> ルシファー  男  千葉  -- 2005/03/09-00:30..No.[963]
 
    ひとぴょん様
こんばんわ。初めましてルシファーと申します。着物初心者で独学で?和裁をして専門的な事は良くわかりませんが自分の方法です。まだ着物の知識がない時にプレタの正絹を買い着丈と裄はちょうど良かった(150の76)ですが幅が少し大きいので直すのと洗いとかでお金をかかるのを知り自分で作れないものかと考え(昔は着物だしある程度の人が縫えたんだと思い)チャレンジしました。自分はまず本探しでネットで調べたりして本屋をまわったりして「やさしい和裁¥2940」がおすすめなので買いました、でも袷の縫い方が載っていなかった為「新しい和裁全集¥1885」も買いました(大きい図書館で借りるという方法もあります)そして本でわからない所もあったので手縫いの浴衣があったのでほどいたりネットで「和裁人」というホームページで質問したりしてウールの単を長着2枚作りました(今は羽織製作中)自分の意見としましては最初に本を買って(借りる)必要な道具も載っているし地直し(布を整える)のやり方等、いろいろと和裁の事がわかりますしまず自分で出来そうだと思ったらミシンを買ったり道具等そろえたらいいと思います。ミシンも仕事(ジーンズショップ勤務)で工業用ミシンを使っておりそれになれているのでまず買う候補はフットミシンで探しました、それでオークションでコンパクトミシンを購入しましたが縫い目、パワー等工業用には全然かなわなくすぐ手放し展示品の新品同様型遅れ(定価6万位)のを根気よくオークションで1万ちょいで落札しましたので自分的にはコンパクトよりある程度値段大きさもあった方が良いと思います。作り方も地方や本や習った人により若干違うようです。あまり参考にはならないと思いますが頑張って下さい。
 

>>> 小梅  女  静岡  -- 2005/03/09-01:10..No.[964]
 
    私も鋏の銘柄には疎いのですが、洋裁用と和裁用、同じ「羅紗切り鋏」
の形であれば、特に使用に区別はしていないと思います。
洋裁用としての少し違う形の鋏でも、趣味の範囲での使用には、
たぶん問題ないでしょう。
無理に新しい物を揃えて、反物に回す予算が減ったら本末転倒でしょう?
こちらは鋏のメーカーです。
形状の違いなど、興味があればご覧ください。

一般的に有名なのは「庄二郎」です。よく見かけるものです。
同じメーカーの鋏でも、一本ずつ微妙に切れ味は違います。
また、使い手に馴染むようで、同一の商品であっても、私は他人の鋏を借りると使いにくく感じます。

物産展などで関物が揃う時など、試し切りさせてもらえば
違いが判ると思うのですが、手芸店では切らせてもらえないかもしれません。

何でも、上を見ればキリがないですね。

>ルシファー さま

工業用からポータブルのミシンを使った感覚、お察しします。
カメラで言えば、一眼レフとショボ オートフォーカスくらいは違いますからね。

 

>>> ひとぴょん  男  沖縄  -- 2005/03/10-18:17..No.[971]
 
    小梅さん、毎回いいお話、ありがとうございます。
ルシファーさん、始めまして。情報ありがとうございます。
自分的には工業用ミシンは、もう少しはまたっところで考えてみたく存じます。何しろ、価格が価格ですからねぇ・・・(^_^;)

>カメラで言えば、一眼レフとショボ オートフォーカスくらいは違いますからね。

(^_^;)(^_^;)(^_^;)(^_^;)・・・・・

家にあるハサミは、洋裁用の羅紗バサミでした。
ためしに布地を切ってみましたが、引くようにして切れば、
意外とうまく真っ直ぐ切れました。
当分これでがんばってみたいと思います。


 

>>> 深海くじら  男  沖縄  -- 2005/03/23-10:12..No.[991]
 
    ひとぴょんさん、初めまして。
自分も沖縄在住で「自分でつくりゃ安上がりじゃ」という気持ちから和裁に挑戦中です!!
あまりに似た境遇なので驚きです。

さて、自分も本や道具を集めたりしましたが、「いきなり反物買ってってのはなぁ・・・」としり込みしてました。
そこで手を出したのが「染織こだま」さんというお店でやってます「ちくちくパック」!プロの和裁師さんが寸法・印付け・裁断までやってくれて、後は自分で縫うだけ!!という着物のプラモデルみたいなもの。
現在挑戦中ですが、まず「着物を縫う」という事を知るには最高の品物だと思いますよ。
詳しくは「染織こだま」さんのHPをご覧になってください
 

>>> ひとぴょん  男  沖縄  -- 2005/03/27-22:59..No.[1006]
 
    深海くじらさん、はじめまして。お返事が遅くなり、すみません。
風邪でダウンしてまして、PCから遠ざかっておりました。
久しぶりに覗いてみたら、貴殿の書き込みがありました。
深海さんも沖縄ですか。そーなんですよ。沖縄には良心的なお店がなかなか見つからなくて、大変なんですよー(^_^;)
平和通り界隈の呉服屋は何とかボッタクろう、という態度が露骨だし・・・
「染織こだま」さんのWeb見ましたよ。ちくちくパック、いいですねぇ!早速教材用に購入したく存じます。
また、オークションにて格安でアンサンブルを買いました。化繊でしたが、以外に風合いもよく、セットで1万円ちょうどでした。(^O^)
しかしながら、身幅が少し足りませんでした・・・(ToT)
そんなわけで、自分でお直しが出来るようになるべく、分解&縫い付けを検討中であります。
取り掛かったら、またカキコしますんで、よろしくお願いいたします。
深海さん、情報ありがとうございます!

 

>>> 桜子  女  神奈川  -- 2005/10/08-16:21..No.[1833]
 
    はじめまして、横浜の桜子と申します。久しぶりに和裁をし始めました。娘の振袖用長襦袢を縫おうと一念発起!昔のノートを見ながら何とか見積り・標しつけまでできたものの、いざ背縫いからはじめようと思ったものの敷当てをつけないで背ぶせを裾までつけるのか、揚げまででいいのか悩んでいます。初歩の初歩ですが教えて下さい。また初歩的なことを何回もお聞きしてよいでしょうか?返信お待ちしています。