和服生活日記~1998年3月

1998/03/03楽しい?「ひなまつり」(^^;

ああ、今年もひなまつりの季節がやってきました。子供は嬉しくてはしゃぐけど、親は大変。この七段かざりのひな人形は、階段状の土台を組みたて、赤い毛せんをかけてピンで端を止め、人形やら小物やらを並べてゆくのですが、そりゃあもう、えらく手間のかかる作業でして、全部飾り終えるのに2時間近くもかかります(何回飾っても全ての置き場所が覚えられないし・・・)。長女は今小学一年生なのでようやく少しは飾るのを手伝えるようになりましたが、細かい部分は無理なのでほとんど親の仕事。五人官女やら随身などの烏帽子や鼓、弓矢に刀など全部別パーツになっていて、いちいち人形一体ずつにかぶせたり、持たせたりするんですよぉ。飾ってあるのを見るのは本当にきれいで「日本の春」って感じですが、毎年の苦労を考えると最上段の二人組みのセットにするのが賢明ですよ!なにしろ、ひなまつりが過ぎたらさっさとまた片づけなくてはならないのですから。早く大きくなって全部自分で飾ってくれぇ~い!

ちなみに、うちの子(長女)は幼稚園のとき、このひな飾りのパーツやらタンスやらを勝手に幼稚園に持っていって、ままごと遊びをして先生に叱られたことがありました。大きくなったらきっと楽しい思い出にはなるでしょうね。ほんとは子供にも着物着せたいんですけど、あいにく子供用の着物までは揃えてないんですよねえ(なぜか、あんまり着たがらないし)。

しっかし、ひな人形ってしっかり正絹の十二単だし、
もしかして人間よりいい着物着てるのかも?!(^^;

1998/03/13「日経ゼロワン・4月号」で紹介されました

これが掲載号の表紙

3月13日発売の、「日経ゼロワン・4月号」、164ページのオンライン・エンターティナーのコーナーで、当ホームページが紹介されました。なんと、このコーナーのトップページでの紹介で、他の掲載者の方々よりも、ちょっぴり大き目な写真で紹介されてしまいました(小さい写真でよかったのにぃ~^^;)。それはともかく、巨大なデータ量の内容を、うまくご紹介頂いており、ライターの方には大変感謝しています。編集本当にご苦労様でした。また機会があれば、こうした一般誌でも「和服」を取り上げて欲しいものですね~。

ただ、インタビューとホームページに書いた内容とを取り混ぜて記事にしてあり、どちらも情報量が多いこともあってか(インタビューも結構長かった)、情報が正確に整理されていない部分などありましたので、ちょっとだけ、こちらで補足しておきます(決して、担当のライターさんが悪いわけではありませんので念のため)。

  • 私の恥ずかしくも怪しい(^^;プロフィールで紹介されている「ニフティ男のきものフォーラム」は「ニフティ・きものフォーラム(FKIMONO)」が正しい名称です。
  • 「休日の外出着はウールの着物」という部分がありますが、これは「休日などのちょっとした外出(近所の散歩とか、駅まで家族を迎えに行くとか)は、普段着の着物のまま出かけますよ。」と話したことがこう表現されているようです。ま、別にどうたらいうことじゃないんですけど、「外出する時はいつもウール」ってわけじゃないので念のため。(^^;ちなみに、何か目的があって和服で外出するときはやはり紬類の着物が多いですね。
  • 「フリーマーケットへ行けば1万~2万くらいで古着を見つけることもできますよ」・・・これは「安く着物を手に入れるなら、古着屋さん以外にもフリーマーケットを覗くという手もありますよ」と話した話題についてですが、素材や品物の説明が省略されているので補足します。確かに1~2万くらいで買えるアンサンブルの着物もありますが、フリーマーケットなら500円とか1000円くらいからでも着物や羽織り、長襦袢などが手に入ります(そのまま着れるものは少ないと思いますが)。

細かいことにツッコミを入れてしまいましたが、全体的にはよくまとめて下さったと感心しています。私自身、こういう経験は初めてでしたし、楽しく、またよい経験にもなりました。「日経ゼロワン」はデジタル製品・コンテンツなどを扱った電脳マガジンですが、こういう和服とまったく関係なさそうな雑誌で紹介されるのも、なかなかGoodな事だと思います。反響が楽しみですが果たして・・・?

最後に、この雑誌の取材のため、お店を使わせて頂いた、「銀座もとじ」の泉二社長を始め、従業員の皆様に、改めてお礼と感謝の意を表します。本当にありがとうございました。

1998/03/??「ぷよぷよ」のコンパイル倒産!

3月何日だったか忘れましたが、ファミコンなどのゲームソフト「ぷよぷよ」で有名なコンパイルという会社が倒産しました。典型的なベンチャー企業の倒産として報じられていました(銀行の融資がストップ)。この会社、写真のような「ぷよせん」(おせんべい)や「ぷよまん」(ぷよぷよの形のおまんじゅう)とかまで作って売っていたんですよ(事業を広げすぎるのもやはりマズイのね)。和服とは何の関係もありませんが、たまたま倒産前日に写真の「ぷよせん」を頂いたもので(^^;(子供には人気あったんですけどねえ。結構おいしかったし)。

1998/03/28「東京本染ゆかた」の工場見学をしてきました!

またまた、東京出張の合間に、このホームページ読者である単衣者さんのご紹介と案内で、東京足立区にある東京本染ゆかたの染物工場、「清水染工株式会社」さんに工場見学に行ってきました。とっても丁寧な専務さんのご案内で隅々まで見学させて頂き、大変よい勉強になりました。詳細については「和服見聞録」でリポートしますので、どうぞご期待下さい。単衣者さん、工場のみなさん、ほんとうにお世話になりました。心よりお礼申し上げます。

1998/03/31オリジナル曲作りました!

4月1日のホームページ更新時に、かねてから考えていたオリジナル曲のBGMを入れました。この曲は10年以上も前に作ったものですが、春らしいメロディ?なので今回使用してみました。今回掲載した「心めぐらせて」は、タイトル・歌詞共に、当初のものとは変えて今回新たに作り直したものです(昔書いたのは全然違う内容なんで、少し和服の未来のことを考えながら書き直してみました)。ブラウザにMIDIデータ再生の可能な機能もしくはプラグインソフトが組み込まれていれば曲を聞くことができます。「心めぐらせて」の歌詞を掲載したページを開くと、BGMとしてエンドレスで曲が流れるようにしてあります(曲データ自体はワンコーラス分ですが)。

短い曲ですが、半音早く歌わないと歌詞とメロディが合わないので歌うのは難しいかも知れません(誰も歌わないって?(^^;)。決して商業的な曲作りにはなっていませんので、でたらめな部分もあるかと思いますが、この曲のご感想などありましたら何かのついでに教えて下さいね。(^^)