1998年9月分

No.090はじめまして・・岩瀬さん

はじめまして。。大阪に住む着物大好き人間の一人(女性)です。初めてHPにお邪魔したのですが、あんまり詳しいのでびっくりしてしまいました。 本当に、お好きみたいですね。それに、HPとしてもとても良く出来ていると思います!見やすいし、構成もすばらしいし。。

私も結構着物にはいろいろ思い入れが有り、(やはり、なかなか思うように欲しいものは買えませんが・・)着付けを13年程前から、プロの先生から個人的に習って、今では週に一日教えています。「着付け教室」ではなく、本当に紐だけで着物を身につける事が出来るようになって良かったと思っています。

住んでいるところが関西、ということも有り、(特に京都が大好きなのです!)自分 たちで何かと着物で遊ぶイベントを企画しては、四季折々楽しんでいます。お正月に始まり、春は都をどりにお花見、夏は浴衣で祇園祭り、秋は紅葉狩りで冬は 南座の顔見世・・まわりにも着物すきがたくさん居て、みんなで出来るだけ着る機会を作ってます。

それにしても、「和装関連書籍」のコーナーには驚きました。私も着物関係の本があれば、ついつい手が出てしまうのですが、知らない物もたくさん有って勉強になります。早速、何冊か購入しようと思ってます。

私の持ってる中でお勧めは「初めての着物」という題だったとおもいますが、たしか 、中村勘九郎婦人である波野なんとかさん(名前忘れました)が書かれている一冊です。好みが合う、ということかも知れませんが、かなり「本物」にこだわって、いいものを見る目、という視点で書かれて有るような気がします。私のあこがれのお店(きしやさんとか、道明とか)がたくさん載っているというのも 、いいところだと思います。ちなみに、東京に行った際には、銀座のお店巡りをしてきました!(志ま亀さんとか )そうそう、志ま亀さんの女将さんが書かれた本も有りますが、それはイマイチ、でし た。(着物重点ではないので)

それでは、会社でしかHPが見れないので、ゆっくりは出来ませんが、また時々覗きに行きます。。
では、また。。

いろいろとお褒め頂き、まったく恐縮です。(^^;
とっても楽しくきものとお付き合いなさっているようですね。四季折々のイベント毎にきものを着る機会があるのもなかなかいい環境ですよね。私の住んでいる場所には、意外とそういう機会って少ないので羨ましいです。これからも、楽しくきものとお付き合い下さい。

そうそう、会社のアドレスで会社だけからHPをご覧になっている方、結構多いみたいですが、ぜひともご自分のアドレスを取得されることをお勧めします。(^^)

No.091「和服を買う」で紹介されているお店について和泉守國貞さん

まことに突然で失礼ですが、「和服を買う」に紹介されている、大阪日本橋の「きもの屋」へさっそくいってきました。日本橋商店街、「闇の日本橋」を垣間見た気分です。それはさて置き、着物・羽織・角帯びを買ったのですが、帰ってきてから、もらった伝票を見ると「植田屋」と店名が捺されてありました。看板も確認せず、店の人にも、店名は尋ねなかったので、間違えたのかと思ったのですが、よく見ると「大阪市浪速区日本橋四丁目17-5」「電話(632)4583番」と、番地のみは同じでした。とりあえず、「NTTインターネットタウンページ」で調べてみましたところ、「きもの屋」は存在したのですが、「植田屋」は確認できませんでした。直接電話する勇気もなく、謎は深まるばかりです。なお、日本橋商店街のはげた案内図では、「きもの屋」は発見できませんでした。五階百貨店伝説とともに背筋の凍る、気味の悪さです(笑)。また、会員証についてのメール、拝しょうしました。貴兄、ご家族の皆様には、さわやかな秋を過ごされますよう、まずは、御礼かたがたご報告まで。

大阪日本橋の「きもの屋」さんに問い合わせた所、以下のようなお返事をいただきましたので、、この場を借りて読者の皆さんにもお知らせします。しかし無理のない紛らわしさですね。私が利用していた頃には「植田屋」さんというのはありませんでしたので、この度のご指摘で初めて知りました。今後はお間違えのないよう、よろしくお願いします。(^^;

