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着物の手入れ

着物の手入れに限らず、慣れないことは面倒なものですが、脱いだ後の簡単な手入れだけでも習慣にしてしまえばさほど苦にはなりませんし、和服も長持ちするはずです。和服は上手に着て、きちんと手入れさえすれば末永く着れますし、着込むほどに着心地がよくなるというスグレモノです。このページの説明は昔から言われる和服手入れ法の基本事項です。参考にしながら、自分でもいろいろ工夫して、苦にならない手入れ法を身につけましょう。

■ 手入れの前に
まずは、着物を汚さない工夫と注意が必要です。着る場所がひどく汚れていたりホコリだらけでは、着物でなくても汚れてしまいますが、手足はもちろん、身体も十分きれいにしてから着るようにしましょう。例えば、最初から汗だくで着ても心地よいはずがありませんものね。

特に汚れやすいのは袖口と裾、そして衿です。袖口と裾は着物自体に防水や汚れ防止の加工(パールトーンやスコッチガードなど。最近の反物はデフォルトでこれらの加工をしてあるものが多いが、購入時に指定できる場合もある)が施されていれば多少は安心ですが、衿汚れは要注意です。

特に長髪の男性は髪の油分による汚れが染み付かないように注意しましょう。どうしても普段に毎日和服を着ていると、長襦袢の衿はもちろんのこと、長着の衿も薄黒く汚れ、煮しめたようになってしまうものです。いじわるばあさん(古くてわからない?^^;)のように、衿に手拭いをかけるのはいいアイデアですが、男はあまりしないし、似合わないですよねえ。でも、きもので仕事や掃除をする時とかには、真似すると効果的です。また、膝元も前掛けや古い袴など(普通そんなもんない!?)で着物自体が直接汚れないようにいろいろと工夫して着ましょう。

最後に、一枚の着物をカタキのように毎日着るよりは、できれば2、3枚の着物を着回す方が長持ちします。これは、着物だけでなく、長襦袢や足袋にも同じ事が言えます。普段着は特にね。

■ 着物を脱いだら・・・
着物を脱いだら脱ぎ散らかしたまんま、なーんて方はいないと思いますが、几帳面にすぐに畳んでもいけません。まずは軽くホコリをはらってから衣紋掛け(ハンガーともいう)にかけます。できれば和服専用の衣紋掛けに掛けるのがいいんですが、よほどの上等品でもなければ洋服用のものでも構わないと思います(洋服ハンガーに無造作に掛けっぱなすと、着物の仕立てが崩れてしまうこともあるため、一応注意して下さい)。ただし、くれぐれも針金ハンガーやその辺の釘に引っかけるのだけはやめましょう(^^;。こうして着物を吊るしておくのは、染み込んだ汗を自然に乾かすことと、しわを自然に伸ばすためです。角帯などの帯も、床につかない程度に折り畳み、同様にハンガーなどに掛けてしばらく吊るしておきます。

次に、ブラシなどでホコリを丁寧にはらいます。「その日の汚れはその日のうちに」が基本です。この時使用するブラシは着物の生地によって使い分けるのが無難です(6.のアイテム紹介で紹介した和製のミニ箒なんかがお奨めです)。薄い正絹の着物などなら、固いブラシで下手なことをして傷でもつけるといけませんから、柔らかいタオルなどで軽く叩いて拭き取ればいいでしょう。ブラシのかけ方は、基本的に布の折り目に沿ってかけますが、表面が複雑なもの(縮緬地などシボがあるものとか)は、斜めにブラシをかけるといいです。と、ここまでは、よそゆきの正絹の自分でいいと思われる着物の話。普段着るウールなんかは毎日こんな風に神経質にしてたら疲れてしまうので、私は致命的な汚れがないかだけをチェックして、あとはテキトーに手拭いとかタオルなんかでホコリをはらい、ハンガーに掛けるだけです。もちろん、可能な人は丁寧にお手入れして下さい。きっと着物も喜んでくれるはずです。

なお、脱いだ着物を衣紋掛けなどにかけて吊るしておく時間は、季節にもよりますが、1~2時間くらい、長くても半日くらいでいいと思います。3日も4日も吊るしっぱなしにすると、着物が型くずれすることがあるので注意しましょう。ただまあ、ウールなんかのほんとに日常着にしている着物は、私の場合翌日朝まで、あるいは帰宅するまでハンガーに吊るしっぱなしにしちゃってますが、ほんとはこれよくないんですよね。(^^; 本来はきちんと畳んで「衣装盆」などに入れておくのが、着物のためには一番いいのだと思います(そう言えば、最近衣装盆なんてのも一般家庭では見かけなくなりましたよねえ)。

目立つ汚れがある時は、汚れ落としやしみぬきの処置が必要ですが、これは別に説明したいと思います。また、少々のシワは、吊るしておけば自然と伸びるものですが、小じわが気になるときなどは、必ず手拭いなどの当て布をしてからアイロンをかけます。正絹の場合はアイロンの温度調節を確認し、絹用の温度(中温)でかけます。

■ 和服の畳み方

和服を畳む時は、なるべく広くてきれいな場所で畳みましょう。洋間で広げる場合は絨毯の埃や糸屑などがきものに付着しないよう、できればゴザなどを広げ、その上で畳むのがいいでしょう。

■ 保管方法

  • 保管用の収納家具などについて
  • 保管場所について
  • 防虫剤について
  • 防湿材について
  • 虫干しについて

■ 汚れ落とし・しみぬきの方法 (家庭でできる染み抜きには限界があります)

  • 汚してしまったら・・・
  • しみ・汚れ落としの基本手順
  • しみ・汚れの種類がわからないときは・・・
  • 実際にやってみる前に・・・
  • 普通のクリーニングに出せるもの
  • しみ・汚れの種類別 しみぬき方法

■ 手入れ・収納用品の紹介 (手入れ用品、収納用品などの紹介です)

  • 畳紙
  • 和服用ハンガー
  • 巴箒
  • 和服専用箪笥
  • 黄色い風呂敷
  • きものバッグ
  • ベンジン

■ 羽織紐の房の手入れ(手入れに関するちょっとした知恵の紹介です)