1998年10月分

No.099私も和服が好き新井繁男さんE-Mail = arai@sacs.sv.saitama-u.ac.jp
URL= http:// www.k.tsukuba-tech.ac.jp/aboutD/HTML/arai.html

ネットサーフィンで男の角帯の結び方を拝見し、それ以来、勝手にリンクを張らせていただきました。久しぶりに拝見しましたら、充実しているのに驚きました。今後も引き続き拝見させていただきます。

ぜひまたご感想などお寄せ下さい。待ちしております。(^^)

No.100私も女性仕様の着物です。工藤寿斎さんE-Mail = cedar@blk.mmtr.or.jp
URL= http://www.blk.mmtr.or.jp/~cedar/jindex.html

こんばんわ。以前何度か訪問してたのですが、久しぶりに拝見して皆さんの着物に対する熱意が前にも増して熱いものであることを痛感しています。さてどなたかが「女性仕様」の着物のことを心配していましたが、私の場合は意識的に女性仕様に仕立ててあります。といいますのも、私は趣味で日本舞踊を嗜みます。勿論男性仕様でも構わないのですが、八掛けなどは色物も多く、またすべりも若干良いことからほとんどの着物を女性仕様にしてあります。それだけでなく、長襦袢も女物を用いています。男性用の袷の物も持ってはいますが、女性用の単衣の方が軽くていいです。但し柄だけは小柄で年配の女性が好むような、換言すれば男性が着てもおかしくないものを選んでいます。(長着も同様です)それから長着の袖の付け根には三角形の力布(ちからぬの)を付けた仕立てになっています。このほか冬場は白い膝までのストッキング(脚半)を着用します。これはこのホームページでも掲載されていないのですが、裾から股引が見えるのは何となくダサく感じるからです。見た目にもスマートですし、随分暖かいですよ。更に裾除けを着用する場合は、踊り用の輪になったものをします。これですと 少々足を開いても脛が見えないですし前がはだけても大丈夫です。これらの和装小物はいずれも女性用で最初は勇気がいりますが、一度着用すればその良さがわかります。いずれにしましても着る人がいいと思えばどんな着方、どんな仕様でもいいと思います。

実は私の妻は着付けの教師をしているほか、まったくの我流ですが、和裁も趣味でこなします。また染織もやってます。そんなこともあって海外の素材を使って着物にするなんてことをやって楽しんでいます。数は少ないですが、タイシルクで私の袷を作ったり、インド・シルクのサリーで彼女自身のスプリング・コートを作ったり。タイシルクは紬ですが、日本のものとは光沢が全然違いすごく光ってみえます。着心地の方はやや硬い感じです。サリーはデザイン的にすごく面白く、日本の反物では絶対にない、逆にいえば着物のイメージとは程遠い柄で、着るのにちょっと勇気がいるようなものになっています。

HPの今後の更なるご発展をお祈りしています。

工藤 寿斎

今回ご紹介頂いた、女性仕様の着物の利用、興味深く拝見しました。私も個人的には女性用の長襦袢など、男性向けにはまずない色柄に魅かれることが結構ありますが、体型的に反物の幅と長さが足りないことが多く、利用できる方が羨ましいです。(^^;男女とわず、こうした活用がもっと幅広く行われると楽しいですね。

No.101お店教えてください。匿名希望さんE-Mail = bosan18@naa.att.ne.jp

私は名古屋在住のものです。購入に不自由しているのですが、どこか名古屋あたりでいいお店を知って見えないでしょうか。よろしくお願いします。

名古屋はあんまり詳しくないのでごめんなさい。名古屋在住の方からの情報をお待ちしています。

No.102情報募集について金田さんE-Mail = caneda@pop13.odn.ne.jp

はじめまして金田と申します。先日パソコン初心者の私が、苦労してみつけた「男のきもの大全」は、きものに対しても初心者でかつ無知な私にとっては、すでにバイブル的な存在になっており、早坂 伊織さんには感謝の気持ちでいっぱいであります。

さて、今回インターネットできものを調べようとしたきっかけは、元々興味があったというのもありますが、友人の結婚式に招待され、いったい何を着て行けば良いのかと悩んだからです。今まで私が結婚式に招待された場合は、黒いスーツ(フォーマル)に白いネクタイだったのですが、妻は、最近はソフトスーツに色ネクタイが普通で、黒いスーツに白ネクタイは田舎者だというのです。私は、結婚式をしなっかたので、他の人がどのような格好をしているかは、あまり気にしなかったのですが・・・

