「ビジュアル版 男のきもの大全」(草思社)
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二度目の書籍化となる、新著のタイトルは「ビジュアル版 男のきもの大全」と決定しました。
多くの人たちのご協力のもと、ようやく完成いたしました。
本書には、これまでの私の着物経験のほんとうにすべてを注ぎ込みました。
手にしてくださる皆様に、きっとご満足いただける一冊であると自負しています。
ホームページ「男のきもの大全」と同タイトルとなるこの本は、
男のきものを楽しむための、必須知識を改めて体系的に整理しなおし、
WEB版にはない詳細な解説をふんだんに盛り込んだ、かつてないきものの総合ガイドブックです。
ビジュアル版とあるように、前著では掲載しきれなかった部分も多数取り上げて解説し、
500点を超える写真とイラストを盛り込み、目で見てわかるようにもいたしました。
フルカラーのページも多数ありますので、WEB同様にお役立ていただけるかと思います。
※本書の表紙(背景画像には「本場結城紬」結城縞の生地を使用)
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▼ネット書店で好評販売中!
「ビジュアル版 男のきもの大全」
単行本(ソフトカバー): A5判 320ページ
出版社: 草思社 (2011/4/19)
ISBN-10: 4794218206
ISBN-13: 978-4794218209
発売日: 2011/4/19
価格:¥2,420(税込)
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/026bc07c.2b75dbd0.04732ed0.461819be/?me_id=1213310&item_id=14513093&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fbook%2Fcabinet%2F8209%2F9784794218209.jpg%3F_ex%3D240x240&s=240x240&t=pict)
「ビジュアル版 男のきもの大全」
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本書を執筆するにあたっては、
今の時代を生きる私たちが、
どのように着物という衣服を受け入れ、
楽しむことができるのか、
という視点を第一に考えました。
様々な観点を考慮しつつ、
着物を着る人の視点でまとめた
「男のきものガイド」として、
本書を多くの人に役立ててもらえればと
願っています。
(「あとがき」より)
着物を愛するすべての人に、この本をお届けします。
※写真は、いずれも本書カラー口絵の掲載写真より。
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以下に本書の目次とその内容を一部ご紹介いたします。
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序 章 着物の基本
まず序章で「着物はなぜ右前に着るのか」「着物のデザインの特長」といった、
意外と知られていない「着物の基本」を解説しています。
フォーマルな席での着物の着用ルールを、普段の生活のすべてに
当てはめる必要はありませんが、普段着にも礼装にも共通する基本事項は、
やはり押さえておきたいものです。
そうした初めて着物を着る人が当然のように気になる事柄を、
きちんと整理し、わかりやすく解説しました。
また、着物はどうして着心地がよいのか?
といった疑問にも、具体的な説明を掲載しています。
第一章 着物の種類
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一章では、外見の違いによる「衣服の構成上の種類」、
日常着・外出着・礼装といった「着用目的別の種類」や、
絹・麻・木綿といった「素材の種類」、
染め・織りといった「製造技法の種類」など、
様々な観点から「着物の種類」を詳説しました。
着物の奥深い世界を実感していただける章です。
本書で解説する着物の種類は、これまでのわかりにくい分類を見直し、
とくに時間を費やして独自の視点で現実的に捉えられるよう、整理しなおしました。
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第二章 着物を知る
二章では、長着、羽織、袴、帯、襦袢、足袋、履物など
和装アイテムの数々を紹介しました。
羽織ひとつとっても、中羽織、長羽織、紋付羽織、夏羽織、
袖なし羽織、茶羽織、十徳と、様々なタイプを紹介していますので、
読んでいて興味が尽きないはずです。
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また、着物の歴史や和装品の使い方に至るまで、
多くの疑問にも可能な限り答えています。
「帯はなぜ4m以上もの長さがあるのか?」や
足袋の小鉤には「覆輪(ふくりん)」と呼ばれる外周部品が
施してあることなど、これまであまり触れられなかった、和装博学も満載です。
着物を知り尽くしていると自負する方にも、
楽しんでいただける内容を随所に散りばめています。
第三章 着物を着る
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三章では、帯の締め方や袴の着け方など、
着用の手順を豊富な図解イラストを用いて解説しました。
初めて着る方でも、イラストの手順に従って着ていけば、
スマートに着こなせることを約束します。
第四章 着物のメンテナンス
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四章では、着物を汚さない工夫や、洗濯法、
アイロンの使い方、消臭のコツ、畳たたみ方、収納法など、
着物を長く愛用するためのメンテナンスの必須知識を紹介しました。
着物の汚れに有効なガード加工の最新技術も解説しています。
第五章 着物を買う
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五章は着物の買い方・そろえ方です。着物情報の集め方から、販売店との付き合い方、反物ものや仕立ての知識まで、
くわしく紹介しました。これらのことを、知っているのと知らないのでは、購入後の満足度がまるで違ってくることでしょう。
第六章 着物で暮らす
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六章では、誰もが気になる快適な着物暮らしのポイントを解説しました。
着物を着てトイレをする方法や、食事で着物を汚さないコツ、
雨の日の外出の心得など、実際に着物を着て生活すれば必ず直面する、
ぜひとも身につけておきたいことばかりです。
中でも、最も疑問と不安の多いトイレの仕方は、
書籍初のイラストを加え、よりわかりやすく解説しています。
さらに付録として、「全国のきもの産地一覧」を収録しました。
網羅的というよりも、男の着物として入手可能なものを中心に、購
入時の参考となるよう、代表的な着物産地を紹介しています。
さらに、索引には700を超える項目を掲載。
本書を参照する人が便利に使えるよう、索引項目にも配慮しました。
着物愛好家はもちろん、きものビギナーにもすぐに役立つ情報が満載です。
また、着物の現場で働くプロの方にも、男のきものという視点での、
これまで書籍化されていない情報を網羅し、
製品作りや販売の現場で必要となる商品知識が詳細にご確認いただけます。
これからの標準書として、ぜひお役立て下さい。
本所をぜひ手にとって、以上の内容をお確かめください。
きっと価格以上の価値を本書に感じていただけるものと思います。
WEB版「男のきもの大全」では、本書をさらに補完する方向で、
さらなる充実を図ってまいります。
これからは、WEBサイトと書籍の二つの「男のきもの大全」を、
どうぞよろしくお願い致します。
※本ページに掲載の写真は「ビジュアル版 男のきもの大全」に収録の写真です。