第7回フォトアルバム

第7回「男のきもの大全会」

「きもの学」のダイジェスト講演 & 歌助師匠

きものを楽しむ上でのポイントについてなど、「きもの学」講義の内容を語らせていただきました。


歌助師匠の落語に聞き入る皆さん

恒例 参加者自己紹介

十日町のきれいどころの皆様と、兵庫県から参加の吉本さん(左端)


お馴染みパールトーンの國松社長(左)と、はるばる海を越え香港から参加の鈴木さん(右)

十日町で20年続くきもの愛好団体「きものの集い」の祝賀会に参加

なぜかドイツの方々も(左)。「ステキで賞」のプレセンターは大学教授の川本先生(右)。

↓たくさんの参加者の皆さんと。






十日町市内の着物産地見学
産地見学では、すくい織りの渡吉織物さん、十日町に残る最大規模の由緒ある古民家の持ち主グンゼ産業さん、
そして十日町の歴史を詳しくお聞かせいただいた佐野良吉さん、きはだやの関口憲太さんにお世話になりました。
また、裏方として駆け回って下さったクロステンの庭野さんはじめ大勢の皆さんに感謝いたします。ありがとうございました。


すくい織というのは、横糸を爪を使って通しながら織り上げるもので、実に気の遠くなるような作業。恐れ入り感服。


渡吉織物さんでの見学風景。


実際、ほとんどの工程が手作業によるもの。


実は、渡吉織物さんは、桂 歌助さんのお母様のご実家でもあるのでした。


織り上がった反物。実にきれい。絣としてはモダンな感じのする独特の幾何学模様。


左は見学した民家の二階窓から見た十日町市内の様子。歩道の屋根に見えるところまで冬は雪で埋まり、この屋根が冬の歩道になるそうです。


きもの産地ならではの「手織り用品専門店「滝長商店」にて。染料から手機まで何でも揃うお店。


左の杼(ローラーシャトル)はお値段\3,990ナリ。他にも専用部品などがズラリ。

  
十日町の史跡を訪ねて移動中。和傘がいいですねえ。

  
十日町発祥の歴史を詳しく語る新潟県民芸協会会長の佐野良吉さん(黒羽織の人物)。傘を持つのはきはだや関口さん。実に勉強になりました。

震災の爪跡

道路がうねり、電柱が傾いています。各所で復旧工事が今もなお続いていました。右は折れた鳥居の根元(現在は新しく建替えられています)。


写真や文章でご紹介できなかった時間の中にも、たくさんの出会いや感動や驚きがあった十日町大全会でした。
そして私は改めて、“きものは今なおこの国で生きている”と確信したのです。
生活のためのきもの、楽しむためのきもの、衣服としてのきもの、伝統文化としてのきもの。
きものの未来が、またひとつ見えたような気がします。
十日町の皆さん、参加者のみなさん、ほんとうにありがとうございました。
これからも、共にきものを大切に愛してゆきましょう。

早坂伊織