********以下きもの屋さんからのメッセージです。

おそらく、「きもの屋」と「植田屋」を勘違いして入られたのだと思います。(住所は同じです)「きもの屋」と「植田屋」は、隣通しに並んでいまして、約1年ほど前「植田屋」さんが開店されました。 店先に並べてます着物も同じような雰囲気で並べてますし「植田屋」さんは、カンバンも出していませんので、最近お客様がよく間違われるみたいです。(当店は角から1軒目の店です) 当店の正札には、「きもの屋」と書いてあります。たまに誤解されることがありますので読者の方には、すいませんがよろしくお伝え下さい。

No.092旅行にてチェックメイトキング2さん

会員№101のです、こんにちは。

>スペイン旅行のご感想も、できればまた教えて下さい。

という事で行って参りましたが、結論からいうと企画倒れになってしまいました。しかし、今回浴衣と一緒に絹の越中褌を持っていったのですが、これが意外に旅行に最適な下着であることを発見しました。

(その1)
旅行の自由行動の日の私の格好は、カメラ3台に三脚それにビデオカメラといった装備で1日中街中を歩きまくるのでほとんど行軍に近く、当然、次の日は激しい肩こり(筋肉痛も)に見舞われるのですが、その日の風呂上がりに絹の越中褌をして寝ると、なんと次の日の朝は、「あらっ不思議」全然肩こり(筋肉痛)になってないのです、普段週末には褌をして寝る事はありますが、今回ほど檄的に肩こり予防に効いた事はありませんでした。
(その2)
帰りの飛行機に乗る日にも試してみました、なんせ16時間座りぱなしですので、いつもは絹のトランクス(ズボンに褌は合わないので)にしてましたが、今回初めて絹の越中褌にしてみました。するといつもより蒸れずに快適にすごす事ができました。やはり、気圧の関係でブクブクに膨れ上がった体でも褌のサイズフリーな構造が自然と調整される様になっているのでしょう。これから長時間飛行機に乗るときは、絹の越中褌にしようと決心しました。
(その3)
ホテルは乾燥しているものですが、乾くのが早くて、たたむとペチャンコになってかさばらない(きものも同じですが)ところも旅行向きです、もっともタオル代わりに使おうとは思いませんが、

そんなところで今回外国で浴衣を着る事はできませんでしたが、意外な発見がありました。

やはり、外国で着物を着ようとすると(日本でも)TPOが大事で、今回ツアーの雰囲気もイケイケムードではありませんでしたし、実際、浴衣を着ていったら、妙に浮いてしまうところや、座席まで石段でできていた闘牛場など、きものでは辛いところもありましたので、結局企画倒れとなってしまいました。(^^;)それに、日本人であることを無理矢理アピールするのも嫌なので、さりげなく着たいものです。ドレスコードが、「ジャケット着用」程度のパーティーなら着物も着られると思います。「タキシード着用」パーティーだと、男のタキシードが女のドレスの引立たせ役の場合があるので、着物で浮いてしまうのがまずい場合があるかも知れません。(私は縁がありません)

次に、去年の夏大丸東京店がオリジナル企画「東京褌祭」として、エスカレーター前で大々的にキャンペーンを行ってました。すいか柄や、かまわぬ柄、など面白いデザインの褌が何種類かリリースされてました、しかし、不発に終わったようで、今ではその残骸が下着売り場の片隅に残るのみとなってます。面白い試みだっただけに残念です。

P.S.
「超合金」私も昔集めてました、「今ももっていれば!」と思う今日この頃です。因みにわたしのEネームですが、「コンバット」に出てくるコールサインから拝借してます。

早速の旅行記のお便りありがとうございました。スペイン旅行での意外なふんどしの活用について、楽しくお便りを拝見させていただきました。それししても東京大丸が褌祭なんて開催していたとは!知りませんでした・・・。どういう趣旨のキャンペーンだったのか気になる所ですが。(^^;

