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 ■--座り方について
 >>>さま  男  東京  -- 2004/06/02-10:43..No.[175]
    どうもはじめまして、最近になって着物を着始めた初心者です。
着物はきちっとしているのが好きで気に入っているのですが、座るとすぐに胸元が開いて困っています。
ちょうど帯から上が開くので裾を引っ張って胸元を閉めようとするのですが、袴をはいているのでなかなか出来ません。
正座ならこういうことは無いのですが、ついあぐらをかいてしまうんですよね。
胸元が開かない、あるいはあぐら以外のお勧めの座り方があったら教えてはいただけないでしょうか。




>>> 朝路真行  男  兵庫  -- 2004/06/09-01:38..No.[183]
 
     初めまして。朝路と申します。
 着物の衿が開くとのことですね。また裾を引っ張って閉めるとのことですが、推察するに裾を下に引っ張っておられるように考えます。
 残念ながら、衿が開かないような座り方も、立ち居振舞いもありません。老婆心かもしれませんが、襟元を閉じられるときには、下に引っ張られずに、帯近くの衿先を持って、体に添わせるようにして横に引っ張ります。その後、袴の開いている所から手を入れて裾を引きます。
 さて
 女性と違い、男性は帯を下に締めるものですから、衿口が開くのは仕方ないことです。ただ開きすぎるのは、お考えのようにだらしなく見えてしまうものです。また詰めすぎると人形に着せたようになっておかしくなってしまいます。(能狂言の人々は、装束の関係で衿をギリギリまで詰めて着ます)
 和服は立体裁断ではありませんから、衿に気を使って閉めすぎると、どうしても無理が出てしまい、裾が開いてしまいがちです。こうなると衿が開くよりもだらしなくなってしまいます。
 衿の開きがお気に触るようでしたら、着物の衿よりも襦袢の衿に気を配られることです。襦袢の衿がきっちりとしていれば、長着の衿が多少大きく開いていても、だらしなく見えることはありません。歌舞伎の衣装で使う襦袢の衿には紐がつけられていて、これを結んで開かないようにしてあります。
一般人がそこまでやる必要はないかもしれませんが、S字になった衿止めやスナップボタンなどをつけて代用されるの一つの方法かと思います。
 御参考になりますでしょうか?
 

>>> 朝路真行  男  兵庫  -- 2004/06/09-01:55..No.[184]
 
     一部言葉が足りませんでした。
 衿を閉める方法として、左手を袖から懐に入れ、中の帯に近い衿先を持ち、右手はそのままに帯に近い衿先を持ちます。そして体に沿って手に持った部分を横に引っ張ります。また横に引くだけでなく、少し上に持ち上げるようにされれば裾が開かず、下端がはみ出すようなことにはなりません。衿を閉めるときには、どちらか一方だけでなく、必ず両方をもってされることです。
 

>>> いっき  男  東京  -- 2004/06/12-04:49..No.[194]
 
    姿勢が影響しているような気がします、背筋が胡座の時に前屈みになり
腹がへこんだような姿勢になっていませんか、意識して背筋を伸ばして
いると大きな着崩れはなくなります、そのうち意識せずに和服の姿勢になります。
正座は私も長くは出来ないので座布団を二つ折にして尻の下に敷き
少しゆるやかな胡座をするようにしてます、薄い座布団の時は二枚使う事
もあります、あまり行儀が良くありませんが胡座そのものがもうラフな
姿勢ですから私は気にしていません。