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 ■--体型について
 >>>ジョー  男  千葉  -- 2005/01/04-17:58..No.[644]
    はじめまして。初詣に行った際に着物でお参りしている方を見て、私も着物が着たいと思いました。
しかし、私の体型は175cm58kgと細身の体型で着物を上手く着こなせるか不安です。堂々と着ればよいとは思うのですが似合うかどうか…
よいアドバイスがありましたらよろしくお願いします。




>>> 五右衛門  男  山口  -- 2005/01/05-02:22..No.[646]
 
    初めまして、五右衛門と申します。
かなり極端ではありますが、私なりの所見を述べさせていただきます。

私もジョーさんと同じ背格好ですので、その懸念は理解できます。
そのような場合は一般的には腹部にタオルを当てて着付け、
足りない恰幅を補正する方法があります。

しかし、私は敢えて補正をせずに着物を着ております。
昔の人は体型はどうあれ、男性も女性もみんな着物を着ていました。
それを考えれば、着付けの際の体型は些細な問題です。

要は着物に袖を通す機会を多くし、いかにして体型に見合った着方を
自分なりに探り当てるか、それに尽きるかと思われます。

前述の通り、私の意見はかなり極端な部類かと思われます。
ご参考になるかは存じませんが、同好の士としてジョーさんの
一日も早い着物デビューを心待ちにしております。
 

>>> お祭り好きの電気や  男  神奈川  -- 2005/01/05-11:12..No.[648]
 
    こんにちは、お祭り好きの電気屋です。はじめまして。

 私もストレートにこう言っちゃっいていいのかなーって思い
ましたが、やっぱ言っちゃいます。

  ★着てみりゃ良いじゃん★

 ちょっと乱暴な言い方なのでちょっと躊躇したのですれど
五右衛門さんも仰っている事ですし、やっぱこれに尽きると
思います。

 私の印象としては、着物という懐の大きい(構造的にでも
そうですが、設計コンセプトとして)衣服は、どんな人が纏
ってもそれ相応に決まり、かっこいいものです。

 このページの管理人さんである早坂さんも著書の中で
「快適(気持ちよさ)」「かっこよさ」「存在感」の3要
素が誰がどんな和服を着ても簡単に手に出来ると述べてい
ます。

 このページの書き込みでも拝見していますと、「初め似
合うか不安だったけれど着てみてよかった」というレスが
多く寄せられています。

 スタンダートにウールのお対を普段着として着てみる
ところからはじめてみてはいかがでしょうか。

 こればかりは「場数」を踏まないとなんともいえないと
ころです。逆に何回も数を着ていけば、いろんなことが分
かってくると同時に着物姿も板について、かっこよく着こ
なせるものです。

 着物に慣れるという意味では寝巻き浴衣もお勧めです。
寝ているときに肌蹴けようとも気にせず、着物の感覚を体に
慣れさせることです。ついでに会の口(帯の締め方)も
何度も行って、慣れる事です。締めるときは前で締めて後
ろに回しても後ろで締めこんでもやりやすいほうでかまい
ません。それよりもこれが出来ないと着物は着れませんか
ら、十分に慣れる事です。(逆にこれが出来れば着付けの
8割は何とかなる)

 補正は特に入れないほうがいいと思います。私も若干痩
せ型ですが、特に補正は入れていません。カッコ重視で下
手な補正を入れるとかえって折角の気心地が悪化すること
も考えられます。ただし、腹が引っ込んでいて、腰周りに
「くびれ」のある体型ですと、帯のずり上がりに悩むかも
しれません。腰骨の位置にしっかりと締めるようにすると、
比較的大丈夫です。くれぐれも腹で締めないでくださいね。
かっこ以前にめちゃくちゃ苦しいですから。

 ぜひ、素晴らしい着物の世界に踏み出してください。

 着始めるとまたいろいろと疑問が沸くはずですからそ
したらまた気軽にレスを入れてくださいね。

 それでは、また。
 

>>> ジョー  男  千葉  -- 2005/01/05-12:08..No.[650]
 
    五右衛門さん、お祭り好きの電気やさんアドバイスありがとうございます。とりあえず買ってみて着てみます。また、判らない事などあると思いますので、その時はまたよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
 

>>> ぼぼ  男  千葉  -- 2005/01/05-23:55..No.[658]
 
    着物歴数年のぼぼです。
同じ千葉県民として応援します。着物人口が増えれば僕もうれしいので・・
微力ながらわからないことがあれば同郷として相談に乗ります。
 

>>> 小平  男  熊本  -- 2005/01/06-21:22..No.[664]
 
    ジョーさんへ、皆さんが書いている様に着物に袖を通す事です。痩せていても着慣れた人の勝ちです!太っているから着物が似合う訳ではありません。着物を着ると必ず乱れがでます。をれをスマートに直せる人をカッコいい!と思います。
 

>>> 朝路真行  男  兵庫  -- 2005/01/07-03:45..No.[667]
 
    新年御慶 初めまして。朝路と申します。

 皆さんが善きアドバイスをなさっておられますので、甚だ僭越ではありますが蛇足を申し上げます。私もあえて補正はなさらずお召しになるのがよいかと存じます。モデルになるわけではないのですからね。補正をして、却って窮屈になる場合が多いかと存じます。まずは着慣れてから、御自身のどこがどう具合が悪くなるのかをお知りになって、補正の物をお考えになる方がよろしいでしょう。
 と、これだけでは余りにも皆さんのアドバイスをなぞるだけですので、ここからが蛇足です。
 物の本の多くにも、とかく着物はきっちりと襟を合わせるように書かれている事が多うございます。間違いではありませんが、これは女性に対して、それも礼装や振袖に対してのことだと受け取られた方がよいでしょう。
 と言いますのも、あまり着物に慣れていない方は、襟を合わせようと、どんどん襟先を締めてしまわれて、裾が開くようになってしまいます。あるいは背縫いの線が背筋からずれてしまい、ギュウギュウに巻きつけたようになってしまいます。これらはいくら補正下着を着けていても防げる物ではありません。
 男性の場合、着物の襟は少々開き気味に着るようにされ、逆に裾はキリッとさせる方がすっきりと見えます。襦袢の襟まで開きすぎると、時代劇に出てきそうなヤクザぽく見えますが、礼装でない限り襦袢まで詰めて着ることはありません。それでも開くのが気になる場合は、このコーナーでも質問されていたS字型の襟留や、マジックテープなどで補正されればよいでしょう。最近は両面テープで止めるマジックテープが多いですから簡単だと思います。
 襟を合わせるときは、丁度肋骨の接合部分(鳩尾)の前で、拳1つ分程度余裕を持たし、両襟を摘むようにもって合わせ、帯または腰紐で結びます。形を整えるときは、襟先を少し持ち上げるようにして引き締めます。真横に引き締めると裾が開いてしまうのでご注意を。

 また形にとらわれないのであれば、襦袢の替わりにタートルネックのセーターやTシャツでもかまいません。これであれば襦袢の襟の開きすぎも気にせずに済むでしょう。

 どうぞ和服の第一歩が素晴らしいものになるようお祈り申し上げます。