■--羽織の着脱について >>>たかむら 男 京都 -- 2004/11/30-23:00..No.[520] |
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こんばんは、何度かこのコーナーにお世話になっているたかむらです。 私は、お茶のために着物を着始めましたので羽織をあまり観念したことがなく、扱い方がよくはわかりません。そこで質問です。御呼ばれされ、お宅に上がった際、羽織は着たままなのでしょうか?羽織をジャケットのような感覚で考えるなら、きたままで、コートのような感覚で考えるなら脱いでしまいますよね。どうなのでしょうか?よろしくご回答、お願いいたします。 |
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>>> 勝 男 埼玉 [URL] -- 2004/11/30-23:46..No.[521] | |||
たかむら様羽織は、ジャケット感覚だと思います羽織袴は第一正装に為りますので、着たまま言いと思います。現に噺家さんはそうですから私は、着ます。 | |||
>>> 京屋 男 東京 [URL] -- 2004/12/01-10:15..No.[522] | |||
勝さんの言われるとおり羽織は着たままでいいと思います。特に1つ紋が入っていたりすると、ネクタイとして上着を脱いだのと同じでラフな姿になってしまいます。ただお茶席の場合は脱いだような気がします。お茶の作法には不案内なので、お茶の先生に伺ってください。 | |||
>>> ぬのくま 男 神奈川 [URL] -- 2004/12/01-18:36..No.[524] | |||
基本的に茶席では(ある程度高位の方でないと)羽織(正確には十徳というもの)は着用しません。これはFAQの75番でたかむらさんご自身が回答されているとおりです。75番のFAQを補足しますと、移動中はともかく、茶席に入る前、寄付(よりつき)などで羽織を脱ぎ、風呂敷に包むとされています。茶席では長着+袴です。 たかむらさんは茶の心得のある方なので、逆にその点を気にされておられるのでしょう。茶席以外ではむしろ羽織=ジャケット≠オーバーコートという捉えられ方ですので、脱がずとも良いかと思います。 話は脱線しますが、男性の茶の着物本が皆無なのは非常に悩みどころですね…私のついている先生も、男性の着物に関しての知識は残念ながらあまりなく、結局は「茶道雑誌」などの写真をみて観察するしかありません。TVとかでは宗匠クラスの方ですから参考になりませんし。 | |||
>>> たかむら 男 京都 -- 2004/12/02-17:53..No.[525] | |||
皆様、沢山の親切でわかりやすいご回答ありがとうございました。 なかなか、マナーや着方に(必要以上に)とらわれず、楽しく着たいものではありますが、やはり、ある程度は、きちんとしていないと・・・という世界なようなので・・(><) 実は、お年始で先生のお宅にお邪魔するのですが、先生はそのまま初釜兼初稽古に突入(?)されるようなので、はじめから羽織を脱いでゆくかどうしようかと悩んでおりました。 とりあえず、着て行って臨機応変に対応していこうかなと思います。 本当にありがとうございました。 | |||
>>> リュウ 男 兵庫 -- 2004/12/05-00:26..No.[527] | |||
羽織は外套から発達した思います。コートのような部屋着感覚ですね。お席では、特に茶室内では羽織は身分平等を意味を表すために、羽織を脱ぎます。風呂敷など包んで茶室の外に置きます。会席の場でも主賓でないかぎり脱いでいたほうが無難ではないでしょうか。羽織無しが一般的な自分を隠さない意味にも取れます。紋付でも羽織をつけない礼儀の慣例も残っていて仕舞など踊るときも多元に羽織はつけないです。 お洒落に長羽織、膝下くるぶし近くのも見かけることもあります。好みですけれど、。どれを自分の基準にするかである程度は決まるのではないでしょうか。人前に立つ公演には羽織は脱いでおります。 | |||
>>> たかむら 男 京都 -- 2004/12/27-09:33..No.[611] | |||
なるほど、リュウさんありがとうございます。 そして、お礼の返信、遅くなってすみません。 | |||
>>> 禅四郎 男 その他 -- 2005/03/06-04:54..No.[950] | |||
茶道の場合で申しますと、流儀によって違うので、 一概に「こうだ」と申せないようです。 ここで言う羽織は、十徳の事ではなくいわゆる普通の羽織の事と解して話します。 (十徳は家元の許しが要る流儀もあるなど、また別の扱いになりますから) 表の場合、まず通常は茶席で羽織を着ないと思って差し支えないかと存じます。 裏の場合は、寒い時期には客同士の相談によって、羽織っても いいようですが、その場合は、脱いだ形式として羽織ヒモを 解いておくこともあるようです。 武家茶の系統では、普通に羽織を着て席入りする流儀もあります。 ですから、一般論で、こうだと言うことは申せないのが結論です。 ですから、在り来たりの答えかも知れませんが、 ご自分がなさっておられる流儀のお師匠様に聞かれるのが、 一番よろしいかと存じます。 | |||