■--角帯の関東結びと関西結びの違いについて >>>よしのすけ 男 東京 -- 2005/02/04-20:23..No.[822] |
|||
皆さん初めまして、新参者でげす。今後とも、よろしくお願いしやす。 角帯の「関東結び」と「関西結び」の違いについてお尋ね申し上げます。 帯を巻く方向が、右回り巻き(時計回り)が関東結びで、左回り巻き(時計回りの逆)が関西結びだと記憶しておりますが、男性きもの関連の書籍によって、まったく逆の記述があったりして、若干混乱しています。 つまり、貝の口の結び目を背中から見て、向かって右側(手は向かって左向き)にするのが「関東結び」という理解で宜しいのでしょうか? 混乱している理由は、東京下町の花柳界の男衆や江戸落語家、歌舞伎役者(上方ではありません)の方も貝の口の結び目を向かって左側に寄せた(手は向かって右向き)いわゆる「関西結び」で締めている方々が多いからです。 どなたか、ご指南の程、よろしくお願い申し上げます。 |
|||
>>> ぶりぶりぎっちょう 女 神奈川 -- 2005/02/06-00:46..No.[829] | |||
よしのすけ様、はじめまして。 関東巻き、関西巻きの図解がありました。 こちら ご参考まで。 | |||
>>> 早坂伊織 男 広島 [URL] -- 2005/02/06-23:49..No.[834] | |||
角帯の結び方については、よしのすけさんの説明通りで、残念ながらぶりぶりぎっちょうさんがご紹介になったウェブサイトの説明は逆になっているようです。この話は以前この掲示板の14ページにあるNo.1027384519.4の発言でも説明していますが、改めてご紹介しておきましょう。 右回りの結び方は「関東結び」、左回りの結び方が「関西結び」です。 いつ頃誰がそう決めたのかは私もわかりませんが、私の知る限りでは この説が一般的なようです。 ただ、実態は芸人さんなども含めてほとんどの方が「習った通りに覚えた」というだけのようで、関西出身だから関西結びというような意識はないようです。また、歌舞伎役者さんのほとんどの方は関東結びだそうで、日舞の師範の方も全国的には関東結びで覚えている人の方が多いのでは?との意見もあります。このHPでは、左回りに締めて行く方法をご紹介していますが、そんな話もあって、書籍の「男、はじめて和服を着る」では関東結びを採用しました(実態については定かではありませんが・・・)。 いずれにしても、帯を締める方向に決まりはありません。利き手に応じて締めやすい向きがあるようですが、右利きの人も左回りの「関西結び」であることが多く、どちらで結ぶべきか?ということで混乱しなくても大丈夫です。迷わず自然に手が動く方向で締めるのがよいでしょう。 | |||
>>> よしのすけ 男 東京 -- 2005/02/07-01:31..No.[837] | |||
ぶりぶりぎっちょうさま、早速のご連絡ありがとうございました。 今後とも、よろしくお願いしますね。 (この手の記述が多くて、私も混乱していたのですね。) 早坂お師匠さま、直々のご指南、恐れ入谷の鬼子母神でござんす。 長年、疑問に思っていたことがこれで氷解した思いです。 (といっても申し訳ありません、たった数年です・・・笑) 本当に、ありがとうございました。 私が聞いた話では、日舞にしても歌舞伎にしても上方の流れを受け継ぐ場合は、「関西結び」となる場合が多いようですね。 また、東京の花柳界なども京都と違って下火になる一方なので、徐々に古き良き江戸っ子の伝統も失われてきているようです。 私が感じたのは、呉服店の方なども意外にこの辺を説明できる方が少なく、また、結び方にあまりこだわりも無いようですね。 それでは、どちら様もまっぴらご免なすって・・・。 | |||
>>> ぶりぶりぎっちょう 女 神奈川 -- 2005/02/07-23:50..No.[844] | |||
web検索結果を掲載しておきながら、なになのですが、私も疑問が 氷解しました。 早坂様の本などを読み返しているところです。 有難うございました。 | |||
>>> syuji 男 北海道 -- 2005/02/11-11:03..No.[862] | |||
もう終わってしまいましたら、無視して構わないです。 関東巻きはたれが右に来ると記憶しています。 これは武士が刀を差すときに引っかからないように、というのを聞いた事があります。真偽のほどは分かりませんが。 以上駄文でした。 | |||
>>> よしのすけ 男 東京 -- 2005/02/13-01:59..No.[876] | |||
syujiさま、ご連絡ありがとうございます。 今後とも、よろしくお願いします。 確かに江戸は武家中心の街だったので、庶民も含めて「関東結び」が一般的になったのでしょうね。 まだまだきもの歴の浅い私ですが、たった1つだけこだわることがございます。 それは先祖代々、江戸・東京に生まれ育った身として、きものについても、江戸庶民の佇まいを常に心掛けていたいということです。 (あまりこだわり過ぎると、かえって野暮になってしまいますけどね・・・) それでは、どちら様もまっぴらご免なすって・・・。 | |||