■--これから着物を始めるにあたってのご質問 >>>ビックリフット 男 長野-[URL] -- 2004/03/09-22:45..No.[108] |
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はじめまして。 これから着物を始めようと思っています。 そこで、 1,結婚式とお葬式用の羽織袴は違うのですか? 2,羽織袴と訪問袴の違いを教えてください。 3,長野県松本、南安曇地域で男性の着物着付け教室ご存じの方 教えてください。タウンページで調べて電話しまくったのですが、 全部断られてしまったので・・・。 なんかいろいろ書き込んでしまいましたが、よろしくおねがいいたします。 |
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>>> 朝路真行 男 兵庫 -- 2004/03/10-08:34..No.[109] | |||
はじめまして。朝路と申します。残念ながら関西在住ですので3に対してはお答えできませんが、その他のことは御参考程度に申し上げます。 まず1について。 結婚用と葬式用の羽織袴の違いですが、貸衣装屋さんの定義からするとほぼ同じです。多少の違いとして、長着につける白襟を外す、羽織の紐を白からグレーなどに変える、縞の袴から同じくグレー系統の無地の袴に変えるという具合です。形状は変わりません。 ただ、本来黒の着付けと言うのは、晴れ用の物ですから葬儀に用いるのは有職故実から考えるとふさわしいとは思えません。江戸時代の喪服としては、白、生成り、灰色(グレー)、水色(現在の感覚よりもかなり薄い)などを用いていましたが、現在これらを用いても喪服とは認識されないでしょうね。実際、地方を除いて白の喪服を見た事があるのは、いまから16年前の歌舞伎役者十七世中村勘三郎の葬儀で、親族の女性が白の喪服でした。その子息の中村勘九郎さんは黒の着付けでしたが、他家への弔問にはつや消しのグレー系の着付けでした。 2について。 羽織袴と訪問袴との違いと言うことでしたが、呼称の違いで内容は変わらないと思われます。ただ現在では、羽織袴=礼装としての黒紋付五つ紋または三つ紋、一つ紋、同様の色紋付などに縞柄の袴をつけるのことを指し、訪問袴とはそれ以外の袴姿の事を指すと思われます。 現在では礼服=紋付の着物(長着と羽織)のことと定義されているので、それ以外の着物を用いた袴姿の事を、女性の訪問着に習って、そういう呼び方にしているのだと思います。 文中「着付け」と申しておりますのは、着方(着用方)という意味ではなく、着る物の構成の事を指します。なので「グレー系統の着付け」とは、グレー系統の着物や羽織、羽織の紐、袴までを指します。 末筆ながら、これは一つの考え方ですので、まだ他の定義づけもあるかと存じます。あくまでもご参考までに。 | |||
>>> ビックリフット 男 長野 [URL] -- 2004/03/11-22:05..No.[111] | |||
朝路様。大変参考になりました。やっぱりいろいろなしきたりがありますね。これからももっと勉強していきたいです。ありがとうございました! | |||
>>> 隅田清次郎 男 愛知 [URL] -- 2004/03/13-12:44..No.[112] | |||
初めまして、私も名古屋なので教室名はわかりませんが 女性と違って、紐の本数も少なくおはしょりもないですし 帯結びの種類もこのHPにあるものでことたります 特殊なものは別として、自分で着るぶんには、教室に通うまでもなく 呉服屋さんで着物や反物を選ぶときに 教本ではわからないコツを数回教えてくれるよう頼めばいいです 教えられないような店員では、その先長くつき合うことに不安を憶えますから、店の選別にもなります | |||