肌襦袢の着方

肌襦袢は褌などの下着を付けた後、素肌に直接着ます。衿を首筋に沿わせ、前をゆったり合わせて着ます。また、肌襦袢の上から腰紐を締める必要はありません。補正が必要な人は、この肌襦袢の上からタオルなどで補正します。

肌襦袢は素肌に直に着ます

裾よけを着ける場合は、先に裾除けを着けてから、その上に肌襦袢を着ます。肌襦袢は汗取りの役目もしますので、酷暑の頃でも必ず着けるようにします。着ると着ないでは着物に染み込む汗の量がぜんぜん違います。

裾除けの上に肌襦袢を着る

肌襦袢には通常腰紐を使いませんので、肌襦袢を着た上から裾除けを巻き付けると、腰巻の紐が腰紐の代わりとなり、長時間着ていても肌襦袢が帯の上までずり上がりにくくはなります。ただ、体型によっては肌襦袢の袷が緩んで着崩れた場合、帯の下から肌襦袢を引っ張って着崩れを直すことは困難になります。下着は自由な着方でも構いませんので、自分に合った着方を見つけましょう。