「銀座もとじさん」訪問 1997/12/06

1997年11月25日(火)。今日はNIFTY-SERVEの「きものフォーラム」のオフがある日です。その前にちょっと銀座に寄り道して、「男のきもの展」なるものを開催中の「銀座もとじ」さんという呉服屋さんに行ってみました。いやあ、あるわあるわ、「今回は特別」なんだそうですが、これだけ一度に男物の反物やらコーディネート・ディスプレイを見たのは初めてでした。このお店は普段からも男物には力を入れていて、とっても熱心に男物和服のことをあれこれ語ってくれました。ともかく、わたしゃここの社長さん(写真左端の座ってる方)に惚れ込んじゃいました。泉二(もとじ)さんという、奄美大島ご出身の方で、「呉服屋が自ら和服を着なくてどうする」という、至極もっともなご意見にまず感心。勿論自らご覧の通り実践されています。おおっ、この人わかってらっしゃる~。銀座にこんなお店があるとは知りませんでした(ふつー、銀座の呉服屋ってだけで近寄ろうともしないもんね)。

それから、写真右の野袴の男性は、米沢の織り元「鈴源織物」からタイアップでわざわざお越しになっていた長根さんと言います。鈴源さんのHPで有名なあの方です(あのHPは彼がたったひとりで制作しているそうです)。おお、ホンモノの長根さんだあ!って感じ。この人はまずスタイルが決まりすぎっ!まだ若いのにやたらと何でも知っていていろんな着装のアイデアや男物きものの話を堪能させてもらいました。一緒に行った連れの男性(この人は紬の着物に袴で訪れたので大歓迎でした)と、偶然出会ったNIFTYオフの参加者の女性お一人の3名が、銘々に着物談議やら店内物色やらして、お茶+お茶菓子までこちそうになりましたが、結局何にも買わずにお店を出たのでした。(^^;

帰りがけに送って下さった泉二社長の「またぜひ、着物談議しに来て下さい」との言葉に二度感心。呉服屋さんって、一度足を踏み入れたら最後、押しの一手で似合いの商品を薦めまくられ、結局買う羽目にって話が多い中、ここはちがぁーうっって感じでした。(^^)呉服屋さんでなくっても、こんなに感じのいいお店は滅多にないと思います。また是非行きたいと思います。そのときはどうぞまたよろしく~。