■--冬の単は邪道か? >>>頑固爺 男 神奈川 -- 2004/12/06-12:45..No.[529] |
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私は冬でも単の着物を愛用しています。 昨今の暖房事情を考えると、羽織を着てしまうと長着は単で十分だと感じているからです。 しかし多くの方から「冬は袷を着るもの」「冬に単を着ているのはおかしい」と言われる事があります。 確かに巷で言われている「決まり」では冬は袷を着る事になっています。 冬に単を着ているのは邪道なのでしょうか? |
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>>> 優妃 讃良 女 埼玉 [URL] -- 2004/12/06-18:37..No.[530] | |||
こんにちわ。12月5日の東京は昼間25度の「夏日」を記録しました。 この時期、着物ならば「袷の上に何か羽織りましょう」という季節であり、洋服でもコートの手放せない時期の筈。 この日出かけていた私は「袷でも暑いゾ」とマジに思いました。 この状態なのに、某所は暖房までしてあって「をいをい!」 「寒いのに無理して単を着る」のは体によくないですが、今年のような季節の方がボケているような場合、気候に合わせた方がよほど良いと思います。 もう一点は「見てて寒々しい」のも、一応気にされると良いかと。 ですから、単といっても「裏を付ければ袷」という、ちょっと目には袷と差のない生地や色柄のものに。 昨今は行く先によっても、随分と暖房を炊くところもありますので、出歩く先の寒暖を検討して選ばれるとよろしいと思います。 例えば、平年並の京都の冬はとても単では歩けません。 そういう意味では「邪道」というのは、「この寒いのに、なんちゅう薄着で」という風に捉えていただければ良いかと。 昨日、12月だというのに、半袖Tシャツの人が銀座を歩いていました。 普通に考えれば「なんという薄着で!」と思いますが、昨日の気温では「さもありなん」です。着物も同じように考えてよろしいかと。 但し、普段着や街着の範囲であって、冠婚葬祭やお稽古事の場合は、その場のしきたりに従って下さい。 | |||
>>> 五右衛門 男 山口 -- 2004/12/07-05:02..No.[533] | |||
私なりの所見を述べさせていただきます。 前述の讃良さんの仰るとおり普段着の範囲内ではありますが、 最近の暖房事情を考えると単でも良いかと思います。 かく言う私も手元の着物は全て単ですし、 頑固爺さんと同じく羽織を着れば十分だと感じております。 寒さの厳しい日の外出時にはマフラーを巻いて襟元に入れ込み、 さらに薄手のコートをマント代わりに羽織って出かけていますが、 これだけでも寒さはかなり軽減されます。 冬に袷の着物に袖を通して季節を肌で感じるのも一興ですが、 出かける先によってはそんな悠長な事を言っていられないほどに 暖房を効かせている場所が多いのも事実です。 ここ数年の異常気象により、四季の寒暖にも影響が見受けられる昨今、 その時々に応じた着方があって良いのではないでしょうか。 | |||
>>> 田舎もんのトトロ 男 栃木 -- 2004/12/07-19:13..No.[536] | |||
お晩です。 ご本人がお認めですが、邪道でしょうね。 こちら(男のきもの大全)で、邪道ではないと決めたとしても、 他人さまがおかしいと言ったら、どうにもならないでしょう。 他人の口に戸は立てられませぬ。 私は、この時期、単を着ることもあります(というよりむしろ多いかも) が、単うんぬんを言われたことはそうはありません。 言われるとすれば、空色、浅葱色の秦木綿を着ているときです。 これは、単の問題より、色によるものです。 涼しそうに見えるんです。 ですから、色を気にされたら、いかがでしょうか。 ちなみに、この秦木綿は、正確には、単ではなく、八掛けのみを 付けた胴貫き仕立て(なんちゃって袷)です。 #逆に、暑さが気になり、また、袷が良いとなれば、この胴貫き仕立て #が使えます。 また、ウールの着物も持ってますが、こちらは居敷き当てすらない、 完全な単ですが、こちらを着ていて、単云々を言われたことは まったくありません。こちらは紺の亀甲です。 ですので、もし、他人さまの言動を気になさるのでしたら、 色、そして、布の風合いをお考えになられたらよろしいかと 思います。 私も暑いと思うことはありますが、畏まったところでなければ、 さっさと羽織を脱いでしまいます。これは、ウールの着物でも、 袷でも同じです。 また、もし、正絹の袷になさるのでしたら、紬より、 大島のような生地ものがいくらか涼しいです。 では、ごめんなさい。 | |||
>>> リュウ 男 兵庫 -- 2004/12/09-01:25..No.[540] | |||
私流で恐縮ですが、単を着て下に着る襦袢の重ね着をして気温、体温調整をしています。着物は季節を着るのもですが、衣替えにあわせるの大よその慣例になっては居ますが、昔々の季節感と現在の季節感、温度は違うと思います。 時に今年のようですとね。ウール、綿でも、紬や羽二重生地でもその色合いや風合いを考えています。スーツなら冬でも白のスーツを着る事があっても風合いや生地の厚みを考えまね。でも白は涼しさを感じることが多いのではないでしょうか? ある方が和服の塩沢紬の白絣を袷に仕立てて着て居ておられたの見て、いくら袷でも私は季節外れな感じを持ちました。各自の感覚にも左右されると思いますが色合い、風合い、単仕立ての色合いを考慮すればいいのではないでしょうか?羽織や襟巻き、コートでも調整出来ますね。上記は普段使いですね。公の場所では、ある程度の慣例に従った方が無難かな>羽織や色合いで調整さえすれば。十人十色の着方がありますが、人に不愉快さを与えないようにすれば、今の時期は、単を着ていても、寒い感じを与えないようにしています。では どうも失礼しました。 | |||