No.093はじめまして。ダニーと申します。ダニーさんE-Mail = Kazuki_Hayashitani@hq.scei.sony.co.jp

え・・・っと、とにかく感謝の気持ちでいっぱいです。男きものに関して全く知識のなかった私に、早坂さんのHPはいろいろ力を与えてくれました。と言うか、私のきもの知識のほとんどがこのHPで得たと言っても過言ではありません。ありがとうございます。お陰様で、私もきもの党の仲間入りをすることが出来ました。もうこれから買う服は、仕事用以外は全て和服になることでしょう。・・・って、凄く極端ですかね(笑)? でも、もう洋服にはあまり興味が無くなってしまいました。

さて。そんな駆け出しの私ですが、実はすでに長着を一枚持っています。しかしこれが、ひょんなきっかけで作ってしまった仕立物。しかも鮫小紋に八掛け胴裏付きの女仕立て!どう扱って良いものやらと思案しておりましたが、このHPでいろいろ知識を得るにつけなんとな~く、着こなし方が見えたような気がして来ました(笑)今の問題は、着こなしの下手さ加減(変に着くずれるのです)でしょうか。10月末までには何とか(ある程度まで)着られるようになって、大会に参加したいものです。

では。これからも楽しみに拝見させていただきます。

当HPをご活用頂けたようで嬉しく思います。和服だって気に入ってしまえば着たもん勝ちです。(^^;自由に活用してステキな和服ライフを楽しみましょう。私もダニーさんと同じく、洋服には全く興味がなく、長らく購入した記憶がありません。ところで、最近はいろんな方がいらっしゃるので、私も勘違いしたのですが(^^;、八掛け胴裏付きは男物でも好みで使われますから、特別それが女性仕様ではないですよ。女性のきものは他にもいっぱい違うところがあります。

>10月末までには何とか(ある程度まで)着られるようになって、大会に参加したいものです。

ぜひお待ちしておりますよ~。(^^)

No.094情報募集について匿名希望さん

褌の情報について、ご存知かもしれませんが、「褌屋」という、インターネット上で褌が買えるサイトがあります。ここは、越中、六尺、もっこ褌が購入できます。一度購入したことがありますが、なかなかいい具合(?)でした。褌はあまりくわしくありませんが・・・。越中褌は、真ん中で結ぶようになっていますが、手作りらしいので、紐の中央をずらすことが可能だと思います。

「褌屋」:http://www.kyoto.xaxon-net.or.jp/~fsk/hundosi/index2.html

褌情報のご提供、どうもありがとうございました。「褌屋」さんは、私もアクセスしたことがありますが、HPでの紹介をまだしておりませんでした。なお、これもご存知かと思いますが、他にも緊 褌 館 ~ふんどしの庵~ というサイトがあります(http://member.nifty.ne.jp/haya10/index.html)
作者のHAYATO氏は、NIFTYお祭りフォーラムの褌会議室の常連さんでもあります。
褌に限らず、何かいい情報がありましたら、またよろしくお願いします。

No.095はじめましてです。新野 善弘さん

初めて書き込みさせていただきます。雨が降りそうな気配も見せない毎日、スコップ片手に汗を流している27歳の会社員です。 先日、部屋の押し入れを掃除していると、今年の正月明けにどこか得消えていた、もののみごとにほどけてしまっている羽織の紐を発見致しました。これはどうしたものかと、会社の同僚に聞いてみると、「固結びしたらええんよ。」と言われました。しかし、私の記憶では、ちゃんとした結び方をしていたはずですので、意を決して、本屋の女性雑誌コーナーで立ち読みをしていて、このHPを見つけました。 おかげさまで、無事記憶どおりの結び方ができまして、これで正月もひと安心です。ありがとうございました。

ちなみに、普段はといいますと、仕事が終わると、そのままパチンコや、ゲーセンに行くので、帰宅するのがすでに夜中です。あとは寝るだけですので、和服を着る「時間」が存在いたしません。ただ、これまた仕事の関係上、仕事終われば汗びっしょりという時や、週末、飲みに出かける時などは、さすがに着替えたいので、百貨店で購入した、5000円ぐらいの作務衣を着ています(動きやすいから)。なぜか、足元は地下足袋などの下にはく、先割れの白い靴下で、やつぞうり(というのでしょうか?)という、不思議な格好をしています。

ただし、12月31日ー1月3日だけは問答無用です。前述のとおり父親からぶん取った和服(アンサンブルっていうんですか?)を着ています。そして、黄色のヘルメットをかぶり、原付で外出です。信号の赤が、最大のライバルでしょうか。

