「男のきもの大全」忘年会 1998
今年、10月31日に開催した「男のきもの大全会」の記憶もまだ新しい12月19日、東京浅草の「貞千代」さんという和風旅館で、「男のきもの大全・忘年会」が賑やかに開かれました。大全会の当日、まだその日の会も終わらないうちに、一部のご出席者の方々の間で早くも当会の忘年会の企画が持ち上がり、そのまま実現となった次第です。今回、忘年会の幹事役として骨を折って下さった南さん、細野さん、泉二さんに心からお礼申し上げます。また、年末のご多忙な折にお集まり頂いた皆さん、ありがとうございました。本当に感極まるような、最高の忘年会でした(^^)。参加された皆さんも、それぞれに楽しまれたことと思います。
この日の会には、宴会のメインとして幇間(たいこ持ち)の第一人者、桜川米七師匠をお招きし、その伝統芸をたっぷりと堪能させて頂きました。また今回は、NHKのニュース番組でおなじみのNHKチーフ・アナウンサー鈴木桂一郎氏、「きものサロン」誌の編集長を始めとする新たな参加者も多数加わり、前回にも増してますます多彩な顔触れとなりました。これらの方々のご協力による今後の展開が楽しみです。
個人的にはこの一年、皆様のおかげで様々な形で「きもの」との関わりを持つことができました。それらの締めくくりとして、このような忘年会まで開くことができるとは本当に感無量です。ちょうど一年前、このホームページをひょんなことから開設した当時、一体誰がこうした未来を想像し得たでしょうか?着物を愛好する皆様の直接的な集まりが、これほどのパワーを集めるとは驚きですが、同時に心強い嬉しさ、頼もしさを改めて感じることができました。「きもの」には、こんなにも人々を熱くさせる魅力が秘められていることを、この日感じずにはいられませんでした。
着物全般の将来は、今なお厳しい状況にあることも事実ですが、きものを愛好する人々のこれからの取り組み方次第で、この先まったく新しいきものの世界が開けることでしょう。きもの好きな全ての人に、楽しみな未来が訪れる日も、そう遠い日のことではないような気がします。まだまだこれから、何もかも始まったばかりです。来年もますますみんなできものライフを盛り上げましょう!(^^)
浅草の名旅館「貞千代」 |
会場となった、浅草の和風旅館「貞千代」は、着物姿がまさにぴったりの江戸情緒溢れる風流な和風の宿です。外観のみならず、室内の至る所が和風な宿で、江戸時代にタイムスリップしたかのような錯覚を覚えるほどです。さらにここは、意外にも都内でも珍しい天然温泉が湧き出しており、名実ともにたっぷりと温泉気分が楽しめます。今回は我々男のきもの愛好者のために、この貞千代のご主人、望月さんより格別なご協力を頂き、実現したものです。改めてご協力に感謝致します。
忘年会の様子 |
今回は、一参加者としてみなさんとたっぷりおしゃべりを楽しんだり、美味しい料理に舌鼓を打ったりで、わずかな写真しか撮れていません。以下の画像はほんのさわりだけですが、当日の模様をどうぞご覧ください。
幹事役を引き受けて下さった写真家の南正時さん。 どうもお疲れ様でした。 | この日初めて参加の方々による自己紹介。 本当に多彩なメンバーです。 |
幇間(たいこ持ち)の第一人者、桜川米七師匠の伝統芸。 何しろ今やお弟子さんを含め、日本に4人しかいないという稀少な存在。 滅多にお目にかかれないものを、目の前で堪能させて頂きました。 実際、掛け値なしで全く面白かったです。最高でした。 機会があれば、皆さんもぜひ一度ご体験下さい。 | |
真ん中の方が、NHKの鈴木桂一郎アナウンサー。 右端の泉二さんのお店に羽織紐を買いに見えた のがきっかけで、今回参加されることに。 きものはもう20年以上も着ているとか。 なかなか貫禄のある着姿でした。 もしかしたらそのうち、彼の持つ番組枠の中で、 男のきものを取り上げてもらえるかも知れません。 ぜひともよろしくお願いしますね! | 美女二人と。後ろで踊ってるのは誰?(^^;。 右は前回に引き続きご参加下さった 女優の磯村みどりさん。この日のお召し物は 夢の助ブランドの男物。これが楽でいいんだとか。 左は、初参加の(株)M&Cの菊池さん。 お仕事はグラフィックデザインだそうです。 |
この日は丁度、浅草の羽子板市で大変な人出。 2次会の前にみんなで見物に出かけました。 磯村さんは毎年色男の羽子板を買っているとか。 | 世界文化社の家庭画報編集部のお二人。 きものサロン編集長の富岡さん(左)と、 同編集部の矢飼さん(右)。 この方々との出逢いが、来年新たな 動きを生むことになるかも!? |
3次回で盛り上がる面々。 たいこ持ちの桜川米七師匠も合流され、和気あいあいの雰囲気に。 | |
翌朝、玄関の前で。右奥の男性がご主人の望月さん。 私を始め10名ほどが宴会の後、そのまま宿泊しました。 一足先にお正月が訪れたような、心が晴れ晴れするような朝でした。 来年も「男のきもの大全」をどうぞよろしく!(^^) | |
何とも粋な?宿泊証明書。 これさえあれば朝帰りも大丈夫!?(^^; |
去る、平成10年10月31日に開催した「男のきもの大全会」の様子が、1999年2月20日発売予定の「家庭画報特選きものサロン’99年春号」に掲載されるとのお知らせを行っておりましたが、掲載時期、内容ともに変更となりました。お詫びの上訂正させて頂きます。
みなさん、どうぞ良いお年を!