「男のきもの大全」の中で、だいたいの服装は把握できましたが、実際私は、紺の紬の長着と羽織のアンサンブル一竿しか持っていません。袴はもしかしたら知人に借りることが出来るかもしれませんが、もし、着流しでも差し支えなければ、それにこしたことはないのですがどうでしょうか?また、畳表の十両下駄を持っているのですが、やはり雪駄でなくてはならないものなのでしょうか?無知ゆえの質問で恐縮ですがご意見をお聞かせ頂けたら幸いです。できれば、これを機会にきものを多用したいと考えています。これからも「男のきもの大全」を楽しみにしています。最近は、寒暖の差が激しく変わりますがお身体にお気を付け下さい。

ご質問の結婚式での和装についてですが、個人的には新郎でさえ、黒紋付羽織袴に白足袋でなければならない、なんてことも規定しなくてもいいと思っているほどなのですが、今の世の中そこまで柔軟ではありませんよね。(^^; そんなわけで、固いことは言いたくないのですが、カジュアルなシーンならともかく、やはりフォーマルな場では、現在常識的と思われる服装がやはり無難であるとの前提で、ご質問にお答えします。

まず、フォーマルな場では、一般に着流しは不適切です。また、畳表であっても、下駄も不適切です。畳表の雪駄である必要はありませんが、雪駄か草履をご利用下さい。それから、紬の着物というのも本来はNGです。お召か色紋付などがこういう場では一般的です。紬は絶対に駄目という訳でもないのですが、やはりフォーマルな場に出る時は、最低でも羽織に一つ紋(背紋)がなければ、避けた方が無難です。和装の場合、フォーマルウェアは紋付が必須条件となります。パーティー形式で、主催者が平服でと指定をされていれば、お手持ちの紋無し紬上下で出かけても構わないかもしれませんが、それでも袴は着けた方が無難です。

ところで、個人的には以上のようなことはどうでもよいとは思うのですが、やはり結婚式などの場では、古い考えでモノを見る人もいると考えた方が無難です。金田さんご自身が不評を買うばかりでなく、新郎新婦本人までもが、あとあと思わぬことをご親戚などから愚痴られ、不快な思いをされるようなことがあるかも知れません。(以外と多いんですよ、このテの話って・・・(^^;)そんな訳で、お気を悪くされないで欲しいのですが、現在ではまだまだ、そんな意識で見られることの方が多いので、ご説明もこうなってしまいました。

> できれば、これを機会にきものを多用したいと考えています。

とっても嬉しいコメントですね(^^)。でも、無理して和服を新調してまで和装でご友人の式に臨まれるより、黒いスーツ(フォーマル)に白いネクタイでもいいのはないでしょうか。決して田舎者なんてことはないと思いますよ。少なくとも、紬のきものの着流しで出席して注目を浴びるよりはよほどいいのではないでしょうか?和装でのご出席は、お手持ちの衣類が整ってからでも遅くはないとも思います。

いろいろと、ご事情もわからずに勝手な意見を申しましたが、どうぞご容赦下さい。よろしくご判断のほど、お願いします。

No.103おもしろかった・・・琵琶さん

はじめまして、初めてじっくりと(とはいってもまだ一部ですが)拝見いたしました。男性の方の和服について、ここまで詳しい情報が得られるのは、世界広しといえども、早坂さんのホームページだけでしょうね。本当に興味深いことばかりでした。「きものくらぶ」のリンクページからきましたが、さっそくブックマークにも加えました。これからも、日常着としての着物について、いろいろなお話が読めることを期待しています。私自身も、日常着としての着物に興味しんしんなので・・・。 

ありがとうございます。ぜひ実際に着てみてのご感想もお願いします。(^^)

No.104買ってしまいました・・・琵琶さん

きのう、笹島寿美さんが神無書房から出しておられる、『男のキモノ』という本を買いました。本屋で立ち読みしていたら、とても欲しくなってしまったのです。本のデザインも、モデルもさることながら、着物の組み合わせがかっこいい!のが一番の理由でしょうか。それに、この本には、なんと裃の着付け方まで載っているのです。また、甚平や作務衣、軽さん、それに綿入れ半天まで載せているのも、なかなか好ましくてよかったです。女性の着付けの本などに、申し訳程度にのっていた男性のきもの。この本をきっかけに、着物姿のかっこいい男性が、もっと増えてくれないかなー。笹島さんの本は、和服関連書籍のページに追加紹介しましたので、ご参照下さい。

※掲載原稿の著作権はそれぞれの投稿者に帰属します。