千と千尋の神隠し

(C)2001ニ馬力・TGNDDTM

休み初日でもあるこの映画の公開初日に、子供と一緒にさっそく見てきました。今まではトトロが一番好きだったけど、これも面白い。マイッタ。言うことなし。というか、これはもう永遠のファンタジー。作品的にも流石というほかありません。作品解説は至る所でされると思うし、左のパンフレットにも宮崎監督自身のコメントが満載なので、ここでは触れませんが、個人的には「もののけ姫」より絶対こっちが好きだなあ。10歳の小さな友人たちのために作ったという作品ですが、大人もみんな、10歳の自分に意識を戻してぜひ見よう!自分の中のまだ気づいていない力を見つけるために、本当の自分を信じる勇気を持つために、この映画はたくさんの夢を与えてくれます。

これは映画に登場する「オオトリさま」のキャラクター根付け。映画全体が和風な雰囲気のせいか、キーホルダーでなく根付けとしてのキャラクター商品も。映画の風景のイメージは、「江戸東京たてもの園」からということなので、これをきっかけにそちらもブレイクするかも。また、キャラクター衣装の大半が着物?なのも嬉しい要素です。カエル男の青蛙は着物を裾からげして六尺褌だし、大根の神様として登場する「おしらさま」は赤い越中褌?。

主人公たちは水干のような着物で襷がけをして湯屋(風呂屋)で働いていて、リンという女の子が千尋にこの制服?を与えた時、「ほら、ハカマ!」と叫ぶセリフがあったりしました。この異世界では和装がとても自然な感じで羨ましいなあ、なんて他の観客の考えないことを思ったりして。まあ、それはアニメ映画の世界のお話ではありますが、この現実世界もそんな風に和装「も」当たり前で自然なものになって欲しいです。

2001年7月21日 掲載