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 ■--小袖の形状と用途について
 >>>池田  男  静岡-[URL]  -- 2004/10/06-19:43..No.[351]
    初めまして。着物の事について調べている際にこのサイトを見つけまして、投稿させていただきました。
最近、日本古来の衣装に興味をもち、色々と調べているのですが小袖に関してはなかなか答えが定まらずにいます。
「小袖は単純に着物より袖が短い」から「着物の下着の一つ」や「和服の古称」など様々です。
さらにショップのインターネットの画像を見ると、絢爛豪華で礼装の様な意匠でした。
そこで
・小袖は着物と比べて、形がどう違うのか
・小袖に普段着はあるのか
をお教えいたたければ幸いです。




>>>  男  宮城  -- 2004/10/06-21:31..No.[353]
 
    どの時代の小袖を対象に考えているのでしょうか。
時代によって異なるのですから、記述がいろいろ
あるのも当然だと思うのですが。
 

>>> 優妃 讃良  女  埼玉 [URL]  -- 2004/10/08-09:12..No.[356]
 
    「小袖」というのは着物の一形状のことで、現在の着物のように袖口が途中まで縫われているものを指します。袖の長さは不問。現在の振袖も「小袖」です。
では、「小袖」に対するものは何かを言えば、「大袖」です。
これは、十二単に見られるような袖口が下まで丸ごと開いた形状のもの。公家は平安後期より、装束の一番下の下着として小袖を着込むようになりました。これは大人は白、子供は蘇芳か紫と決まっていました。
庶民は一枚こっきりなので、最初から小袖でした。大袖に比べて保温率が良いからです。
「日本の美術」というムックのシリーズで「服飾」「公家の服飾」「武家の服飾」「町民の服飾」を御覧になられると、この辺りの変遷が詳しく記載されています。