作務衣も正月仕様(?)もそうですが、初めて着る時には度胸が要りました。しかし、今となっては、まわりの友人知人は慣れっこで、「やっぱ、その格好を見んと、正月きたような気がせんなあ。」とまでいってくれるようになりました。

長々となりましたが、全国にも、あえて「和服を着よう」という方々がたくさんおられて、ちょっと安心しました。これからもちょこちょjこ覗かせていただきます。それでは。

どうやら、羽織紐の結び方のページがお役に立ったようですね。なかなかダイナミックな生活ぶりのご様子ですが、そんな時こそきもののゆったりとした着心地は、きっと疲れを吹き飛ばしてくれることと思いますよ。きものを着る時間、少しづつでも増やせるといいですね。これからもどうぞ頑張って下さい。(^^)

No.096今度は帯の結び方新野 善弘さん

友人の店(飲み屋)が開店したので、そのお祝いに出かけるということになったのが1週間前。ほつれている個所があったので、会社のおばちゃん(73歳)になおしてもらおうとしてびっくり、長着が虫にくわれてるではないですか!それをみて、おばちゃんが御主人のやつを貸してくれることになったのですが、これがなんと角帯なんです。というわけで、きのう、またここで帯の結び方を調べて、何とか結べました。(しかし、20分もかかったらだめだろう。)角帯ははじめてだったので、最初はどうなるかと思いましたが、兵児帯にくらべ、なかなか着崩れしにくいもんなんですな。よかったよかった。またまた助かりました。ありがとうございました。

再び新野さんからですが、こういうお便りってとっても嬉しいです。(^^)角帯の良さも見直されたようですね。やはり実際に体験してみるってのが一番だと思います。

No.097早坂さんへ神野 光彦さんE-Mail = jinnov@dokidoki.ne.jp

早坂さんこんにちは、はじめてメールをおくります。ニフティーでは、時々おじゃましてます。

私は、現在愛媛県在住ですが、昨年の夏まで神奈川県鎌倉市に約18年住んでいました。そのとき、茶道を習い始め着物との出会いがありました。その関係上、茶会の当日着物は、女性の方に着せてもらい、帯と袴は、本とにらめっこでしたこれはいけないと思い、いろいろ探したら横浜そごう読売文化センターで、男性の着付け教室を見つけました。いやー勉強になりました。私は日本人だと再確認しました。もし、早坂氏のまわりで、きものの着付けを勉強したい方がいましたら上記センターに問い合わせてみたらいかがでしょう。装道の先生です。

質問があります。馬乗袴とあんどん袴です。確か、格は、馬乗袴が上と思います。その際、第一礼装、略礼装、外出着のとき馬乗とかあんどんとか意識せず全部OKか、あるいは、用途、目的別で意識しないといけないか、お教え下さい。

横浜の男性の着付け教室の情報、ありがとうございます。関東で探しておられる方がおられたら紹介したいと思います。

さて、ご質問の袴の件ですが、装道の先生はどのようにお答えなのでしょうか?私個人の意見を言うと、一般に使用する限りでは全部OKで構わないと思います。確かに馬乗袴の方が正式とされることが多いようですが、貸衣装には行灯袴の方が多いようですし、好みの問題でもありますから、一概に決め付けなくてもいいと思います。ただし、習い事の流儀や流派によっては袴の種類も決まっていることもあるようです。私は茶道の経験がないので、そちらでのことは良く分かりませんが、細かい指定があるのは、踊りなどで使用される仕舞袴に多いです。

行灯袴はもともと馬乗袴の略式袴として江戸末期から明治時代頃にできたものですが、この行灯袴の方を好む場合は、その着脱の容易さが主な理由と思われます。貸衣装屋さんで行灯が多いのもそうした理由のようです。なお、個人的にはやはり馬乗袴の方が好みです。まず第一に行灯より馬乗の方が歩きやすいですし、シルエット的にも馬乗りの方がカッコイイと思います。いずれにせよ、袴も好みで自由に利用してよいと考えます。あまりむずかしく考えず、きものライフを楽しみましょう。(^^)

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