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 ■--子供の卒業式で紬はOK?
 >>>ちょっと背伸び  男  大阪  -- 2005/02/08-23:31..No.[848]
    自分なりに和装のドレスコードは調べてみたのですが、具体的な個々の状況になりますと判断できなくなりまして、お伺いします。「紬は普段着」という原則があるようですが、子供の卒業式という場面に紬だとやはりラフすぎますでしょうか?かと言って、自分が主役ではありませんので、格を不用意に上げすぎたくない気がするのです。アンティーク着物を扱う店のご主人に相談すると、子供の卒業式に紺の紬のアンサンブルでおかしくないという返事だったのですが、どなたかセカンドオピニオンをお聞かせ願えませんか。紺のアンサンブルに、白足袋を履くことを考えています。どうぞよろしくお願いします!




>>> 朝路真行  男  兵庫  -- 2005/02/09-02:28..No.[849]
 
     初めまして。朝路と申します。お子さんの卒業式に和服とは大変結構なことでございますね。

 さて、結論を先に申し上げますと、紬のアンサンブルで十分かと存じます。ただ『ちょっと背伸び』さんの疑問を拝察して、あえて申し上げるのならば、着流しでの御参加は難があると存じます。

 紬は、その名の通り紡いだ糸を用いるので「つむぎ」と言います。元は生糸にできない屑繭やその他の繊維を紡ぎ、糸にして先染めして織ったために普段着として用いてきました。このために、大島や黄八丈など、元から生糸だけで作られていても、先染めをするために紬と呼ばれている物もあります。でもそれは昔の話で、現在ではわざわざ真綿から紬糸を作るのですから、普段着とは言い切れません。価格的にも普段着の域ではないですしね。
 『ちょっと背伸び』さんの仰るように、当事者ではありませんので、格については問題ではないと存じます。
 一昔前であれば、着流しに紋付の羽織だけで軽い礼装と見なされてきましたが、昨今では落語家のように見られてしまうかもしれません。やはり着流しだと、内々のパーティー程度、例えば新年会であるとか誕生パーティー、初詣などなどが許容範囲かと存じます。
 やはり正装、礼装となると、下着(襦袢)、中着(長着)、上着(羽織)、袴の4点が揃っていなければなりません。例え紋付であっても着流しでは、崩した形になります。
 この場合、袴なら何でもいいと言うわけではありませんが、仙台平などを必ず用いなければと言う程度でもないかと思われます。袴があれば『口性の無い人々』からも何も言われないでしょう。
 
 私は着流しで十分と存じますが、あえて別のことを申し上げました。お役に立つかどうか…

 どうぞお子さんにとって良い記念になりますようお祈り申し上げます。
 

>>> リュウ  男  兵庫  -- 2005/02/09-02:41..No.[850]
 
    素敵だと思います。
紬のアンサンブルまたは、羽織をお召しに替えたり、同じ紬の色違いにしたりしてもいいと思います。
ようは自分が堂に入って楽しんで着こなしていれば素敵だと人は思うようになるのではないでしょうか?人目もありますが、まず自分が楽しく着れるかではないでしょうか。
又色々と男性の着付けの写真が記載された本も出ていますので、ご参考になさっいて、自分流の着こなしを身に付けられたらいいと思います。
紡ぎは普段着といわれる事もありますが、スーツで人前に出られる場所ならいいのではないでしょうか?礼服着用が義務付けていない場所なら紬でもいいと思います。礼服参加の場所ならお召しでと最近思うようになりました。あまり難しく考えないで、気軽に着物を着ようと思うようになりました。ご参考になればと恥ずかしい自分流です書き込みをついしてしまいました。御免なさいね
 

>>> 大和多聞  男  神奈川  -- 2005/02/09-11:47..No.[851]
 
    朝路さん、質問コーナーでの詳しい解説いつも感心しております。
ただ「着流し」という言葉を使うことで、ちょっと背伸びさんへの返答が分かりにくくなっていると感じましたので補足させていただきます。
着流しという言葉の解釈には二種類あるようです。
一、袴をつけない状態
二、袴も羽織もつけない状態
もちろん朝路さんは一の意味で使っておられるのだと思います。
しかし、一般的には二の姿を連想する人が多いようです。私の家族に聞いてみても、羽織も袴もつけない状態を想像する人が多かったのです。
小学館の国語辞典では
「着流し」は一の解釈を、「着流す」は二の意味を採用しており混乱が見られます。言海では一をとっています。
一方、早坂さんの「男、始めて和服を着る」の116ページには
「広くは袴を着けない状態を「着流し」と言いますが、正確には羽織も袴もつけていない場合を言います」
とあります。
ちょっと注意が必要な言葉と感じています。
 

>>> ちょっと背伸び  男  大阪  -- 2005/02/09-19:00..No.[854]
 
    お三方様、コメントありがたく頂戴しました。心から感謝申し上げます。
和装に限ったことではありませんが、「着慣れている」というのは重要だなあと改めて痛感しました。着慣れているからこそ、これはOK、これはNG等の判断を、体のレベルで出来るのだなあと思います。
当日は紺の大島紬のアンサンブルで出掛けようと思います。洋装の場合のスーツに一番近いように思い、着ている自分が落ち着いていられるだろうからです。新たにお召しを買うのは保留にします。
朝路さんの「紬」の説明は、私にとって一生モノの知識になりそうです。私も誰かに同じ説明をしてあげたいです(笑)。
 

>>> 朝路真行  男  兵庫  -- 2005/02/10-01:06..No.[857]
 
     どうも、朝路でございます。

 まずは『大和多聞』さんには、御丁寧に補足していただきありがとうございました。感謝申し上げます。

 『ちょっと背伸び』さんにはお役に立てれば幸いでございます。
当日が晴天に恵まれ、素晴らしい一日でありますようお祈り申し上げます。
 

>>> PTA会長  男  石川  -- 2005/03/15-23:52..No.[980]
 
    卒業式に和服姿でお父さんが出席されると、大切なお子様にとりましも思い出深い卒業式になることと思います。頑張ってください。ちなみに私の場合は、PTA会長として祝辞を述べなくてはいけないので、お召し着物に同色の羽織、紬の無地袴をあわせ、半衿も足袋も雪駄の鼻緒も白にします。一般保護者としての出席でしたら、紬のアンサンブルに白足袋でOKだと思います。半衿を黒や紺ではなく薄めのブルーグレー系にして紺色の着物とのコーディネイトを楽しむのも面白いですし、着物通の奥様方からも好感を持たれるでしょう。あまり形式に拘るより、ヨレヨレに着崩れたり、半衿や袖口などが汚れたりして周りに不快感を与えないこと。ちょっとした小物の色などコーディネイトの良さで好印象を与えることを心がけると周りから見る人も気分が良いと思います。