ホームに戻る   記事一覧画面に戻る


 ■--唐桟物等の着物に家紋が可能か?
 >>>  男  埼玉-[URL]  -- 2004/12/21-01:35..No.[595]
    皆様、こんばんわ、いつもお世話になっております。私、いよいよかなてよりお知らせしておりました蕨双子織が出来上がりました。^^さて、ここで皆様にご教示していただきたいのですが、三つ紋の縫い紋を入れたいと思うのですがいかがでしょうか?お知らせください。よろしくお願いします。蕨双子織は、川越唐桟や館山唐桟織りの発祥地と云われています。では、失礼致します。




>>> 朝路真行  男  兵庫  -- 2004/12/21-05:41..No.[596]
 
     初めまして。朝路と申します。

 お誂えとは羨ましいことですね。唐桟物も見かけなくなりましたから、新年を縞物とは結構なことと存じます。
 以下はまったくの私見でございますので、その事をご了承ください。
通常、縞物には柄が重なることもあって、多くは紋を入れないものです。それに縞柄にはどうしても、作業着、日常着、洒落着といった印象が強くありますから、特別な物を除いて、紋入りを見かけることは少ないと思います。
 色を抜くことも不可能とは言いませんが技術的にも難しいですしね。するとなれば石持にして、後で色入れということになると思います。なので縫い紋は適切な御選択だと思いますね。以前にここで御紹介したことがあったのですが、ある文楽の太夫が『心中天網島』に出演していた折に、唐桟柄の裃を着けて語っていたことがありました。裃ですから勿論紋入りで、舞台用ですから通常よりは大きな紋でしたが、受けた印象としては「あぁ洒落ているな」と感じました。
 日向紋か日陰紋にするかにもよりますが、派手にするなら日向紋でしょうし、日陰紋なら近寄って初めてわかるというよな洒落た物になるかもしれません。ただ、三つも入れるとなると見た目がうるさくなってしまうかもしれませんね。
 洒落に徹するのなら、変り紋にして三つとも紋を変えるか、遊びで判じ物にしてみるのもいいかもしれません。今年は新海老蔵の襲名もありましたから『鎌○ぬ』など面白いですね。もちろん勝さんのオリジナルがあれば素敵ですよね。
 服装に規制のあった昔なら兎も角も、現代なら自由な発想があっていいと思います。
 どうぞお気に召す物が出来上がりますように。

 

>>>  男  埼玉 [URL]  -- 2004/12/21-08:31..No.[597]
 
    朝路真行様、おはようございます。また、初めまして、このたび、さそくご返事いただきましてまことにありがとうございます。三つ紋は、無地の着物でと本に書いておりましたので悩んでしまい投稿したしざいでございます。助かりました。^^来年の1月のきものde銀座でデビューおよび双子織お披露目を予定しております。お会いできるとよろしいのですがと思います。では、よいお年を迎い下さい。失礼いたします。